【ナイキ】初心者におすすめランニングシューズ10選!人気の厚底シューズも
Apr 14, 2019 / SHOES
Nov 06, 2021 Updated
ナイキといえば、言わずと知れた世界最大のスポーツブランド。ファッションにおいては、エアマックスなどのスニーカーも有名ですよね。ランニングシューズでは、世界記録を狙う一流のトップアスリートから、楽しくおしゃれに走りたい初心者ランナーまで、レベル・性別・年齢問わず多くのランナーがナイキのシューズを履いています。
この記事では、Runtrip Magazineの編集部が扱ってきたナイキのランニングシューズから初心者にオススメのモデルをご紹介していきます。また、YouTubeチャンネルでもナイキの初心者向け2020年最新ランニングシューズを厳選して2つ紹介しています。こちらも参考にしてみてくださいね。
目次
ナイキランニングシューズのサイズ感
まず、ランニングシューズを買うときに気になるのが『シューズのサイズが自分の足に合っているか』ということではないでしょうか。特にナイキのランニングシューズは「他のメーカーのシューズより大きいサイズを選ぶ方がいい」と聞いたことがあるかもしれません。
しかし、同じ足長(サイズ)でもサイズ感が異なる理由は靴のデザインなどの原型となる木型『ラスト』の形がメーカー、モデルごとに異なるためです。そのため、一概にナイキのランニングシューズだからこのサイズがピッタリというわけではなく、モデルによってサイズ感に違いは出てきます。
ランニングシューズを手に入れるまで、手間はかかってしまいますが、ランニングを快適に楽しむためにも自分の足に合うかどうかはランニングシューズを販売しているショップで実際に履いてみることをおすすめします。
こちらの記事ではシューズフィッティングアドバイザーの藤原岳久さんが解説するランニングシューズの選び方をご紹介しています。自分の足にフィットするサイズの確かめ方も含めて、ポイントを解説しているのでランニングシューズを購入する前にぜひ読んでみてください!
チャートで自分に合ったランニングシューズを見つける
また、ナイキのシューズにはどのようなモデルがラインナップされているのか気になりますよね。それぞれのモデルをご紹介する前にシューズ選びのヒントをお伝えします。
ランニングシューズは履く人のレベルやレース向け、日々のランニング向けなど目的に分けて作られているので、まずは自分がどのくらいのレベルか、シューズを履く目的を把握してみてください。レベルの分け方としては、メーカーの紹介ページや通販サイトでも「サブ〇〇向け」と表記されています。これはフルマラソンを何時間で走るかという指標。フルマラソンを走った経験がある方はその記録を、走ったことがない方でもどのくらいのタイムを目標に走られるか考えてみてください。
ナイキの公式サイトではレベルと目的別に合わせたランニングシューズのチャートが公開されています。一目で分かる表なので、ぜひ参考にしてみてください。
■ナイキの人気ランニングシューズ10選はこちら
ここからはRuntrip Magazineがオススメするナイキの初心者向けランニングシューズをご紹介していきます。Amazonや楽天市場の商品ページも掲載しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
編集部おすすめシューズのレビュー
1. エア ズーム ペガサス 38
長年に渡ってアップデートしてきたナイキの定番ランニングシューズ『ペガサス』。ビギナーの方にとっても安定性のあるシューズで、上級者(シリアスランナー)にとってはデイリートレーナーとして使えるオールラウンドで高い機能性を誇るランニングシューズです。
今回のモデルチェンジでは前作のクッション性の高さを保ちつつ、新しい足型が使用されつま先部分にゆとりができています。アッパーのフィット感も向上し、より多くのランナーが履き心地のよいモデルに。軽量化・耐久性の高さ、バウンドの良さと跳ね返りといった37の特徴も引き継いでいます。
ズームエアは前足部のみに、リアクトフォームは全面に配置。リアクトで跳ねた後、前方のズームエアでしっかり回収することでクッション性と反発性を両立し、スムーズな体重移動を促します。ウィメンズモデルではデータに基づいてズーム エア ユニットが柔らかい仕様になっており、ジェンダー別に細かい設計がなされています。
・ペガサス38 レビュー記事
2. リアクト インフィニティーラン 2
ナイキから“怪我ゼロ” への挑戦として2020年に発売されたナイキ リアクト インフィニティラン。ケガを減らす可能性に着目して開発されたこのシューズは、2021年進化を遂げて『リアクト インフィニティラン 2』が登場しました。前作の特徴を受け継ぎつつ、フライニットアッパーのサポート性や全体的なフィット感・安定性がアップデートされました。軽量性・耐久性・柔軟性・反発性といった多くの機能を備えたリアクトフォームがソールに搭載され、日々のコンディショニングランやロングランに快適さをもたらします。
