初心者必見!ランニングシューズ選びで「失敗しない」ための方法はコレ。

ランニングシューズ、それはランナーが唯一頼ることのできる武器です。ぴったりのシューズを履けば、今までよりも速く走ることもできます。1歩の進み方がほんの数ミリ、数コンマでも改善されれば、走っているうちにそれが積み重なって大きな進歩に繋がるでしょう。

しかし、それだけにランニングシューズは難しいもの。決して安くはない買い物になるので、なんとしても失敗は避けたいですよね。そこで今回は、間違ったランニングシューズを選んでしまわないために、「自分にあったランニングシューズの選び方」をご紹介します。

抑えておきたいランニングシューズの違い

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近年はたくさんの種類のランニングシューズが出ています。NIKEやadidas、New Balance、アシックスにミズノと多くのメーカーが毎年様々なモデルのランニングシューズを発表していて、お店に買いに行くとその数の多さに圧倒されてしまうかもしれません。

そもそも、ランニングシューズはそれぞれ何が違うのでしょうか?一見するとどれも同じに見えてしまうランニングシューズですが、もちろんそれぞれには大きな違いがあるのです。まずは、自分に合ったシューズを選ぶ際の大切なポイントにもなる「ランニングシューズの違い」を見てみましょう。

ランニングシューズは重さが違う

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ランニングシューズの違いのなかで一番大きな点は、「重さ」です。ランニングシューズにはスニーカーと同じくらいの重さがあるものから、驚くほど軽いものまであります。

重めのランニングシューズは、「クッション性」や「安定性」に優れています。「クッション性」が優れているものは、一般的に踵が分厚くなっていて着地時の衝撃を吸収してくれます。そのため足に負担がかかりにくく、怪我予防に繋がります。また「安定性」に優れているものは、足首のひねりを防止してくれたり、着地の際に体がブレて前に進むための推進エネルギーが分散してしまうのをサポートしてくれます。また、踵から爪先にかけて傾斜がついているものは、あえて「下り坂」を作り出すことで、重心が前に移動しやすくしてくれているものも多いです。

つまり、重いシューズは正しく安全なフォームで走ったり効率的に走るための手助けをしてくれる機能が沢山ついているのです。本来こうした機能は、走り込むことで脚の筋力や効率的なフォームを習得することで不要になりますが、いわゆる「脚が出来る」前の方には必須な機能と言えます。

一方で軽めのランニングシューズは、その軽量性のおかげで疲労が溜まりにくく、足の回転をあげやすいので速く走ることができます。また、ソールは着地の衝撃を吸収するよりも、地面にダイレクトにエネルギーを伝えることで反発エネルギーを得られる作りになっているものが多く、より推進力を高めてくれるのでタイムを狙う時にはもってこいです。

ただし、軽めのシューズには怪我予防や安定性を助けてくれる機能がついていません。「脚が出来る」前にこうしたシューズで長時間走ってしまうと、怪我に繋がってしまうのでご注意を。

そのため大雑把に言えば、初心者の方は重めのランニングシューズを選び、脚が出来てきてレースでタイムを狙いたい方は軽めのランニングシューズを履くのが良いでしょう。自分の目的に合わせて、適切な重さのランニングシューズを選びましょう。また、走れる方でもLSDなどのトレーニングの際には、あえて重めのものを使用して脚作りに活かすなんて使い方もあります。

ランニングシューズは通気性が違う

シューズによっては通気性も異なります。例えば、暑い季節に太陽で熱せられたアスファルトの上を走るときには足に熱がこもりがちです。そんなときに通気性が悪いと足が暑くなりすぎて不快感を感じたり、汗でシューズの中で滑りが生じたりして疲労感につながってしまうことも。

一方で、通気性が高いシューズは、雨の日に水分がシューズ内部に侵入しやすく、同様に不快感や滑りによる疲労感につながることも。雨天時には防水使用のシューズを選んだりして、走るシーンを考えながら適切な通気性を備えたランニングシューズを選びましょう。

