【2025年最新】ランニングシューズおすすめ15選! 初心者向けシューズから中級者・サブ4対応モデルまで紹介
May 16, 2025 / SHOES
May 16, 2025 Updated
運動不足の解消や体力づくりをしたい初心者の方から、レースで好タイムを目指す上級者まで、ランニングは多くの人に親しまれています。多くの道具が要らないことはランニングの親しみやすさの一つですが、「シューズ選び」は重要かつ避けては通れません。
どんなランニングシューズを選ぶかは、走り心地や体への負担に大きく関わる重要なポイント。自分に合った1足を選ぶことで、走る楽しさがぐっと広がります。
2025年も、各メーカーから最新技術を取り入れた注目モデルが続々と登場しており、選択肢はますます豊富になっています。本記事では、目的別におすすめランニングシューズ15足を厳選してご紹介。自分に合った1足を見つけて、快適なランニングを楽しみましょう。
目次
1. ランニングシューズの選び方は?
ランナーの「走力・目標」を指標に選ぶ
ランニングシューズは扱う素材や配合によって、反発性やクッション性、安定性などが細かく設計されています。
これからランニングを始めたい方にはクッション性や安定性に優れたモデル、トレーニングの結果を試すためレースに出場したい人やフルマラソンでサブ4(4時間切り)、サブ3(3時間切り)を達成したいランナーには反発性に優れたモデルがおすすめでしょう。自身の走力や目標がランニングシューズを選ぶ指標の1つです。
ランナーそれぞれの「好み」も重要
ランナーの走力や目標のほか、ランナーそれぞれの好みもシューズを選ぶ指標の1つです。たとえばクッション性の高い厚底なシューズが好きなランナーもいれば、地面を掴む接地感のある薄底なシューズが好きな人もーー。
そのほかシューズの色やデザインも好みが別れるポイント。自分の気に入ったシューズを見つけることで、ランニングのモチベーションが高まるでしょう。
「価格」もシューズ選びの指標に
ランナーの走力や好みに合わせて多様なシューズが発売されるなか、それぞれの価格もシューズによって大きく異なります。ランニングシューズ候補が2、3足見つかり迷っている際には、各シューズの価格も購入の決め手となるかもしれません。
さらに意識したいポイントとしては、足にフィットするランニングシューズを選ぶこと。サイズだけでなく、選び方にもさまざまなポイントがありこちらの記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
2.初心者におすすめのランニングシューズ6選
①ペガサス 41|ナイキ
まず、どんな方にでもおすすめしたいナイキの定番ランニングシューズが、こちらのペガサス 41。高い反発性を持ちながら、ビギナーの方でも安心して使用できる安定感もあり、エリートランナーの普段のジョギング用としても使いやすい一足です。実力のみならずデザイン性も含めて多くのランナーから支持されています。
40年以上に渡ってモデルチェンジを続けてきたシューズは他ブランドを見ても、ペガサスくらいでしょう。前作と比較するとアッパーがアップデートされ、軽量化と通気性の向上が実現したことから、全体的な履き心地の良さにつながっています。
・価格:¥16,500(税込)
②ボメロ 18|ナイキ
ナイキから新たに登場したランニングシューズ『ボメロ 18』。クッション性と安定性を高レベルで融合させたマックスクッションモデルで、ミッドソールは、反発性に優れた『ReactX』を下層に、軽量の『ZoomX』を上層に配することで、柔らかなクッション性と、シューズ全体の安定性が両立されています。
同じナイキの定番シューズ『ペガサス41』と比較すると、反発性に優れるのはペガサス、クッション性に優れるのはボメロというイメージかもしれません。2025年注目のデイリートレーナーシューズである本作は、これから走り始める人の一足目にもぴったりではないでしょうか。
・価格:¥16,500(税込)
③クリフトン 10|HOKA
初心者からエリートランナーまで幅広く支持される、HOKAを代表する厚底クッションモデル『CLIFTON(クリフトン)』。マシュマロのような柔らかさのあるクッションをふんだんに搭載しながら、見た目から想像できないほどの軽さを実現しています。クッション性と安定感に優れた、初心者におすすめのランニングシューズです。
