【徹底比較】最新ランニングシューズのおすすめランキングは?各ブランド注目シューズをご紹介
Jun 25, 2019 / SHOES
Mar 19, 2024 Updated
ダイエット目的でこれからランニングをはじめたいという初心者ランナーも、フルマラソンでサブ4やサブ3を目指したいというタイム志向のランナーも、いつまでも楽しく走り続けたいファンランナーのみなさんも、避けては通れないのがランニングシューズの話題。
レベルや目的によって選ぶべきシューズはさまざま。メーカー各社から次々と最新のテクノロジーが搭載された新たなプロダクトが発表されるので、迷ってしまう方もいるのでは? そこで、Runtrip Magazine編集部がこれまでご紹介してきた記事を、ランニングシューズの選び方や、メーカー別のおすすめシューズ、その他知っておきたい豆知識など、さまざまな切り口にまとめてご紹介します。
目次
そもそもランニングシューズが必要な本当の理由とは?
まず、そもそもランニングシューズって必要なの?スニーカーじゃだめの?という方も少なからずいるのではないでしょうか。結論から申し上げると、長くランニング・ジョギングを楽しみたいなら絶対にランニングシューズへの投資は惜しまないでください。
お時間があれば、こちらの動画で100本以上のフルマラソンを走ったランニングコーチのレジェンド高橋さんによるビギナーへのQ&Aとして解説頂いていますのでぜひご覧いただきたいのですが、ポイントのみを説明すると「安全に走るために一番大事なものがランニングシューズ」「効率よく走るために一番大事なものがランニングシューズ」「靴と時計にはお金をかけろ」と断言しています。
当たり前ですが、地面との唯一の接点は「足」です。10kmスロージョグしただけで1万歩にも達する(個人差はあります)ほどの地面との接触頻度は、歩く場合とは桁違いに足や膝に衝撃を与え、当然続ければ続けるほどその疲労は蓄積していくことになります。
また、間違ったランニングフォームやランニング専用ではないシューズで足や膝の一部に過剰に負荷がかかった状態でランニングを続けていたら、逆に体を壊してしまうことになってしまうことは、科学的根拠を眺めなくても明らかなのではないでしょうか。
ランニングを楽しく怪我なく継続するためのマストアイテムとして、ぜひ自分に合った、そして折角であれば新しいアイテムで走るモチベーションもアップするランニングシューズを見つけてくださいね。
ランニングシューズの選び方!初心者なら気になる疑問にお答えします
昨今、多くのメーカーから様々な種類のシューズが発売されています。それだけに、自分にぴったりのランニングシューズを選ぶためのポイントを知りたいですよね。ランニングシューズを選ぶ際に大切にしたいポイントとして、『使用する目的を明確にする』『実際に履いてみる』『実際の状況に近づけて履いてみる』ことが挙げられます。
1. ランニングシューズを選ぶときのポイントとは?|スタイルや目的・ペースを考慮する
シューズを使用する目的を明確にしてから、シューズのサイズや機能性、クッションを基準に選ぶと良いでしょう。ランニングシューズは、使用目的や実際に走りこむペースによって機能性が異なります。ダイエットや健康を目的に走るシューズと、レースで速さを追求するシューズでは、サポート機能やソールの屈曲性などに違いがあります。まずは、シューズを使うシーンや目的を思い浮かべてみましょう。
2. ランニング初心者にオススメのシューズとは?|クッション性とサポート機能
ランニング初心者の方は、ダイエットや健康を目的に走り始める人が多いと思います。ゆっくり長く走ることを目的に考えると、足にフィットするサイズで靴底のクッション、サポート機能があるランニングシューズがオススメです。サポート機能が充実した初心者向けシューズは靴底(ソール)が厚く作られる傾向があります。また、靴底の前方、母子球あたりが屈曲するシューズが筋肉に負担が少なく前へ進めるシューズです。
3. 足にフィットするズレないサイズの選び方は?|甲とかかとの重要性
どんなに機能に優れたシューズでも、シューズに足のサイズが合っていないと(小さすぎても、大きすぎても)疲れやすかったり、足にトラブルが起こる原因に。サイズ選びのポイントは、指先が動くくらい自由度があっていいものの、足の甲・かかと部分がしっかりとフィットしていること。シューズがフィットすると、走っている最中にシューズの中で足がブレることがなくなります。また、足囲(ワイズ)も重視しましょう。DやE、2Eなどの表記がワイズと言われるものです。一般的な足囲は2Eですが、足幅が広い人には3Eや4Eのワイドモデルが展開されていたり、足幅が狭い人にはDのスリムモデルが展開されているのでチェックしてみてください。
4. クッションの硬さ・柔らかさや反発性は意識して選んだほうがいい?