3. リアクト インフィニティーラン
先ほど紹介したリアクト インフィニティランシリーズの1代目モデル。安定感と反発性を兼ね備えた、機能性の高さは充分に実感できます。現在、販売サイトやカラーによっては1万円以下で購入できるモデルもあるため、初めてのランニングシューズが欲しい方にはお得に購入できるオススメのランニングシューズです。
4. ズームX インヴィンシブル ラン フライニット
『怪我ゼロ』を掲げて開発されたモデル。足への負担を軽減する構造でありながら、『ズームXフォーム』がフルレングスで搭載され弾む感覚を体験できるシューズです。怪我を予防し、パフォーマンスを向上させるシューズとして、日々のランニングに取り入れてみてはいかがでしょうか?
■人気のRun & Beer Teeを着て走ろう。Runtrip Storeで販売中。
5. エアズームストラクチャー 23
23代に渡りアップデートしてきたストラクチャーシリーズは、ナイキのなかではペガサスシリーズに次ぐロングセラー。多くのランナーから愛されてきたランニングシューズです。かかと周りのサポート(Dynamic Support)が特徴であり、魅力のズームストラクチャー。しっかりと足をサポートしてくれる機能性を備えたシューズ。マラソンを走る方のレース用シューズとしてもオススメです。
6. エアズームボメロ15
エアズームボメロ15は最高級のクッショニングを搭載した誰もが履ける一足。アウトソールは全面にラバーが配されたことにより、耐久性がより高くなりました。
マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手もレースではヴェイパーフライやアルファフライを着用していますが、日頃のトレーニングにおいては先ほどご紹介したペガサスやこのボメロを履いて走るそうです。
シューズ全体のビジュアルはボメロ 5をイメージして作られ、耐久性のあるシューズに求められる機能性とデザイン性が融合したモデル。クッション性を備えたボメロは初心者の方にとってはあらゆるシーンで活躍するシューズです。
7. 強化目的ならフリーラン 5.0
最後に、あえて通常のランニングシューズよりも脚に負荷がかかる構造で設計されているフリーランをご紹介。普段履きでの足休めや細かい筋肉のトレーニングなどにおすすめです。
『MOVE TO ZERO』という、製品の生産過程で排出される二酸化炭素と廃棄物をゼロにする目標を掲げた取り組みに沿って、多くの部分でリサイクル素材が使われています。
■フリーラン 5.0のレビューはこちら
普段のシューズから履き替えて、鍛えにくい部分の補強に使ってみるのも楽しいかもしれません。
8. フリーラン フライニット 3.0
こちらも『フリーラン』シリーズのモデルですが、先ほど紹介したフリーラン 5.0よりもサポート機能がなくなり、自分の身体を使って走るためのランニングシューズ。裸足に近い感覚を味わえて、足を鍛えるために設計されています。シューズフィッティングアドバイザーの藤原さんは「トレーニングを積み重ねるランナーのデイリートレーナーはペガサスシリーズが最適ですが、コロナ禍で健康のために走り始めた人にとってフリーラン フライニット 3.0がピッタリ」と言います。一回のランニングで5km以内など、身体を動かして汗をかきたいという方にはオススメのモデルです。
詳しいシューズレビューはぜひこちらの動画をご覧ください。
ステップアップにおすすめのランニングシューズ
ランニングにも慣れてきて、レースに出てみたい、もう少しレベルを上げたいという方向けにおすすめのランニングシューズを2つご紹介していきます。
1. ズームフライ3
話題のヴェイパーフライやアルファフライと同じくカーボンプレート搭載シューズの『ズームフライ 3』。軽さとクッション性を兼ね備え、レース用として使用できるオールラウンドなシューズ。ナイキの公式ページにはサブ3.5ランナー向けと表記されていますが、初心者の方がもう一段ステップアップしたい時にもオススメのランニングシューズ。スピードトレーニングやレース向けのシューズとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
定価は17,600円(税込)で「ヴェイパーフライは高くて手が届かない」というランナーにとっても手が届きやすいモデルです。また、登場してから1年以上が経過しAmazonや楽天市場などの販売サイトでは1万円以下で販売されているモデルもありお買い得です。ぜひ、探してみてくださいね!
