トップアスリートは1日の約半分を寝て過ごす!? 「睡眠」がランナーに与える好影響

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10月に入り、少しずつ寒さを感じる日が多くなりました。いよいよ秋、そして、冬にと季節の移り変わりを感じますよね。布団の中から出にくくなるあの季節の到来です。つい、気持ちよくて二度寝してしまった人も。でも、ランニングをこよなく愛する私たちにとって、睡眠はとても大切なことです。いえ、ランナーだけでなく、すべてのアスリートにこれは当てはまります。

というのも、世界のトップアスリートは、睡眠もトレーニングの一つとして積極的に取り入れているのです。スポーツ専門チャンネルESPNによると、テニスのロジャー・フェデラーやバスケットボールのレブロン・ジョーンズは睡眠時間が10時間を超えるとのこと。1日の約半分を睡眠に費やしているのです。

また、先日引退を発表した「人類最速の男」ウサイン・ボルトや、フェデラーと同じテニス界のヴィーナス・ウィリアムス、マリア・シャラポワの睡眠時間は10時間。彼らも睡眠を大切にしています。トレーニングとはいえ、1日の半分を寝て過ごすということは大変インパクトがありますね。

運動能力に睡眠がもたらすメリットはいくつかあるようです。以前、スタンフォード大学の研究チームが調査した結果が話題になりました。書籍『SLEEP』でも詳しく紹介されています。

同調査はバスケットボールの大学代表チームを被験者にし、彼らの睡眠時間を8時間まで増やしました。すると、このような効果が出たのです。

「・被験者の走りが格段に早くなった。ダッシュの時間が1秒近く縮まった
・シュートの精度が大幅に改善した。フリースローと3ポイントシュートの入る確率が9パーセント上がった
・疲労感が減り、日中に眠気を感じることも減った(そして反応が速くなった)
・気分と身体的な機能全般が改善されたという意見があった(試合、練習問わず)」(同書より)

身体的、精神的に向上が見られる研究結果となりましたね。しっかり睡眠をとることでパフォーマンスが向上する。なんとなくわかっていたことですが、こうやって専門家の研究結果で見ると、納得感がありますね。トレーニングに励んでいる時だけが能力向上の機会ではないのです。しっかりとした睡眠も大切なトレーニングと言えます。

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また、トレーニングに適した時間帯についても、同書で指摘があります。こちらは、ノースカロライナ州ブーンにあるアパラチア州立大学の調査結果から、最高の睡眠のためには、「午前中のトレーニング」が最適というのです。

同大学での調査では、午前7時、午後1時、午後7時の3つのグループに分け、それぞれの時間帯で運動を行い、睡眠パターンを調べました。すると、睡眠時間を長く、そして、深くとることができたのは、午前7時に運動したグループでした。

「身体の回復にあてられる『深いノンレム睡眠』の段階は、最大で75パーセント多かった」(同書より)

これは早朝ランが午前中のランに取り組んでいる方にとって、嬉しい研究結果かもしれませんね。朝から気分良くトレーニングして、しっかりと睡眠時間を確保することは、身体面・精神面でのパフォーマンス向上につながると思っても良さそうです。

温かいベッドから出にくくなる季節に差し掛かりましたが、ここは気分を高めて、午前中から積極的に動いてみてはいかがでしょう。今週末のトレーニング、頑張ってください。

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