各ランニングシューズブランドが『安定性とクッション性の両立』を求めてシューズを開発しています。そのため、本来クッションの硬さに大きな差はなく、硬い・柔らかいとは、人それぞれの主観によるところが大きくなります。ただ、初心者の方はご近所の道などアスファルトの上を走ることが多いと思うので、できるだけ厚底でクッション性の高いシューズを選ぶことをおすすめします。
5. 話題の「厚底」シューズはランニング初心者でも取り入れるべき?
数年前は「厚底」といえばナイキのシューズでした。トップ選手がこの厚底ランニングシューズを履いて次々と記録を塗り替える様子は、自分も履いてみたい!でも初心者だと履きこなせないかな?そんな思いを抱かせることもあると思います。ランニングシューズメーカーの最新の各種モデルの中でも、初心者向きかつ「厚底」のものがリリースされるようになりました。つまり「厚底」というだけで選ぶのではなく、「厚底」なそのランニングシューズは、どんな走り、レベルにフィットするものなのかをしっかりと調べてたりして選ぶ必要があります。
6. 試し履きをせずに買ってもいい?
ランニングシューズはメーカーやモデルによってラスト(足型)が異なります。そのため、実際に履かずに購入すると後々トラブルの原因になることも。できるだけ、試し履きしてから購入されることをおすすめします。お店で試し履きをするときは、実際にそのシューズを使う状況に合わせることが重要です。たとえば、どの時間を選ぶかで足は変化します。一般的に、足は午前中には引き締まっていますが、午後から夜になるとむくんで大きくなってきます(もちろん個人差はありますが……)。
そのため、午前中に走るためのシューズを夜に買ってしまうと、ためし履きをしたときよりもシューズが大きく感じて、靴ズレなどにつながってしまうかもしれません。そしてその逆も。シューズを買う時間帯と自分の足の大きさを気にしながら、実際の状況を考えて買うようにしましょう。
その点、最近ではAmazonなどネット購入でも「お試し可能(Amazon Prime Wardrobeなど)」や返品可能な場合が多いですから。むしろネット経由で購入してお家でじっくり試着してみる、合わなければ返品するというのもオススメです。
また、ソックスも重要な要素。特に女性は、気をつけたいところ。ストッキングやタイツのまま履くのとランニングソックスでは条件が変わってきます。一番のオススメは、いつも履いているソックスを持参して試し履きをしてみることをおすすめします。
7. 通販サイトで安くなっている旧モデルを買っても良い?