また、今回のアップデートで従来の5mmドロップから8mmドロップへと大幅に変更され、より自然な前傾姿勢とスムーズな足運びを実現します。
・価格:¥19,800(税込)
④NOVABLAST 5|アシックス
「いつもの道をはずませよう。」というコンセプトの下、アシックスから2020年に登場した『NOVABLAST(ノヴァブラスト)』シリーズの最新作。反発弾性の高いミッドソール『FF BLAST MAX』により、ポンポンと弾むような感覚で走ることができます。前作と比べて、シュータンウィング構造による安定性の向上や、5gの軽量化などのアップデートが加わりました。
軽快な走り心地で、楽しくランニングをしたい時や、レース翌日などの疲労が溜まっている時におすすめの一足。サブ4を目指すランナーにはレース用シューズとしてもおすすめです。
・価格:¥16,500(税込)
⑤グライドライド マックス|アシックス
最近はアップデート情報がなかった『GLIDERIDE(グライド)』シリーズから、久しぶりの新作『グライドマックス』が登場しました。つま先にかけてカーブしたソール形状『GUIDESOLEテクノロジー』を搭載しており、シューズがゆりかご状に揺れてコロンと転がっていく、ロッカー機能によるガイドが特徴のシューズです。
さらに、2層構造のミッドソールで高い反発性を実現、素材の異なる2色のアウトソールはグリップ性と耐久性を両立しています。定価は税込17,600円であり、他メーカーから展開されている「MAX」とつくシューズの多くは20,000円オーバーのものが多く、とてもコスパが良いシューズとも言えます。
初めてのランニングの相棒に、アシックスの最新技術がふんだんに詰め込まれたモデルもおすすめです。
・価格:¥17,600(税込)
⑥スーパーノヴァ ライズ 2|アディダス
アディダスの『SUPERNOVA(スーパーノヴァ)』シリーズは、快適に走ることをコンセプトとしており、デイリートレーナーに最適な一足です。柔らかくクッション性に優れたミッドソール素材「Dreamstrike+」が着地の衝撃を和らげ、足にフィットする構造やメッシュアッパーが快適な履き心地を実現します。また、耐久性に優れた「ADIWEAR」アウトソールがしっかりとしたグリップ力を発揮します。
価格が税込15,400円と、比較的リーズナブルなのも使いやすいポイント。人を選ばないシューズで、初心者ランナーの一足目から、エリートランナーのジョギング用まで、幅広い層のランナーが履けるシューズです。
・価格:¥15,400(税込)
3.中級者のトレーニング用におすすめしたい軽量シューズ5選
①ペガサス プラス|ナイキ

40年以上を超える歴史を持ち、数多くのランナーの足元を支えてきたナイキの『ペガサス』シリーズ。『ペガサスプラス』はそんな『ペガサス』シリーズの中でも、デイリートレーナーとテンポアップのどちらにも使える一足として、2024年に発売されました。
軽量かつ優れたエネルギーリターンを提供する「ZoomX」フォームをフルレングスで搭載しており、ノンカーボンながら、反発弾性に優れた推進力のあるシューズとなっています。伸縮性のあるFlyknitアッパーやしっかりとしたヒールカップによって、長距離を走る際も足を快適に保ってくれます。
『ペガサス 41』をデイリートレーナーとして使って『ペガサスプラス』でレースに出る、そんな使い分けもおすすめです。
・価格:¥22,000(税込)
②リンコン 4|HOKA
『RINCON(リンコン)』シリーズは、HOKAのランニングシューズのラインナップにおいて、軽量なテンポアップシューズの地位を確立してきました。今作では、ラバーとミッドソールが一体化された「ラバライズドEVA」を採用することで地面との距離が近づき、より接地感を得られるようアップデートされました。
アッパーは足を入れると適度に伸縮するエンジニアードメッシュ、ヒールカップも前モデルよりしっかりとしたつくりで、フィット感と安定感を感じられます。反発性とクッション性のバランスが良いミッドソールは、充分な厚みがあるため耐久性にも優れています。
使う人やシーンを選ばないオールラウンドな一足で、ロードで思い切り走ることができます。他にもスポーツをやっている方は、他のスポーツのトレーニング時にも使える、持っていて損のないシューズです。
・価格:¥16,500(税込)
