【ナイキ】「リアクト」シリーズ おすすめシューズを解説
Mar 05, 2020 / SHOES
Oct 12, 2020 Updated
厚底シューズのブームを生み出した世界的なスポーツブランド・ナイキ。そのなかでも現在新たなコンセプトのランニングシューズとして展開されているシューズがあります。
2018年“ふわ・かる・びよーん”のコンセプトで登場した『リアクト』シリーズ。クッションの柔らかさが人気のシリーズですが、様々なモデルが登場していて、どのシューズが自分に合っているのか迷う方も多いと思います。
そこで今回は、リアクトシリーズがどんなコンセプトのシューズなのか、シューズごとの特徴を詳しくご紹介していきます。これからランニングを始めたいと思っている方も、ぜひ読んでみてくださいね。
目次
ナイキ「リアクト」とは?
1. クッション性と反発性を兼ね備えたミッドソール
ナイキ『リアクト』とは、弾むような反発力とソフトなクッショニングの両立を実現した『リアクトフォーム』のことで、ミッドソールにリアクトフォームが搭載されたシューズの多くに『リアクト』という商品名が付いています。
もともと、同社のバスケットシューズに搭載されていたリアクトフォーム。ナイキが400もの科学的配合の試行錯誤を繰り返し、さらにアスリートの動作分析を行い、開発した独自素材です。
2. 新しいコンセプト、走り心地を感じられるシューズ
2018年、ランニングシューズで初めてリアクトフォームが搭載された『エピック リアクト フライニット』が登場した際、“ふわ・かる・びよーん”というキャッチコピーで話題を集めました。このコピーが表しているとおり、クッションの柔らかさが特徴のシューズです。リアクトは、『クッション』と『安定感・高反発』という相対する要素を同時に得られる素材として開発されました。
3. ズームエアとリアクトの違いは
ナイキといえば『エアズームペガサス』などに代表されるズームエアがミッドソールのテクノロジーとして有名です。リアクトは、これまでナイキのランニングシューズにおいては代表的な存在であったズームエアとはどのような違いがあるのでしょうか。ズームエアは圧力を高めた空気によって伸長させた素材で、エアバッグのように衝撃を吸収し、すぐに元に戻るという特徴がありクッション性に定評があります。
一方、リアクトフォームはキャッチコピーに現れているように、弾力性に優れています。耐久性が高いポリウレタンフォームが用いられているため、リアクトシューズは反発性が高いのです。弾むような走り心地をもたらすリアクトをぜひ体感してみてくださいね。
『エアズームペガサス』については、以下のレビュー記事もご覧ください。
1. エピックリアクトシリーズ
リアクトフォーム搭載シューズの中でも一番最初に出たランニングシューズは、『エピック リアクト』シリーズでした。2018年に登場した初代モデルから最新作まで紹介します。
エピック リアクト フライニット
”ふわ・かる・びよーん”のコンセプトで登場した、リアクトが使用されたの最初のランニングシューズ『エピック リアクト フライニット』。ソールが柔らかくクッション性がありながら、足が接地するときには安定感も感じられる一足です。ポリウレタン系の素材がもたらす高い反発性からも「リアクト」を感じることができ、テンポアップランにもおすすめです。
<参考記事>
エピック リアクト フライニット 2
エピックリアクトシリーズ2代目のモデルとなる『エピック リアクト フライニット 2』は、見た目は初代モデルと変わりませんが、アッパーのかかと部分が強化され、靴ひもの素材や靴ひもを通す穴なども改良されました。もちろん、「リアクト」の特徴である反発性やクッション性、安定性といったランナーにうれしい機能は健在です。
<参考記事>
エピック ファントム リアクト フライニット
2019年に登場した、アッパーに靴ひもがついていないシューズ『ファントム リアクト フライニット』。シュータンと履き口の周りに伸縮性の糸で編んだフライニットを用いることで、よりフィット感がアップしています。また、シューレースを通すフックにあたる部分に伸縮しない糸を用い、シューズの構造と安定性を強化しています。
<参考記事>
2. オデッセイリアクトシリーズ
エピックリアクトシリーズに次いで登場したのが『オデッセイリアクト』シリーズ。リアクトフォームのクッション性とアウトソールの耐久性を持ち合わせ、ランナーにとって嬉しい一足です。
オデッセイ リアクト
弾むような反発性とソフトなクッション性をあわせもち、ランニングに打ち込むランナーのニーズにあう耐久性を持ったランニングシューズ。リアクトシリーズのなかでも、ネオプレーン製のブーティ状のアッパーによる通気性と安定性の高さが特徴で、ソックスようなフィット感を堪能できます。
<参考記事>
オデッセイ リアクト フライニット 2
2代目『オデッセイ リアクト フライニット 2』はアッパーの前足部がフライニットアッパーに変更され、より足にフィットするようになりました。
3. ケガ予防に着目した「リアクト インフィニティ ラン」
2020年1月に発売の、ランナーのケガを減らす可能性に着目して開発されたシューズ『リアクト インフィニティ ラン』。シューズに足を入れると “安定感” とシューズの形状による “前へと進む感覚” を得ることができ、リアクトフォームの反発性により速いスピードのランニングにも対応します。
<参考記事>
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4. リアクト搭載「ズームフライ」
商品名に『リアクト』と入っていないものの、ミッドソールにリアクトフォームが搭載されている『ズームフライ』。2代目のズームフライフライニットからリアクトフォームが搭載されはじめ、クッション性と反発性を兼ね備えたリアクトフォームによりレースのようにスピードを出すシーンでも前へと進む感覚を得られます。
ズームフライ フライニット
ズームフライシリーズ2代目のズームフライ フライニット。リアクトフォームとカーボンプレートの組み合わせにより、前へと進む感覚を強く感じるシューズです。
<参考記事>
ズームフライ 3
「ズームフライやズームフライフライニットを買ったけど、使いこなせなかった」というランナーの声に応えた『ズームフライ 3』。前作より傾斜を緩やかにすることで、つま先が急に落ちるような、あの強い “カクン” という感じが弱まり、接地からの重心移動がスムーズに。シューズ全体のクセが少なくなりました。
<参考記事>
5. ランニングだけでなく、タウンユース向けも
リアクト搭載シューズの中には、ランニングシューズだけではなく、スニーカーとしてタウンユースに使えるシューズも発売されています。リアクトフォームは、元々スポーツ用として開発されたものですが、街を歩くときにもクッション性のあるミッドソールがスムーズな移動をサポートしてくれます。
リアクト エレメント55
リアクトエレメント55は、伝統的なナイキランニングシューズに着想を得たデザインをリアクトのテクノロジーと融合させた一足。鮮やかなカラーで、オシャレに街を歩きたいときにぴったりです。
リアクト セルトゥ
ナイキのイノベーションを取り入れて信頼性の高いワークウェアを生み出す新レーベルThe 10thのアイテム。ハンドメイドの特徴と現代的でテクニカルな要素を融合。ミリタリー調のデザインをプラスし、実用性と履き心地が両立されています。ストリートで大胆な新しいスタイルを演出します。
ここまで、ナイキ『リアクト』シリーズのシューズについてご紹介してきました。春が近づいてきて、ランニングをもっと楽しみたいと思っている方も多いはず。
ぜひランニングシューズ選びの参考にしてみてください!
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