各メーカーで機能性が高いシューズが販売され、旧モデルを購入してもサポートを感じることはできます。一方で、各メーカーでは、より良いシューズを開発するために日々研究を重ねていて、同じシリーズでも1世代モデルが違うだけで「全く違うシューズ」のように進化していることも。1世代前でセールになるシューズも狙いどころではありますが、足をしっかりとサポートして、ランニングを楽しむという意味では、最新のランニングシューズに投資することをおすすめします。
■シューズアドバイザー藤原さんに教えていただいたシューズの選び方はこちら
ブランド別2024年おすすめランニングシューズ
選び方がわかったところで、次にどのランニングシューズブランドがおすすめなのでしょうか。
ここでも、ぜひ知っておいていただきたいのが、どのブランドのシューズもランナーのことを一生懸命考え抜いて開発された素晴らしいプロダクトだということです。だからこそRuntrip編集部としては、『何足かランニングシューズを保有して、その日の気分や目的によって使い分ける』というランニングの楽しみ方をして欲しいと考えています。
目的にあったシューズを選択することで怪我のリスクも減ってきますし、マンネリ打破になることも。いくつかランニングシューズを使い分けるということは、ランニングを楽しく継続する上でも重要なことなのです。
また、Runtrip Channelの動画では、2024年ランニングをはじめたい人におすすめするランニングシューズを紹介しています。ランニングの目的や目標ごとに、それぞれに合うシューズを紹介しているので、ぜひご覧ください。
ナイキのおすすめランニングシューズ
ナイキといえば世界最大のスポーツブランド。世界記録を狙う一流のトップアスリートから、楽しくおしゃれに走りたいビギナーランナーまで、レベル・性別・年齢問わず多くのランナーが履いています。
2017年には、フルマラソンで2時間を切ることを目的に立ち上げられたプロジェクト『Breaking2』で世界中を圧巻し、そこを皮切りに生まれたランニングシューズ『ヴェイパーフライ』を中心に、いわゆる厚底ブームを作り出しました。
ここからは2023年最新ナイキの人気・定番ランニングシューズを5つご紹介していきます。
ナイキの超定番シューズ|エアズームペガサス40
まず、どんな方にでもおすすめしたいナイキの定番ランニングシューズが、こちらのエアズームペガサス40。ビギナーの方でも安心して使用できる安定さもあり、シリアスランナーの方の普段のジョギング用としてもバッチリ使えます。実力のみならずデザイン性も含めて多くのランナーから支持されています。
30年以上に渡ってモデルチェンジを続けてきたシューズは他ブランドを見ても、ペガサスくらいでしょう。前作と比較してアップデートされたのはアッパーのみですが、このマイナーチェンジが全体的な履き心地の良さにつながっています。
厚底レーシングシューズ最新モデル|ヴェイパーフライ 3
多くのランナーから注目を集めるナイキの厚底レーシングシューズ『ヴェイパーフライ』シリーズがアップデート。これまで反発性の大きさに伴って横揺れの大きさが履くランナーを選ぶモデルでしたが、今作はより多くのランナーが扱いやすいシューズへと変化しました。マラソンシーズンの勝負シューズとして足を入れてみてはいかがでしょうか。
フライニットアッパーから進化|ズームフライ 5
ヴェイパーフライはお値段的にちょっと…という方や、そこまで高いレベルで走る訳ではない…というランナーに向けて、「一般向け」の位置付けと言える厚底シューズがズームフライ。最新モデルは5代目の『ズームフライ 5』です。近年は幅広いランナー向けに改善され、今や多くのランナーがこのスタイリッシュなシューズを履いているのを見かけますね。ナイキの中では人気、実力ともに定番のシューズです。
ヴェイパーフライはマラソンサブ3を狙うランナーなど、ランナーのレベルを選ぶシューズでした。走力と筋力があるランナーだからこそ長い距離を走っても、ズームXフォームとカーボンプレートによる反発力、推進力の強さに耐えられるとされてきました。一方、ズームフライはヴェイパーフライに比べると、比較的どんなランナーでも使いこなすことができるシューズです。最新作『ズームフライ 5』は新たに『ZoomXフォーム』がミッドソールに採用され反発性がアップ。従来の履き心地の良さはキープされており、レーシングシューズにナイキの厚底シューズを手に入れてみたいという方はまずズームフライを履いてみるといいかもしれません。