2. ズームライバルフライ 3
日本の駅伝ランナーからヒントを得たナイキ『ズーム ライバル フライ』。前足部に内蔵された『Zoom Airユニット』が高反発をもたらし、柔らかいフォームがクッショニングを発揮。日々のランニングからスピードトレーニングまで、幅広く使える一足。スピードトレーニングなど、速いスピードで走る感覚を得たいシーンでは最適のランニングシューズです。
デザイン・機能面ともに前作から大幅にアップデートされた最新モデルは、メッシュ素材により軽量性や通気性も向上しています。目標のステップアップを狙うランナーは、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
スポーツショップの店員さんおすすめのナイキランニングシューズ
Runtrip Magazineでは、定期的にスポーツショップの店員さんに対して、『イマおすすめしたいランニングシューズ』をヒアリングしています。
ランニングシューズの専門家でもあるスポーツショップの店員さんは、一体どんなシューズをおすすめしているのか気になる方や、各店舗の意見を比較したいという方は、ぜひこちらの記事もご参考に。2021年冬はRuntrip Channelのこちらの動画でもお届けしています。
厚底ブームを生み出したナイキ
ここまでナイキのランニングシューズをご紹介してきましたが、ナイキといえば現在の“厚底ブーム”のきっかけを作ったブランドでもあります。2017年、フルマラソンで2時間切りを目指したプロジェクト『Breaking2』でエリウド・キプチョゲ選手が2時間00分25秒という大記録を打ち立てました。
その時にキプチョゲをはじめとした選手が履いていたのが、マラソン界を席巻するヴェイパーフライの試作品でした。そこから、市販用にヴェイパーフライ4%、ズームフライが発売され、いわゆる厚底ブームを作り出しました。
また、Breaking2は形を変えて2019年秋に“INEOS 1:59 Challenge”として再び2時間の壁に挑戦。2018年のベルリンマラソンで公式記録でもマラソン世界記録を打ち立てたキプチョゲが序盤から圧巻の走りを見せ1時間59分40秒と人類初の2時間切りを成し遂げました。
日本でも2018年に設楽悠太選手、大迫傑選手がマラソン日本記録を立て続けに更新。共に履いていたシューズはナイキのヴェイパーフライ 4%でした。その後、マラソンや駅伝でも多くの選手が着用してレースを走り、東京五輪マラソン日本代表を決める“MGC”(マラソングランドチャンピオンシップ)でも男子選手は半数を超える選手が着用して臨みました。
プロジェクトとともに新たなテクノロジーが生み出され、話題となるナイキのランニングシューズ。そのテクノロジーはエリートランナーのためだけでなく、私たち一般のランナーのためのシューズにも活かされています。
モデルチェンジするごとに飛躍的にシューズのテクノロジーが変化していく昨今。話題となっているシューズをぜひ履いてみてはいかがでしょうか。ぜひ、ナイキのランニングシューズとともに、楽しいランニングライフを送ってください!
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