ランニングシューズはデザイン性が違う

見てわかることではありますが、ランニングシューズはそれぞれデザインが違います。シンプルで日常生活でも使えそうなものから、ビビッドカラーでテンションを高めてくれるもの、夜間に光を反射して安全性を高めてくれるものまで様々。最近ではファッションの一部としてライフスタイルに取り入れる方も増えてきていますね。

自分のお気に入りのデザインやカラーを選択することで「履きたくなる」という気持ちを持つことは、ランニングを継続する上でも非常に重要です。ぜひ自分のモチベーションが高まるものを選びましょう。初心者の方こそ「形から」入ってみてください。

自分に合ったランニングシューズの選び方

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それでは、ランニングシューズのそれぞれの違いを踏まえた上で、自分に合ったランニングシューズを選んでいきましょう!大切にしたい選び方のポイントを3つご紹介します。

1.ランニングシューズを使用する目的を明確にする

まずはランニングシューズをどのようなシーン・目的で使用するのかを明確にしましょう。例えば、「運動不足やダイエットのためにこれからランニングを始める」、「レースに出て自己記録更新を目指したい」、「オフロードのコースでトレイルランを楽しみたい」などなど。悪天候の中でも走るのか、なども想定しておくと良いでしょう。

目的を決めることによって、ランニングシューズに求めるべき機能が明確になってきます。お店に行ってもスムーズにシューズを選ぶことができるでしょう。実際に買ったランニングシューズをどんな風に使うかイメージをしておくことが、失敗しないシューズ選びのポイントです。

ちなみに、トップアスリートはもちろん、市民ランナーの方も3足以上のランニングシューズを持っている方が少なくありません。複数のランニングシューズを持っていたほうが、シューズの消耗もおさえることができますし目的によって使い分けができるので、一度に2足以上買ってしまうのも手です。その際は上手く割引などを利用したいですね。

2.とにかく実際に履いてみること

ランニングシューズを使用する目的が決まったら、実際にお店に行ってシューズを履いてみましょう。その際には自分で選ぶのではなく、店員さんにランニングシューズの用途を伝えて、一緒に選んでもらうようにすることが大切です。ちなみに、「New Balance 原宿店」では、足の計測からランニングフォームの分析を行った上で、最適なランニングシューズ選びをサポートしてくれます。

ランニングシューズを選ぶ時は、たくさんのシューズを試しに履いてみることも大切です。ある市民ランナーはお店で15足以上も試し履きをしてから買ったこともあるとか。そこまでとは言いませんが、ランニングシューズは自分の足を支えてくれる大切なアイテムですので、妥協をせずに自分の足に合ったものが見つかるまで粘りましょう。そして、気に入ったシューズが見つかったら、付き合ってくれた店員さんに心から感謝を伝えてくださいね。

3.実際の状況になるべく近づけること

お店でためし履きをする時は、実際にそのシューズを使う状況に合わせることが重要です。例えば、「時間」です。一般的に、人間の足というものは午前中には引き締まっていますが、午後から夜になるとむくんで大きくなってきます(もちろん個人差はありますが)。

そのため、午前中に走るためのシューズを夜に買ってしまうと、ためし履きをしたときよりもシューズが大きく感じて、靴ズレなどにつながってしまうかもしれません。そしてその逆も。シューズを買う時間帯と自分の足の大きさを気にしながら、実際の状況を考えて買うようにしましょう。サイズが合っていないシューズはおすすめできません。

目的別・オススメのランニングシューズ5選

それでは最後に、目的別に人気のあるオススメのランニングシューズをご紹介します。人気があって多くの人々に愛されているシューズにはちゃんと理由があります。お店に行ってためし履きをする際の参考にしてみてください。