また、ズームフライの決定的な魅力は、ヴェイパーフライと比較して安価で手に入ることです。ヴェイパーフライ ネクスト% 2は26,950円(税込)とかなり高額になります。『ズームフライ 5』であれば、定価でも18,700円(税込)と手が届きやすい価格で販売されています。そういった意味でも、ズームフライはお得にナイキの厚底シューズを体感できるシューズといえるでしょう。ちなみに、ズームフライはカラーバリエーションも多く、おしゃれなウエアに合わせたり、私服と一緒に普段履きというコーデも楽しめるでしょう。
“怪我ゼロ”への挑戦|インフィニティラン 4
ナイキから“怪我ゼロ” への挑戦として、登場したナイキ インフィニティラン。ケガを減らす可能性に着目して開発されたこのシューズは、2023年にさらなる進化を遂げて『インフィニティ ラン 4』が登場しました。今作では、『React』フォームから『React X』フォームになり、前作と比較して反発弾性が13%向上。柔らかくバウンド感を感じられるデザインに仕上げられています。クッション性と安定感、ガイドを兼ね備え、レベルを問わず履きこなせる一足です。
アルファフライのテクノロジーを踏襲|エア ズーム テンポ ネクスト%
ハイエンドモデルのレーシングシューズ『アルファフライ ネクスト%』の特性を踏襲し、そのうえで耐久性に優れ日々のトレーニング用としても使える最新の厚底モデルです。
『テンポ ネクスト%』の大きな特徴は、『アルファフライ ネクスト%』と同様、“ナイキ ズーム エア ポッド” が前足部にも使用されており、反発感のあるクッショニングや推進力を味わえる点。また、ミッドソールのプレートには柔らかい合成素材が用いられており、長距離でも快適かつ安定して走れるようサポートしてくれます。さらに、エネルギーリターンと反発性が高い『ズームX フォーム』がミッドソールの中足部および前足部のプレートの上に、優れた弾力性とクッション性を両立する『リアクトフォーム』がかかと部分に搭載。
これらの進化により、ナイキの最速トレーニングシューズとされていた『ペガサス ターボ』と比較すると、『テンポ ネクスト%』はさらにランニング エコノミーが向上しているといえます。価格は24,200円(税込)と他のランニングシューズと比較すると割高に感じてしまいますが、アルファフライ ネクスト%のテクノロジー、特性が惜しみなく使われていることを考えればリーズナブルといえるでしょう。また、現在カラーによってはECサイトで15,000円前後で販売されているものもありお得に購入できます。人気のテンポ ネクスト%をぜひこの機会に買ってみてはいかがでしょう。
以下の動画では、シューズアドバイザーの藤原さんがこの最新モデルについて詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
■ナイキのランニングシューズを紹介した記事はこちら
アシックスのおすすめランニングシューズ
アシックスは言わずと知れた日本発・世界トップクラスのスポーツメーカー。もともとはナイキ社もアシックスの代理店としてスタートしています。
学生時代に、日本で部活動に取り組んでいた方なら『本気ならアシックス』が染み付いている方もいるかもしれませんね。
アシックスの代表的シューズ30代目|ゲルカヤノ 30
まず最初に紹介したいのはアシックスを代表する超定番モデルの『ゲルカヤノ』シリーズ。発売以来、毎年アップデートを積み重ねて2023年に発売された最新モデルで30代目、しっかりとした安定感と程よいクッション性が両立されたビギナーランナーにおすすめのシューズです。今作では、クッション性の高いミッドソール素材『FF BLAST+』が採用されたことで柔らかさを感じられるシューズへとアップデート。アッパーのホールド感、ヒールカップのサポート力も高く、筋力が備わっていないランナーでも安心して履き続けることができます。ぜひ、日々のランニングのお供にゲルカヤノを購入してみてはいかがでしょうか。
トレーニングシューズの鉄板|GT-2000 12
アシックスの鉄板トレーニングシューズと言えば『GT-2000』、もしくは前述した『GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)』と言ってもいいでしょう。迷ったらこの名前が入っているシューズを手に取ってみることをおすすめします。幅広いランナーを受け止めるだけのバランスの良さがロングセラーという形で証明されているシリーズですね。
2023年には最新作『GT-2000 12』が登場しました。新構造『3D GUIDANCE SYSTEM』を搭載したことにより、長時間のランニングを快適に走れるようにサポートしてくれるランニングシューズ。軽量で速いペースでも走りやすいため、初心者だけでなくタイム更新を目指すランナーにもおすすめの一足です。