③アディゼロ ジャパン 9|アディダス
『ADIZERO JAPAN 9(アディゼロ ジャパン 9)』の大きな特徴は、厚すぎず、かつ硬すぎない。自然な感覚で走れることです。
ミッドソールは昨今のシューズの中では薄いですが、フルレングスの『LIGHTSTRIKE PRO』が搭載され、軽量かつ反発性に優れた仕上がりとなっています。ミッドソールの中心部に埋め込まれたナイロン性の素材『DOGBONE』が、中足部が過度に湾曲しないようにサポートし、着地から蹴り出しまでの素早い重心移動を実現させます。カーボン製プレートと異なり、跳ね返るというよりも安定感を担保しているイメージに近しいです。
ちゃんと接地し、足をまわしていく動作を簡単に練習できるシューズで、普段厚底シューズを履くことが多い方にもおすすめです。ランニングをさらに楽しみたい方、フルマラソンでサブ4・サブ3を狙う方、ほぼ毎日走る学生など、目標を達成するための2、3足目にぴったりのシューズと言えるでしょう。
・価格:¥17,600(税込)
④アディゼロ EVO SL|アディダス
アディダスの3本ラインが映えるデザインが魅力的な『ADIZERO(アディゼロ) EVO SL』は、規格外の軽さと8万円を超える価格で、多くのランナーに衝撃を与えた『ADIZERO ADOIS PRO EVO 1』からインスパイアされて造られたシューズです。
ミッドソールには『ADIZERO ADIOS PRO』シリーズでも使用されていた、軽くて反発弾性の高い『LIGHTSTRIKE PRO』を搭載しています。接地時の衝撃をしっかりと吸収し、バネのように跳ね返してくれる素材です。アウトソールに採用されている「コンチネンタルラバー」は、刻みがほとんどなく接地面積が広いことが特徴で、耐久性に優れ、アスファルトやコンクリートといった舗装路で抜群のグリップ性を発揮します。
『LIGHTSTRIKE PRO』の反発を感じつつも自分の足で走っている感覚があり、リズムよく走りたいときや、フルマラソンも含む長い距離を走る際に最適なシューズです。
・価格:¥19,800(税込)
⑤FuelCell REBEL v4|ニューバランス
弾む感覚と推進力が特徴のテンポアップシューズ『FuelCell REBEL』から、フィット感もアップした新モデルが登場。ニューバランスのレーシングシューズ『FuelCell SuperComp Elite v4』と似ていますが、本作にはカーボンプレートが搭載されていないため、より自由度の高いモデルとなっています。
ミッドソールはPEBAが配合され、これまでのモデルと比較してより反発感を感じられます。足の甲周りのホールド感も強く、ヒールカップもちょうど良い硬さで安定性にも優れています。テンポアップシューズとして、またはレース、距離走と自分に合った使い方を選んでください。
・価格:¥16,500(税込)
4. サブ4・サブ3を狙うランナーにも! マラソンでおすすめの厚底シューズ4選
①ズーム フライ 6|ナイキ
ナイキの有名厚底レーシングシューズ『ヴェイパーフライ』や『アルファフライ』に使用されている柔らかく反発弾性の強い「ZoomX」と、スムーズな重心移動をサポートしてくれるカーボン配合プレート「FlyPlate」を搭載した、厚底シューズ入門にぴったりな一足です。
プレートはフルレングスで搭載されているため、蹴り出し時の非常に推進力が高く、サブ4やサブ3.5以上の記録を目指すランナーでもレース用シューズとして十分に履くことができるシューズ。
さらに今作の重量は約265g(メンズ28.0cm片足)となっており、前作から40gほど軽量化されました。スピードを出して走るワークアウトにもおすすめのシューズでしょう。
・価格:¥18,700(税込)
②アディゼロ ボストン 13|アディダス

『アディゼロ ボストン 13』は、アディダスの先進テクノロジーを搭載しながら、アディゼロシリーズが誇る高機能オールラウンドモデルとして発売されました。
ミッドソールには、前モデル同様フルレングスのグラスファイバー製5本指ロッド「ENERGYRODS 2.0」を搭載。これにより適度にしなりながら、推進力と安定感を両立する設計が受け継がれています。さらに、アディダス独自の低密度高反発素材「LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)」が前作よりも増量され、これにより軽量で、クッション性・反発弾性が高いレベルで融合されました。
