【メンタル】貧血がメンタルに及ぼす影響をスポーツ精神科医が解説

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ランナーは鉄分が欠乏しやすく貧血になりがち。そうすると、パフォーマンスにも影響が出ます。今回は、ランナーに多い貧血について考えます。スポーツを真剣に取り組む方のメンタルケアを行うスポーツ精神科医・岡本浩之先生が解説してくれました。
岡本先生は、これまで120人以上のアスリートの治療を担当するなど、メンタルケアの最前線にいながら、自身も2時間48分でフルマラソンを走るランナー精神科医です。

前回は、『心拍数とメンタルの関係』について伺いました。

貧血になるとメンタルにも影響が?

体内でセロトニン等の脳内ホルモンを生成する際、必要なのが鉄分。
そのため、鉄が欠乏すると、落ち込んだり、不安になったり、メンタル面でも不調をきたしやすくなるそう。鬱症状には、貧血が隠れている場合もあると岡本先生。

血液検査で貧血を調べる際はヘモグロビンの値を見ますが、フェリチンの値にも注目。鉄をお金に例えるなら、ヘモグロビンは『財布の中身』で、フェリチンは『預金口座』。ランニングするために1,000円分の鉄を要し、財布の中に500円しかなくても、貯金があれば大丈夫。でも預金がないと、すぐに使い果たしてしまう……。

フェリチンの値には個人差がありますが、目安としては20ng/mlをきると、長距離ランニングのパフォーマンスが落ちてしまうそう。自身の数値を知っておくことも大事ですね。

食事からの摂取や医師の診断の下で貧血治療を受ける場合は心配ありませんが、鉄の過剰摂取はよくありません。心臓や肝臓、膵臓に負担がかかってしまいます。注射やサプリでの鉄分補給は慎重に。年に1度は血液のチェックを行い、心身ともに元気にランニングを楽しみましょう。

動画でご紹介しているヒラノマリさんの『貧血と睡眠』動画はこちらから。

合わせて読みたい

・ランニングを継続するコツ。

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・ランナーが不足しがちな鉄分を含む食材と料理例

・「息があがる」「疲れやすい」のは貧血かも?

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岡本浩之先生

精神科院長。スポーツ精神科医としてアスリートのメンタルケアや運動講座開催、講演、執筆、動画配信を行う、フルマラソンを2時間48分で走る市民ランナー。
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