弾むソールの新感覚シューズ|NOVABLAST 3
アシックスから2020年に登場した『NOVABLAST』が2022年『NOVABLAST 3』にアップデート。従来のミッドソール『FF Blast(FLYTE FORM Blast)』から『FF BLAST PLUS』に進化し、弾む感覚をさらに得ることができます。シュータンウィング構造による安定性も向上し、さらには軽量化もされています。ファンランナーからトップランナーまで幅広いランナーにおすすめです。
ストライド走法対応の厚底カーボン|METASPEED SKY+
『METASPEED』シリーズの新作『METASPEED SKY+』。反発性の高いミッドソール素材『FF BLAST TURBO』が4%増量し、ストライドを生かして走るランナーに適したシューズです。反発力と安定感を兼ね備え、トップアスリートもレースで使用するモデルです。
フルマラソン4~5時間のランナーへ|グライドライド 3
高い走行効率を持ちながら、クッション性を高めて幅広い層が履きやすい『GLIDERIDE』シリーズ最新作。GLIDERIDE 3はコロンと転がる感覚とクッション性を兼ね備えたランニングシューズ。ビギナーの方をはじめ、マラソンでサブ4を目指すランナーにもおすすめです。
クッション性重視|ゲルニンバス 25
クッション性を重視したいという方には、こちらのロングセラーモデル『GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)』がおすすめです。安定性が高められ、よりバランスのとれたストライドとスムーズな足運びを実現。最新作はデザインに加え軽量性やクッション性など大幅にアップデートされています。
■アシックスのランニングシューズを紹介した記事はこちら
アディダスのおすすめランニングシューズ
アディダスといえばドイツに本社を置く誰もが知っているスポーツ用品メーカー。
2017年の東京マラソンで2時間3分台で優勝したウィルソン・キプサング選手や箱根駅伝4連覇を達成した青山学院大学の選手たちもアディダスのランニングシューズを着用するなど、トップレベルのマラソン選手から楽しく走りたい初心者のランナーまで、幅広いレベルのランナーがアディダスのランニングシューズを愛用しています。
待望のジョグシューズ|ADIZERO SL
アディゼロシリーズ待望のジョグシューズとなる『ADIZERO SL』。安定性・クッション性・フィット感・適度な反発性とジョグに適した機能性がバランス良く備わっています。練習の大半を占めるジョグで故障を防止しつつ、フォームを固めるシューズとしておすすめです。
■レビュー記事はこちらから
トレーニングからレースまで|ADIZERO BOSTON 12
トレーニング用からレース用として幅広く使える『ADIZERO BOSTON 12』。前作よりも反発性が向上し、アッパーは前作のようなしっかり感から、レーシングシューズのソックライクフィットのようなフィット感にアップデートされました。adizero Japanなど軽量でソールが薄いランニングシューズと比較するとクッションの厚さがあるため、初心者向けシューズからレベルアップして、レースやテンポラン用のシューズを購入を検討されている方はぜひ履いてみてください。
“5本指カーボン”搭載シューズ最新作|ADIZERO ADIOS PRO 3
2020年に登場した厚底カーボンシューズ『ADIZERO ADIOS PRO』の3代目モデル。5本骨状カーボンバー『ENERGY RODS』がフルレングスで搭載され安定感が向上。安定感のあるレーシングシューズとして、より幅広いランナーが使いこなせるシューズとなっています。
厚底に進化したレースシューズ|ADIZERO TAKUMI SEN 9
アディダスの中でも人気のレーシングシューズ『ADIZERO TAKUMI SEN』シリーズの最新作で、2022年12月に発売されました。薄底シューズのような履き心地はそのままに厚底に進化した前作と比較してフィット感が向上。インターバル走や短い距離のレースでの使用がおすすめです。
■アディダスのランニングシューズを紹介した動画はこちら
■アディダスのランニングシューズを紹介した記事はこちら
New Balance(ニューバランス)のおすすめランニングシューズ
スニーカーのイメージが強いニューバランスですが、元々は1906年に矯正靴の製造メーカーとして誕生しました。ニューバランスという社名の由来は、シューズを履いた人に “新しいバランス” をもたらすという想いが込められています。長年、矯正靴の製造を通して培ってきたノウハウから1960年代にランニングシューズの製造も開始。さらに、2018年からは、現代の名工とも呼ばれるシューズ職人の三村仁司氏が主宰する『M.Lab』(ミムラボ)とパートナーシップを結び、日本人ランナーの足にもフィットするランニングシューズの開発も行われています。
