“身体にこんなにも影響が……”ある女子学生が見つけたトレイルランの魅力【その3】
Apr 26, 2018 / SPOT
Apr 26, 2019 Updated
こんにちは。高尾山の近くに住んでいる学生、kirinohanaです。3年前から山を走り始め、今では毎朝の習慣になっています。
「なぜそんなに山を走るのか」という周囲の方々の疑問にお答えすべく、「山を走るトレイルランニング」の魅力を6回に分けてご紹介しています。前回のテーマはトレイルランニングが「心にもたらす影響」について。
第3回目となる今回のテーマは、トレイルランニングが「身体にもたらす影響」についてです。
“近所にちょうどいい山道があったから……”
なんとなく山を走り始めました。何かいい効果を期待して始めたわけではないのです。身体を動かしたいと思ったときに近所にちょうどいい山道があったから。わたしが山を走り始めた理由は本当にシンプルなものでした。
山を走るようになり次第に、良い影響があることに気づきはじめたのです。習慣となった今、「山を走ることはわたし身体にいい影響を与えてくれている」と言うことができます。
「ココロがヨロコブ」だけじゃない「カラダがヨロコブ」トレイルランニング。
さて、トレイルランニングをすると身体にどのような素敵な影響があるのでしょうか。
目次
ヘルシーなライフスタイルに
ちょうどいい運動!心地いい疲労感でぐっすり眠れる
心地いい疲労感というところがポイントです。第2回目の記事でご紹介したように、トレイルランでは、山の自然が心を癒したりエネルギーをチャージしてくれます。癒されながら、エネルギーをチャージしながら走ることができるため、疲れすぎない「ちょうどいい運動」ができるのです。また、足に優しい山道を走るため、足を痛めない範囲で走ることを楽しむことができるのも魅力です。トレイルランをした日には、心地いい疲労感と充足感を感じながらぐっすり眠ることができるでしょう。
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朝から活動することの良さを体感
少し前から朝活という言葉が流行っていますが、忙しい毎日の中、早起きはハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか。「早起きできたらランニングしたり読書をしたり、ゆっくり朝食をとったりできるけど……。疲れてるし、1分でも長く眠りたい……」
そんな方は、ひとまず! 朝の山を走ってみてはいかがでしょうか。この日と決めた休日に、無理にでも早起きをして、とにかく朝の山を走ってみるのです。わたしはほぼ毎朝、トレランをしています。というのも、初めて朝トレランをしてみた日、朝の山の新鮮な空気が全身に染みわたり、最高に気持ちよかったからです。以来、すっかり虜となってしまいました。幸運なことにわたしは山の近くに住んでいるため、朝に山を走りたいから早起きする……それを繰り返しているうちに、いつしか朝型の生活習慣が身につきました。トレランは朝に活動することの良さを全身に感じさせてくれます。山はちょっと遠いという方も、朝トレランをしてみたらその気持ちよさに魅せられて、ひょっとすると、朝型生活をはじめるきっかけになるかもしれません。
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身体が喜ぶものを食べたくなる
あらゆる感覚が研ぎ澄まされるからでしょうか。山を走るようになってから、心の調子や身体の調子に気づけるようになりました。そのためか、食事にも気を遣うようになったように思います。身体が喜びそうなものを食べてみる。身体にいいものを食べれば、より身体がよく動く。その変化を感じ取ることができるようになった気がしています。
また、太陽、水、大地、植物といった自然を身近に感じるようになったからでしょうか。以前にも増して、野菜が好きになりました。
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カラダがアップデートされる
山を走るようになってから、なんだか身体がアップデートされている気がしています。体感したことをご紹介します。ちなみに肺年齢、肌年齢は18歳、心拍数はいつのまにか50bpm以下になっていました。(ただ楽しく走っているだけなのに!)
疲れにくくなる
山の中を走っていると、「いつの間にこんなに距離を走っていたのか」と思うことがよくあります。木の根っこをアスレチックの様に飛び越えながら走る楽しみ、目に映る美しい自然を眺める楽しみ、鳥の歌声や風の音を聴く楽しみ。山は次々と楽しみを与えてくれて、わたしたちを飽きさせません。そのため長い距離を走ったとしても、あっという間に感じます。わたしの場合、ただ楽しみながら走っていただけなのですが、いつの間にか持久力がついたようで、トレイルランの大会で入賞するようになりました。走れる距離もだんだん伸びて、行ってみたい所に走って行くことができるようになりました。まさにラントリップですね。
以前から憧れていた日本の名峰、北岳登山もなんのその。体力がついたおかげで楽しく登ることができました。疲れにくくなると、できることが広がったり楽しみが増えたりする。嬉しくなります。
頭がよく動く
わたしの体感ですが、山を走った日とそうでない日は、明らかに頭の動きが違います。変化に富んでいる山道が、脳に様々な刺激を与え活性化させてくれているように思います。
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アリストテレスは野外を逍遥すれば頭が冴えると信じ、ダーウィン、テスラ、アインシュタインはみな庭や木立を歩きながら思索に耽った…….。
足裏が刺激される
足は第二の心臓と言われています。足裏は足つぼマッサージでもしない限り、普段なかなか刺激が与えられることのない箇所ですが、トレイルを走っていると足裏へのほどよい刺激が感じられます。トレイルランでは、舗装された道が続くシティランと違って、不整地を走ります。砂利や岩、木の根による足裏への刺激。これはトレイルランならでは。足裏への刺激は心地よく、足の先から全身まで、身体中の感覚が研ぎ澄まされるような感覚になります。わたしは体感として、足裏を刺激されることで血流がよくなったりする足つぼマッサージのような効果もあるのではないかと感じています。
紫外線カットで肌に優しい
樹々が日差しを遮ってくれる!ロードより日焼けしない
山の中では樹々が木陰を作ってくれています。日差しは葉に遮られ、直射日光はあまり当たりません。トレイルランは、何も日差しを遮るもののないロードを走るより、日焼けをしにくいのです。わたしは月間300km前後走っていますが、そのほとんどが山の中であるため、それほど日焼けをせずにすんでいます。あまり焼けてないので、初対面の方にはインドア派に間違われるほどです。走りたいけど紫外線が気になる……。そんな女性の皆さんにもおすすめですよ。
カラダがヨロコブトレイルランニング。さぁ、山を走ってみませんか。
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