普段のトレーニングやマラソン大会出場を目指すランナーへ:ウェーブライダー20

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このミズノのウェーブライダー20は、クッション性と安定性を両立させたランニングシューズです。日々のトレーニングから、フルマラソン完走に向けての使用に最適。実際にシューズを持ってみると「重い」と感じるかもしれませんが、履いて走ってみると、そのクッション性と適度な反発性から「軽く」感じるはずです。

特殊な編み方をしたメッシュ素材で通気性も高いのも特徴。これから気合を入れてランニングを始めたい方、マラソン大会完走を目指す方にオススメのランニングシューズです。

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フルマラソン3.5時間を目指すランナーへ:アディゼロジャパンブースト3

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アディゼロジャパンブースト3はクッション性と安定性を両立した万能型のランニングシューズです。かかと部分のソールは厚いものの、足の前端部は非常に薄いため、傾斜によって安定して前に進めて、かつ地面との接地感を感じながら走ることができます。

海外ではこのシューズで世界最速記録が樹立されており、もちろんシリアスランナーの方にもぴったりです。フィット感、クッション性、反発性、そしてグリップ力、ランニングシューズに必要な多くの要素を満たしたこのアディゼロジャパンブースト3は、多くのランナーにおすすめしたい一足となっています。

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地面の接地感を感じられるシューズ

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最速を目指したい本気のランナーへ:adizero takumi sen boost 3

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最速を求めるランナーにオススメするレーシングシューズ、「adizero takumi sen boost 3」。その重さはなんと165g!シリーズ最軽量を実現し、かつ高いグリップ力を持ち、しなやかな推進をサポートします。

この「adizero takumi sen boost 3」は2015年、2016年の箱根駅伝を連覇している青山学院大学が着用するシューズでもあります。レースで最速を目指すランナーの方は試してみる価値のある一足だと思います。

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【マラソントップアスリート/青山学院大学 陸上競技部/明治大学 体育会競走部着用モデル】最速への挑戦。

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山道でも力強く走りたいトレイルランナーへ:SPEEDCROSS 4

ランナーの中でも、特に山道や舗装されていない道を走るトレイルランナーにおすすめしたいのがこの「SPEEDCROSS 4」です。このシューズは非常に高いグリップ力を持ち、ぬかるんだ泥道や濡れた枯れ葉、岩場など滑りやすい悪コンディションでも関係なく走り抜けることができます。

また軽量でありながらも頑丈に作られていて、タフなレースにも最適な一足です。このシューズを履いてトレイルランニングの楽しさを思う存分に味わってみてください。

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まさに地球にかみつくグリップ性能を誇るベストセラーモデル。テクニカルトレイルや急坂で絶大なグリップと安定感を発揮し、よりスピーディーに難所をクリア出来る。

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どこでも走りたいフレキシブルなランナーへ:レイトアップ

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出典:https://www.devicecreation.com/product/rateup/

「ランニングシューズを持ち歩いて、どこでもランニングがしたい!」という方へオススメなのが、この「レイトアップ」です。非常に軽い靴下のような本体に薄めのインソールを入れて使用します。本体はペラペラなので折りたたむことも可能、コンパクトに持ち運びが可能です。

しかし、実際に履いてみるとフィット感が良く、高いクッション性と耐久性を誇ります。何もかもが常識破りの一足ですが、これがあればランニングの可能性が大きく広がっていくことは間違いないです。試しに一足いかがでしょうか?

ラントリップマガジン編集部ではこのシューズを履いてフルマラソンを走ってきました

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片足:66g インソール厚さ:1cm ポータブルシューズとして、日常のあらゆるシーンで気軽に持ち歩けます。

今回はランニングシューズの特徴からぴったりなシューズの選び方、そして目的別のオススメのランニングシューズまでご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?ランニングシューズ1つでもランニングはもっと楽しくなるはずです。

みなさんもお気に入りのランニングシューズと一緒にぜひラントリップへ出かけましょう!

 

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