花粉が辛い!花粉症ランナーでもランニングを楽しむ方法とは?
Mar 18, 2017 / HOW TO
Mar 28, 2022 Updated
冬が一段落して、いよいよ春本番!桜も少しずつ咲いてきて、新しい生活に胸をふくらませる人も多いなか、花粉症の方にとってはちょっと憂鬱な季節です。外に出るのをためらってしまいますよね。
そんな花粉の時期ですが、「ランニングは続けたい!」「暖かい陽気の中で走る楽しみを感じたい!」という方も多いでしょう。そこで今回は、花粉症に悩まされずにランニングを続けるための対策をご紹介していきます!
目次
実は走っている間は花粉症は気にならない?
花粉症の方でも、走っている間は鼻水もくしゃみも気にならない、ということが多いです。しかし、これは「ランニングによって花粉症の症状が軽減している」わけではありません。これには自律神経が関係しています。
自律神経とは、身体の免疫力を制御するもので、交感神経と副交感神経の2つから成っています。交感神経は、素早く反応して行動するために働くもので、身体が活発に活動する時に働いています。一方で、副交感神経は、身体の修復を行うために働くもので、睡眠中やリラックスしている時に働いています。
花粉症の症状が出るときには、この副交感神経が異常に興奮していて、身体の修復を行うために目や鼻、ノドの粘膜から消化液が過剰に分泌されています。しかし、ランニングを始めると、交感神経の働きが強まるので、花粉症の症状が一時的におさまるのです。
走っている間は快適ですが、問題は走った後にあります。ランニングを終えると、再び副交感神経の働きが始まるので花粉症が再発して、場合によっては更にひどくなることもあります。走れば花粉症が治るわけではないので、気をつけてください。
花粉症でもランニングを楽しむ4つの対策
それでは、花粉症に悩まされずにランニングを楽しむにはどうすれば良いのでしょうか? ここでは具体的な4つの対策をご紹介します。
1.花粉が少ないときに走る
花粉は多い日と少ない日があります。テレビでは天気予報と一緒に花粉情報も流されることが多いですね。花粉が多い日は避けて、雨の日や風が弱い日などの花粉が少ない日を選んで走ると効果的です。
また、花粉は昼間の10時~15時に発生してピークを迎えます。なるべくこの時間は避けたいですね。朝に走ったり、帰ってから夜に走ったりがおすすめです。
しかし、ここで注意点が2つ。1つ目は、雨の日でも花粉が飛んでいることがあります。雨によって空中の花粉が落とされて、そこに風が吹いてくると花粉の量が増加します。特に雨の降り始めは注意です。雨の日だからといって必ずしも花粉が少ないとは限りません。
もう1つ、早朝のランニングでは、身体がしっかりと起きていないと、自律神経が乱れて花粉症の症状が強く出る場合があります。いきなり走り出すのではなく、起きて身体を軽くほぐしてから走るようにしましょう。
2.マスクを着用してランニング
ランニングでマスクを着用することは、花粉症対策にはオススメの方法です。吸い込む花粉量を減らせるので、ランニングを終えたあとの花粉症を抑えることができます。
また、マスクを着けながらのランニングは高地トレーニングと同じ効果も期待できます。最初のうちは苦しいかもしれませんが、慣れてしまうとマスクを外した時に呼吸がしやすく、楽に走れる感覚があるでしょう。短時間のランニングでも効果を実感できるかもしれません。
ちなみに、ランニング用のマスクというものも販売されています。通常のマスクよりも呼吸がしやすく、熱もこもりにくくなっているそう。興味のある方はチェックしてみてください。
ランニングマスクのまとめはこちら
また、ヘッドギアとして人気の『Buff』で口を覆い、マスク代わりに使用するという人もいるのだとか。花粉の時期には、機能性の高い気持ちの上がるアイテムで対策をしながらランニングを楽しみたいですね。
3.ランニング後は花粉を室内に持ち込まない
日常生活でも言えることですが、ランニングの後も服についた花粉を取り払ってから部屋に入りましょう。ランニングウェアの中でも、特にツルツルした素材のものは花粉がつきにくいのでオススメです。
また、忘れてはいけないのが顔についた花粉。女性の方は保湿をして走ることが多いと思いますが、その保湿された肌には花粉がつきやすくなっています。過剰な保湿を控えたり、帰ったらすぐに顔を洗うようにしましょう。
4.室内でランニングを楽しむ
最終手段はこちら、トレッドミル(ランニングマシーン)を使って室内で走りましょう。スポーツジムなどで、筋力トレーニングも合わせてやってみると良い刺激になるかもしれません。
走っていても景色は変わらないトレッドミルですが、メリットはたくさんあります。毎回同じコンディションでトレーニングができたり、正確な記録が取れたり、足腰への負担が少なかったり。トレッドミルでのトレーニングについてはこちらの記事をご覧ください。
花粉が辛くランニングができないときは
花粉症対策をご紹介してきましたが、どうしてもアレルギー反応が辛くて走れないときもありますよね、にんげんだもの。そんな時は思い切って、このシーズンだけランニングから離れてみるというのも1つの方法です。
例えばプールで水泳をやってみたり、体育館で卓球やバスケットをやってみたり、室内トレーニングに切り替えてみたり。いつもと違うスポーツに取り組むことで、ランニングとは違う筋肉が鍛えられたり、チームスポーツに取り組むことでリフレッシュにもなるでしょう。ランニングを再開したときには、改めてランニングの楽しみを感じられるかもしれません。
花粉症で走ることができなくても、他の楽しみ方はたくさんあります。どうか花粉症に憂鬱にならずに、せっかくの春を楽しんで過ごしていきましょう!
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