トレイル女子ランあいうえお 「トレイルラン専用シューズの選び方」

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インストラクターの浦谷です。前回記事でご紹介した「秋に行きたいトレイルコース」はご覧頂いたでしょうか。ここ数日は一段と天気が秋めいて、紅葉の時期もぐっと早まったはず。登山や紅葉ハイキング、読書に芸術鑑賞などやりたいことがたくさんある秋。「赤城山RunTrip」をぜひ秋のお出かけのプランに入れてみてくださいね。

今回はトレイルランナーがまず抑えておきたいアイテム、トレランシューズに関してです。トレイルラン専用シューズには、普通のランニングシューズとは異なった機能がいくつか備わっています。ブランドによってはもちろん、同じブランドでも型番によって強化ポイントもそれぞれあります。

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アウトソール(靴底)

トレイルコースはアスファルトやコンクリートとは違ってでこぼこ道がほとんど。小石や土が隆起した未舗装路では、走る衝撃で足裏に過度な負担をかけます。そんな道を長く走っても足裏に負担がかからないよう、靴底は足裏の衝撃を和らげるクッションがあり、グリップの効く作りになっています。ロード用ランニングシューズに比べて突起(ラグ)が多く、雨や霜で濡れた石や路面でも滑りにくいように工夫されています。靴底が厚いシューズはクッションが充実していてその分重さを感じるものが多いです。トレイルランは山登りの時間も多くあります。自分の脚を何度も持ち上げるので、靴の重さが少しでも軽くなることも快適に走るポイントとなります。店舗での試し履きの際は、交互にももをあげてみるなどをして重さをチェックしてみましょう!シューズ本体の重さだけでなく、フィット感もかなり重要な要素。重量があっても、ピタっとフィットすると軽く感じることもあります。

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つま先部分の感覚

トレイルのコースでごろごろ転がってる石や岩などに足をぶつけてもつま先を守れるよう、硬質な素材が使用されています。その分、シューズ生地の伸びはロードシューズと比べて皆無。試し履きの際は、シューズとセットで履くであろうトレイル用ソックスを持参して実際に足を通し、履き心地を確かめることが靴選びで失敗しないポイント。ご存知の通り、ロードシューズでさえ同じサイズでもメーカーによって幅やフィット感が違いますよね。

トレイルシューズは長時間履き続けることが多く、不整地を走るのでシューズと足の間でズレが起こりやすくなります。サイズやフィット感はこだわりを持って確認し、快適に履ける1足をぜひ見つけてみてください。

生地が完全防水(ゴアテックス)

シューレースが特殊で即着脱可能なタイプ(クイックレースキット)など、オプションも様々あります。雨天時や前日雨が降った場合、地面が泥濘みシューズの中まで濡れてしまうこともあります。そんなときに強い味方なのがゴアテックス。水の浸水を防ぎ、靴の中の環境が良い状況に保つことができますよ。水だけでなく、風を通さないので冬は足元の寒さも凌ぐことができる嬉しいアイテム。その分シューズが重くなりますが、用途・シーン別に使い分けると良いでしょう。

シューズ選びはぜひお店で実際に履き比べていただくことをおすすめします。見に行くお店は個別のブランド旗艦店も良いですが、様々なブランドの商品が置いてある量販店でたくさんのシューズに足を通してみてください。ランニングシューズと同じくサイズが同じでもフィット感の違いや、それぞれの強みに違いがあることがわかるはずですよ。各ブランドの強みや特徴をおさえて、ぜひご自身のこころとからだに見合ったトレイルランニングシューズを探してみてください。トレランライフを一緒に楽しみましょう!

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