幅広いランナーにおすすめ|FuelCell PRISM v2
FuelCellミッドソールが搭載された反発性の高い『FuelCell PRISM』シリーズ。2021年には最新作『FuelCell PRISM v2』が登場し、高反発でスピードに乗りやすい一方、倒れ込みを防ぐメディアルポストとアッパー内側のサドルサポートの働きにより、安定感もあります。ランニング初心者からエリートランナーまで、幅広いランナーにおすすめの一足です。
レース本番の勝負シューズ|FuelCell RC Elite v2
カーボンプレート搭載の厚底レーシングシューズ『FuelCell RC Elite v2』。前作(v1)と比較して反発弾性が高くなり、アウトソールがチップタイプの『DYNARIDE(ダイナライド)』からラバー素材へ変更。耐久性の向上に加えてアスファルトとの相性も良くなりました。デザイン性も高く、おしゃれに速く走りたいランナーへおすすめの一足です。
ソフトなバウンドが特徴|FuelCell REBEL v3
弾む感覚と推進力が特徴のテンポアップシューズ『FuelCell REBEL』から、フィット感もアップした新モデルが登場。シンプルかつ非常にソフトなバウンドで、ノンプレートシューズ。部活生や初めてのレーシングシューズにもおすすめです。
ビギナーにおすすめのデイリートレーナー|Fresh Foam X 1080 v13
アメリカでもデイリートレーナーとしての評価が高い『Fresh Foam X 1080』シリーズ。シューズアドバイザーの藤原さんも「最高のデイリートレーナー」と評価するほど、クッション性とフィット感が抜群のシューズです。前作よりも反発感とライド感が向上し、さらにリズムよく走れるシューズにアップデートされました。
■ニューバランスのランニングシューズを紹介した動画はこちら
■ニューバランスのランニングシューズを紹介した記事はこちら
MIZUNO(ミズノ)のおすすめランニングシューズ
馴染みがある人も多いのがミズノのランニングシューズではないでしょうか。日本発のスポーツ用品メーカーだからこそ、足幅の広い日本人の足にフィットするように作られていることがミズノのランニングシューズの特徴。そのため、初心者から駅伝やマラソンに取り組む競技者まで、多くのランナーがミズノのシューズを履いている場面を見かけるかもしれません。
新形状の厚底レーシングシューズ|WAVE REBELLION PRO
ミズノのシューズテクノロジーが詰まった、厚底レーシングシューズ最新モデル。陸上スパイクからヒントを得た構造で、フォアフット寄りでの接地をアシスト。テンポアップシューズとレーシングシューズの要素を持ちあわせる、オールインワンシューズです。
人気の前作から、さらに進化した|ウエーブライダー 26
『ウエーブライダー』はクッション性、反発力、安定感の3つを兼ね備え、長距離でも最後までペースを落とすことなく走り切れるランニングシューズ。初心者からフルマラソン完走を目標にしているランナーまでおすすめのモデルです。
前作比べて、ミッドソール素材『MIZUNO ENERGY』搭載量が17%増え、厚さも2mmアップ。クッション性がさらに向上しました。
エントリーモデルからのステップアップに|ウエーブシャドウ 5
ウエーブライダーのような厚底のシューズでは、スピードを出しにくい。でも、薄いシューズを履いて走るのも不安だというランナーにおすすめのランニングシューズが『ウエーブシャドウ』。ドロップ(踵と前足部の厚みの差)が低く、スピードを出しやすいフォームで走れる反面、クッション性が高く、脚へのサポートもしっかりとしています。エントリーモデルからステップアップする際にぴったりの一足です。
レーシングに近づいた|WAVE AERO 20+R
軽量クッションとソールに設置されたミズノ独自の波形プレート『ミズノウエーブ』により、反発力とクッションの柔らかさを両立させたランニングシューズ。ミズノの独自素材『MIZUNO ENERZY(ミズノエナジー)』がかかと部分に搭載され、エネルギーリターンも向上。軽さ・反発力・クッショニングが兼ね備えられた、サブ3.5を目指すランナーへオススメのランニングシューズです。
■レビュー記事はこちらから
ミズノのランニングシューズについて、詳しくはこちらの記事で編集部がおすすめするシューズをご紹介しています。
On(オン)のおすすめランニングシューズ