沈み込みすぎずリズムよく前へ進めることから、特に一定のペースを維持したいロング走やレース後半での安定性に優れ、ゴールに導いてくれる一足です。
・価格:¥18,700(税込)
③スーパーブラスト 2|アシックス
『SUPERBLAST(スーパーブラスト) 2』は厚底でありながら軽さが特徴のシューズです。ミッドソール素材は厚底レーシングシューズ『METASPEED PARIS』シリーズでも採用されている「FF TURBO PLUS」、 そして下層部は『GEL-NIMBUS 26』と同じFF BLAST PLUS ECOを使っていて、アシックスの注目シューズを2足を組み合わせたような、とても豪華な構成となっています。
反発性・クッション性に優れたバランスの良い走り心地で、レーシングシューズとしてスピードを追求しつつも、デイリートレーナーのような使いやすさもありついつい選んでしまう、そんなシューズと言えるのではないでしょうか。
・価格:¥24,200(税込)
④ヴェイパーフライ 4|ナイキ

『ヴェイパーフライ 4』は、非常に軽量で長距離ランに最適なシューズです。エンジニアードメッシュ素材のアッパーや、ラバーの薄いアウトソールにより、26.5cm(片足)で169gという軽さを実現しました。
カーボンファイバー製の「Flyplate」をフルレングスで搭載。そこにナイキで最も反発力の高い「ZoomX」ミッドソールを組み合わせることで、大きなエネルギーリターンを発揮し、足が自然と前に押し出されます。サブ4、サブ3を目指す方にも、これからフルマラソンに挑戦したい方にもぴったりな、長距離を軽快に走り続けられる一足です。
5.目的別におすすめのランニングシューズ
ここまでご紹介したように、ランナーの走力や使用シーン以外にもランニングシューズの選び方は、様々な観点が存在します。
初心者におすすめのランニングシューズ
本記事でも初心者におすすめのランニングシューズは数足ご紹介しましたが、Runtrip Magazineではさらに詳しく紹介している記事も公開しています。
ランニングは比較的安全なスポーツと言われていますが、走る動作に慣れないうちは足を痛めやすく、注意が必要です。初心者向けのシューズは、クッション性や安定性に優れ、着地時の衝撃から足を守ってくれるため、足への負担を軽減することができます。最近ランニングを始めた初心者の方、スピードは求めずできるだけ安全に走りたい方には、初心者向けのシューズをおすすめします。
スピードアップを目指すランナーにおすすめのランニングシューズ
これに対して、レースで好タイムを狙いたい方には、スピードの出せるシューズが適しています。とくにサブ4、サブ3(フルマラソン4、3時間以内にゴール)を目指す場合は、シューズが持っている力を利用することも重要で、反発性やエネルギーリターンに優れたシューズがおすすめです。
シューズを変えたことで、伸び悩んでいたタイムが縮まった経験がある方もいるのではないでしょうか。
1万円前後で購入できるランニングシューズ
次の観点は価格です。ランニングはサブの趣味程度に楽しみたい、ひとまず走れる靴が欲しいなど、できるだけシューズにかかる費用を抑えたい方もいるでしょう。また、メインのシューズに加えて、サブシューズとしてより安いシューズを用意する場合も。
近年は安さと機能性を両立した、コスパの良いシューズもたくさん登場しています。
防水性に優れたランニングシューズ
さらに、防水性や耐久性も注目する人が多いポイントです。防水性の高いシューズであれば、濡れた路面や状態の悪い路面も、心配せずに走ることができます。雨だけでなく、雪国にお住まいの方や雪道ランニングに挑戦したい方にも必要な機能となります。
また、一般的にランニングシューズは、500km~1,000kmほど走行するとアウトソールが削れたり、アッパーが破れたりなど、ランニングに影響を及ぼす変化がシューズに表れ、寿命を迎えると言われています。寿命を迎えたシューズは、ケガにもつながるため買い替えなければなりません。
しかし、シューズへの愛着や経済面から、シューズはできるだけ長持ちしてほしいですよね。シューズを長持ちさせたい方は、できるだけ耐久性に優れたシューズを選び、シューズのお手入れ方法にも気を配ってみてはいかがでしょうか。