「ナイキズームフライ フライニットは断然買い!!」シューズアドバイザー藤原が語る

みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー 藤原です。
今回はちょうど1か月前に発売された話題中の話題のシューズ、ナイキ『ズームフライフライニット』のご紹介です。

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昨年、話題持ちきりであった『ズームフライ』、先に発売された『ヴェイパーフライ4%フライニット』とはそれぞれ何が違うのか? ズバリ見ていきましょう!

ズームフライシリーズのシューズ比較

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【ズームフライ】
(価格)16,200円
(ソール構造)ルナロンミッドソール+カーボン混ナイロンプレート
(アッパー)エンジニアードメッシュ

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【※ズームフライフライニット】
(価格)17,280円(1,080円UP)
(ソール構造)リアクトミッドソール+カーボンプレート
(アッパー)フライニット

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【ズームヴェイパーフライ4%】
(価格)25,920円
(ソール構造)ズームXミッドソール+カーボンプレート
(アッパー)エンジニアードメッシュ

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【ヴェイパーフライ4%フライニット】
(価格)28,080円(2,160円UP)
(ソール構造)ズームXミッドソール+カーボンプレート
(アッパー)フライニット

ズームフライからズームフライフライニットになり、大きく3箇所が仕様変更となりました。

アッパーは、エンジニアードメッシュアッパーから『フライニットアッパー』に。ミッドソールは、ルナロンミッドソールから『リアクトミッドソール』、そしてカーボン混ナイロンプレートが『カーボンプレート』に変更。価格は1,080円(税込)アップしました。

ズームヴェイパーフライ4%フライニットは、ズームヴェイパーフライ4%のエンジニアードメッシュアッパーから『フライニットアッパー』に。価格は、ズームフライからズームフライフライニットへの値上げ幅の倍、2,160円アップで28,080円(税込)になりました。ズームフライフライニットとの価格差が10,800円に開き、金額的には“ボディーブローに効く感じ ”になりましたね。

先に結論を言っておきましょう!

「ヴェイパーフライ4%にこだわるな、ズームフライフライニットを買え!」
「ズームフライが安いからといって飛びつくな、ズームフライフライニットを買え!』

とわたしは言いたいです。

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当然ですが、『ヴェイパーフライ4%フライニット』はダントツ軽くて、それでいてクッションがあります。最高です。ただ耐久性はどうでしょうか? 160kmという使用距離は、あながち大袈裟な表現ではないです。また価格は高級品であった前回より、更に2,160円値上がりしました。費用対効果はどうでしょうか? 是非考えてみてください。約1万円強、違うわけですからね。

その点『ズームフライフライニット』は価格としても、据え置き感があるレベルと言っていいかもしれません。それでいてズームフライよりも機能的な部分、取っつきにくさの部分が大きく改善されていて、価格差以上のクオリティです。もはやヴェイパーフライの廉価版とは言えない、言ってはいけない仕上がりです。

それは、そのミッドソール素材、リアクトの影響が大きい気がします。とてもソフトかつバウンシー(反発)で、今回からプラス、カーボンプレートが搭載されていて、その点でヴェイパーとの仕様の違いがなくなり、確実にプラスの好印象です。

前足部にトゥースプリングが上がっていて、“カクンッ ”と落ちて強制的に前への推進力を生み出す感覚は健在。柔らかい素材のリアクトミッドソールと硬いカーボンプレートのハーモニーが絶妙。当然、ズームフライ以上の上質感です。

<参考記事>

わたしがズームフライフライニットをインターバル走で履いてみた時のガーミンで計測したGST(グランドコンタクトタイム<接地時間>)ですが、190ms(ミリセコンド)から174msに大きく改善。接地時間が短くなっており、「走りやすい」と思ったその体感とデータが一致しました。

しかも、リアクトは今後ナイキが力を入れていくポリウレタン系ミッドソール素材です。上述のようにソフトかつバウンシー、でもそれだけではなくて素材の耐久性が高いのも謳い文句。特に現状主流の『EVA』と呼ばれるスポンジ系ソールはヘタリ現象がおきにくく、クッションの劣化がしずらいのが特徴。ルナロンもzoomXも、やはり耐久性からすると、リアクトに断然分があります。

<参考記事>

さて、アッパーはフラニットアッパーになり、フィット感にクセが出たので、これだけは注意! 購入前に必ずお店でフィッティングしてください。くれぐれも、履きもせず、ポチッはやめた方が良いです。まず、しっかりとシューズの幅面(足幅部分)を確かめること。踵のフィット感も確認するといいでしょう。わたしは普段、メンズの25cmを履いていますが、フィッティングの結果、レディースの25.5cm(US8.5)が、踵にしっくりきたので、それを使っています。

ヴェイパーは唯一無二の存在感。話題感があります。金額面でOKで、大事に履いていくことが前提であれば、本番用に購入してみるのも良いと思いますよ。
<参考記事>

ただ、ペースランやインターバルなどワークアウトから気にせず履きたいという方は、断然『ズームフライフライニット』ですね。これは断言します。また、価格が安くなっているからと言って、ズームフライにするのも一考の余地があります。取っつき易さは段違いなので、わたしはズームフライではなく、こちらをオススメします。

そして、それでも取っつき易さを感じられない方は、自身のランニングフォームとの相性もあるのでしょう。例えば、ピッチが多く、ストライドが狭いランニングフォームの方は、メリットを感じにくいのでは?

でも、それで諦めるのは早計です。市民ランナーの方で、自分の改善点を感じていないという方はこの記事自体も読んでいないでしょうし、少数派かなと思います。シューズからの学びも少なくありませんよ。

「「ナイキズームフライ フライニットは断然買い!!」シューズアドバイザー藤原が語る」の画像結局のところ、求めるタイム、フォーム、楽さなどというファクターと、あなたの感じているその履きづらさ、取っつきにくさは関係があると言えます。ですから、『ズームフライフライニット』に慣れてみるのもご自身のランニングライフにはプラスで、新しい感覚、新たな一歩になるかもしれません。

スピードはピッチとストライドの掛け算、そのバランスでしかないのです。ピッチだけを増やす発想には限界があります。結局、ズームフライなどナイキのこのスタイルが注目されるのは、ピッチよりもストライドが自然に出るスタイルになっていることが大きいと思います。むしろ接地時に力めないぐらいの要素がありますからね。従来のレーシングと確かに概念が違いますが、わたしはこのシューズを履くことで、自分自身のフォームにたくさん気づきもありました。

そして、ヒントとして、トレーニングシューズを履き、コンディショニングを上げてから履くこと、これも付け加えておきます。足首以下の健康度、脚全体の筋バランスと関係しますから、是非その点も意識してみましょう。

<参考記事>

発売前のこのシューズのネーミングが実は『ズームフライ1%』だったことが象徴的。これが、今回のズームフライフライニットを端的にあらわしているのかもしれません。
17,280円でこのクオリティ、これは買いです。本当にそう思いますね。

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