新進気鋭の『On』は2010年にスイスで生まれたランニングシューズメーカー。デュアスロン世界チャンピオンの元アスリート、オリヴィエ・ベルンハルド氏などの3人が『ランニングの世界を変える』という大きな目標を掲げてスタートしたOn。最大の特徴は『CloudTec® (クラウドテック)』と呼ばれる、空洞の形状がいくつも連なっているミッドソール。この技術によりコンセプトでもある『ソフトな着地と爆発的な蹴り出し』を実感できます。また、Onのランニングシューズはデザイン性も優れていて、ランニング時だけではなく、普段履き用としてもオシャレにコーディネートできる一足です。
Onのベストセラーモデル|Cloud
世界中の数百万のランナーたちから愛されるOnのベストセラーシューズ。ランニングだけではなく、普段履きにもオススメ。On独自開発のイージーエントリーシューレースシステムにより、足にぴったり装着され、ランニング中にズレることなく、快適に走り続けられます。カジュアルウェアに溶け込む洗練されたデザインで初心者の方も含め、ランニングを楽しむすべての方にオススメのシューズです。
■Cloud All Black
■Cloud All White
On史上最大のクッション|Cloudmonster
2022年に新しく登場した、ブランド史上最大のクッションを搭載した『Cloudmonster』。柔らかさや反発性はもちろん、アッパーのフィット感も心地よく非常に履きやすいのも特徴です。シューズアドバイザーの藤原さんも大絶賛する、デイリーからレースまで様々なシーンにおすすめのシューズです。
■メンズ
■ウィメンズ
最新厚底レーシングモデル|Cloudboom Echo 3
OnのレーシングシューズCloudboom Echoが『Cloudboom Echo 3』へと生まれ変わりました。フルレングスのカーボン製Speedboard®が搭載され、今作はまさに『スーパーシューズ』。ミッドソールもPebax®を用いたHelion™ HF ハイパーフォームへと進化して、反発弾性が高く、ねじれにも強くなりました。
サブ3(マラソン3時間切り)を目指すランナーや自己最速を達成したいランナーへおすすめの一足です。
初心者にもおすすめ|Cloudsurfer
定番シューズの『Cloudsurfer』シリーズを大幅にモデルチェンジ。コンピューターによって走る動作を分析された情報から開発したミッドソールが特徴。オールラウンドに使うことができ、初心者の方にもおすすめの一足です。
【Onのランニングシューズをご紹介している記事】
HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)のおすすめランニングシューズ
こちらも人気急上昇中のホカ オネオネ。ウルトラマラソンなどの距離が長いレースやランニングで履くランナーが多いかもしれません。一般的なシューズと比較して、一目でわかるほどの厚底ソールが最大の特徴。ゆりかごのように揺れる形状になっていることで推進力が生み出されます。また、最近ではカーボンプレートを搭載したシューズも発売され、2019年5月にはカルフォルニア・フォルサムにて『プロジェクトカーボンX』という100kmの世界記録に挑戦する企画も実施されました。
HOKAのカーボン搭載シューズ|CARBON X 3
カーボンプレートを搭載した『CARBON X(カーボンX)』シリーズから新モデルのCARBON X 3が登場しました。ミッドソールがアップデートされ、推進力が向上。さらにエンジニアードニットアッパーに変更されアッパーの伸縮性がアップし、より多くのランナーにフィットするシューズとなっています。
初心者にオススメ|CLIFTON 9
ホカ オネオネのランニングシューズでも代表的な存在といえる『CLIFTON 9(クリフトン 9)』。ホカ オネオネといえばマシュマロクッションですが、その特長を感じられるソフトな優しいクッション感が人気のクリフトン。前作よりも3mm厚くなったのにも関わらず、さらに軽くなりました。クッション性と安定感に優れ、初心者にオススメのランニングシューズです。
クッション性とスピードを兼ね備えた|MACH 5
日々のランニングからインターバルトレーニングまで幅広いトレーニングに対応できる『MACH 5』。メリハリのある接地感と推進力がこのシューズの魅力です。厚底カーボンシューズと使い分けて日々のランニングに使っても、スピードを意識したシーンで使っても魅力を感じられます。あらゆるランナーにおすすめのシューズです。
アンダーアーマーのおすすめシューズ
