【通勤ラン】“普段着で帰宅ラン”するサブスリーランナーも!! 男女6名のリアル

「走れるスーツは製品化できないか?とか、ラン用でないアイテムもラン用に使えるのでは? と発想の転換をしています。収納性や速乾性など、これ着て走れるかなぁ?という目線で服を見ています。実は、ランニング用でないものでもランニングに使えるものは多いんです」

「この格好で走って帰ってるんすよ」発言から始まった牧野さんならではの斬新な発想は、通勤ランの内容を超越した新たな発見を他の参加者たちにもたらしました。

育児と仕事からリフレッシュできる“1人だけの時間”

育児と仕事をこなす人にとって運動時間の捻出は難しいものですが、座談会に参加した6名全員が帰宅ランの理由として挙げた“時短”は、この問題を解消してくれるキーワードです。今回の座談会に参加した武藤いずみさんは、結婚・出産を経験して、現在は小学生の息子を育てながら働いているママランナーです。武藤さんは走歴も通勤ラン歴も1年6ヶ月。彼女がランニングを始めるキッカケは、帰宅ランだったのです。

郊外に住み都内で働く武藤さんは、週2回ほど、仕事を終えて職場から東京駅や新宿駅まで走って、電車で帰宅。その後は家事をこなすため、朝から夜までハードスケジュール。特に子供の習い事などで週末は忙しく、あえて平日に走る時間を確保しているといいます。

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育児と仕事と帰宅ランについて話す武藤さん(右)と頷く牧野さん(中央)

「土日は息子のサッカーの送り迎えやお弁当を作ったり、忙しくしているので、平日をフル活用しています。毎日を忙しく過ごしていますが、帰宅ランは1人で過ごせる時間なので、育児や仕事のストレスを解消できるリフレッシュの時間なんです」

育児と仕事を両立する中で、職場と自宅の往復では気持ちを切り替えられる場所が少ないという人も多いことでしょう。武藤さんは帰宅ランを始めてから「仕事のストレスを持ち帰らず、家族に優しく接することができるようになった」といいます。より幸福感を感じられるようになったそう。

寝過ごした後に“暗闇”の道を走る

古着を愛用し、“着るバッグ”を紹介したカリスマランナーの牧野さん。彼の武勇伝はとどまるところを知りません。

「自宅の最寄駅が終点の2つ前なんです。2時間ほどの長い電車通勤で、ついつい寝過ごすことがあるんですが、終電で寝過ごせば終点から帰宅ランが始まります(笑)田舎道なので暗闇の道を走ってるんすよ。タクシー だと7000円ぐらいかかるので……」

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牧野さん「暗闇の道を走ってるんすよ」(えっ、まじで!?)

そのため、“いつでも走れる格好であることが重要”と力説する牧野さん。

「走ることを想定せずに寝過ごしたときは、革パン、コンバースで20km走って帰ったこともありますね(笑)今ではそういうことにも対処できるように、“すぐに10km走れるスタイル”を念頭に置いて着こなしを意識しています」

現在では、帰宅ランの際にヘッドライトをつけて暗闇の道を走るノウハウを身につけたそうです。

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牧野さん「革パン、コンバースで20km走って帰ったんすよ」(えっ、まじで!?)
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