女性のためのトレイルランニング装備の選び方【浦谷美帆のトレイル女子ランあいうえお】
May 25, 2016 / HOW TO
May 25, 2019 Updated
こんにちは!
ランニングインストラクターの浦谷です。
「浦谷美帆のトレイル女子ランあいうえお」と題して、女性のみなさんにトレイルランニングを好きになってもらえるような記事を連載しています。どうぞよろしくお願いします。
さて、前回の記事ではトレイルランニングの魅力についてお話しましたが、今回は「トレイルランニングに必要なおすすめ装備」についてご紹介します。
前回の記事はこちら
せっかく好きになったランニングを1年通して楽しく続けて欲しい!という思いで、私が女性のみなさんにおすすめしたいのが「トレイルランニング」です。
登山道や林道など、自然界の未舗装路を意味する「トレイル」。山の中を走るトレイルランニングは、舗装されたアスファルトの上を走るマラソンとは異なります。ですので、ウエアやアイテムを選ぶ際のコツも変わってきます。
今回は、トレイルランニングにおすすめの「ウェア」と便利な「アイテム」を女性ランナーの目線でご紹介します。
まず、トレランウエア・アイテムを購入する際は、いろんなメーカーを取り扱う専門店へGO!!アイテムは私たちの体、時には命を守ってくれる強い味方です。たくさん試着して納得の行く装備を見つける必要があるのです。では、それぞれのポイントを見ていきましょう!
トレランウェアを選ぶポイント
山の中は、普段生活している環境より気温が1~2度、天候によってはそれ以上下がるので、走り出しは涼しくて快適に感じるかもしれません。ただ、登りが続くコースを走っているとすぐに汗をかきますし、汗を吸ったウェアは不快になります。
しかし、休憩で止まったり、後半の疲労で走行ペースが落ちてくると、山間から吹き上げる風を体で受けると、驚くほど寒くなってくるのです。そうなっては走るのも辛くなるので、汗冷えには要注意です。
こういった汗蒸れ・汗冷え対策として、まずは、高機能アンダーウェアを購入してみましょう。シャツの下にもう一枚だと厚着に感じる方もいるかもしれませんが、その1枚が重要なのです。
汗戻りを防いで肌をサラサラに保ってくれるアンダーウェア。機能がしっかりしたものは上手に吸汗、撥汗してくれるので、トレイルランニングだけでなくウルトラマラソンや夏場のLSDトレーニングなどに活躍しています。
トップス以外にもいろいろなタイプが発売されていますので、是非ご覧ください。こちらのアンダーウェアは非常に着心地が良くておすすめです。
商品紹介ページより引用
また、コーディネートまで考えたい方は、是非こちらを参考にしてみてください。
トレランシューズを選ぶポイント
硬い石の上や飛び出た木の根、滑る土道ではいつものランニングシューズだとかなり走りにくく感じるはず。トレイルランニング専用のシューズは大概がそんな山道での走りづらさを解消してくれます。
足裏を守ることは、そこからつながる足首、膝、股関節、全身を守ることへと繋がります。トレランシューズは優先順位の高いアイテム選びです。
ポイント1:靴底(アウトソール)の凸凹
専門店にいくとたくさんのトレイルランニング専用シューズがメーカー毎、使用レベル毎にわかりやすくおいてあります。ここではメーカーは好き好きなので割愛しますが、どのメーカーでもランニングシューズより靴底がゴツゴツしているものばかりです。
ラインナップは、街ランでも使える程に軽量化されたものから、荒れた道を走るためのものまで、路面に合わせて選べるようになっています。1足目はクッションが効いている初心者向けをおすすめします。
ポイント2:幅とサイズ
トレイルランニングは、平坦な道と下りをどれだけ快適に走れるかがポイント。特に下りの斜面では、足がつま先の方向につんのめる形になります。
ここで足が前にずれて固いつま先部分に足指が接触してしまうと走りきるまでほんとうに辛くて大変。私もトレイルランニングを始めた頃、サイズの合わないシューズを履いて苦い経験をしました。
トレイルシューズは、素足のサイズより1~1.5cmは確実に大きいものを選びましょう。足幅はフィットしたものがいいです。サイズを大きくしたら必然的に足幅も大きくなるので、いろいろなメーカーの同じサイズを試しばきすることをおススメします。縦のサイズがあっていても横ブレがあると、これも足がつま先側に滑る原因になりますので注意しておきましょう。
ランニングシューズに負けず劣らず、可愛いデザインのものもあります。
サロモン トレイルランニングシューズ X-SCREAM W
シューズの選び方はこちらにもまとめてありますので、参考にしてみてください。
おすすめザック
山の中ではもちろん、いつもみたいにすぐそこにコンビニがある訳でもなく、コースロスト仲間とはぐれたからと携帯スマホを取り出してみたら圏外なんてことは多々…。街中マラソンでのアクシデント以上に危機感を持たなければなりません。
いつもはポケットに小銭と片手にペットボトルのランナーも、山の中では必ずある程度の容量が収まるトレイルランニング専用のザックを背負いましょう。
一番はお水。短い距離の行程でも、1.5~2Lは持って行くことをおすすめします。最近ではザックを買えば一緒にハイドレーションパック(ザックを下ろさずチューブから飲むタイプ)が付属品として付いてきたりしますので、選択も楽になっています。
私が現在使用している高機能ザックはこちらです。
他には、行動食や山頂での風しのぎにウィンドブレーカーも必携。これらを考えただけでも到底小さなウェストポーチでは間に合わないことが想像できると思います。
「軽量」「コンパクト」「多機能」「高機能」アイテムが毎シーズン各メーカーからずらりと登場していますので、この機会にぜひ専門店へ足を運んでみてくださいね!
ランニングバックの選び方はこちらで詳しく紹介しています
いかがでしたでしょうか?
アイテムの知識も準備も整った、ということで次回は、いよいよ初めてのトレイルランニングでまずは行っておきたい!おすすめのコースをご紹介します。
【浦谷美帆のトレイル女子ランあいうえお】
1.“女性目線”で考えるトレイルランニングの魅力とは?
2.女性のためのトレイルランニング装備の選び方
3.都心から1時間!初心者におすすめのトレイルランニングコース3選
4.富士山へラントリップ!山頂までトレイルランニングをしてきました。