「運動中にも快適なウェアを」という理念から生まれ、今や世界を代表するスポーツブランドの一つとして人気を誇るアンダーアーマー。1996年創業の比較的新しいブランドですが、スポーツウェアだけでなく野球用具やランニングシューズなど幅広い競技に向けて商品を展開しています。
UAフロー ベロシティ ウインド 2
2022年3月発売の新作『UAフロー ベロシティ ウインド 2』は、前作からアッパーがアップデートされたシューズ。フィット感が高められ、放射線状に編んで作られる『Warp™アッパー』により通気性や横の伸縮性の高さが特徴です。接地感や反発弾性が優れているためテンポアップシューズとしての使用がおすすめです。
UAホバー マキナ 3
前作からデザインが一新され、柔らかいデザイン、カラーリングへとアップデートされた『UAホバー マキナ 3』。ミッドソール素材『HOVR』が2層に配置され、前後で硬さが変えられたことにより推進力をもたらします。クッション性と安定感を両立した、初心者にもおすすめのランニングシューズです。
UA ベロシティエリート
アンダーアーマー初の厚底カーボンシューズ。ミッドソールは耐久性、バウンド感、軽さに優れたPEBAXフォームを使用した2層構造になっています。カーボンプレートを強く感じることはなく、ソフトな履き心地。エリートだけでなく、誰でも履けて、どの距離でも使えるシューズです。
目的やシーン別おすすめランニングシューズ
ここまでメーカー別におすすめのランニングシューズや特徴を説明してきましたが、この他にも初心者向けランニングシューズやトレイルラン向けのシューズなど、目的に応じたランニングシューズをこれからご紹介する記事から見ることができます。
2022年上半期の目的別おすすめシューズについては、以下の記事でまとめて解説しています。
Runtrip Channelの動画はこちらから
初心者編
初心者の方にまず知っておいて欲しいことは『これを履けば全てに対応できる』という万能なシューズはないということです。
なぜなら、どんな目的でランニングを楽しみたいか、走力などのレベル、トレーニング内容、路面や天候などによって、適切なランニングシューズは異なってくるからです。だからこそシューズの知識を得てから選びたいですよね。そのシューズ選びがランニングの楽しみの1つだったりもします。
こちらの記事では、初心者の方に向けたランニングシューズの選び方をご紹介していますので、これからはじめるという方はぜひ参考にしてみてください。
安いシューズ編
また、初めての一足に高いランニングシューズは手が届かない…という方にはこちらの安くて高機能なランニングシューズを紹介した記事をオススメします。ナイキやアシックスなど、人気メーカーからは元々高機能なモデルでも旧モデルになることで値下がりしているシューズやお得に手に入れられるラインナップも展開されています。この機会にぜひチェックしてみてくださいね!
トレイルランニング編
また、最近ではトレイルランニングにチャレンジしたいという方も増えていますね。そんな方にはこちらの記事もおすすめです。
防水シューズ編
梅雨や台風など雨が降り続く時期のランニングは、シューズが濡れてしまうのが困りますよね。そこで活用したいのが『防水ランニングシューズ』。雨でも靴の中が濡れてしまう心配がない防水シューズをこちらの記事で紹介しています。
これまでにご紹介したおすすめのランニングシューズの中から、シューズを使用する目的やシーンに合ったランニングシューズは見つかりましたか?
ぜひ、自分にぴったりのシューズを見つけてランニングを楽しみましょう!
自分にぴったりなシューズの選び方はこちらの動画から
自分の足に合ったシューズの選び方、自分の足のサイズの理解の仕方、そんな当たり前で意外と知らない「自分の足に合ったランニングシューズの選び方」を、シューズアドバイザー、スポーツシューフィッターとしてRuntrip Magazineが絶大な信頼を寄せる藤原岳久さんに動画でわかりやすく解説頂いています。
ランニングシューズを店頭で持ってみた時に、ついつい「真ん中から曲げて曲がり具合(シューズの屈曲具合)を確認」したりしませんか?実はそんなシューズの確認の仕方が間違っていたりするんです。特にランニング初心者の方々にはシューズのソールは厚め、硬めで安定感があるのがオススメな理由、などなど、ぜひ動画でチェックしてみてください。
ランニングの怪我は事前にテーピングで予防しよう!
ランニングを楽しく継続する上で向き合わないといけないのが「怪我」や「痛み」。そこでテーピングのプロ、テーピングインストラクターに怪我を事前に予防するテーピングの極意を教えてもらいました。詳しくは下記記事から。
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