伊豆トレイルジャーニーの魅力!2年ぶりの景色はやっぱり最高だった【トレイル女子ランあいうえお】
Jan 17, 2020 / EVENT
Jan 17, 2020 Updated
こんにちは、インストラクターの浦谷です。
12/8(日)に開催された『伊豆トレイルジャーニ』(以後、ITJ)、2017年に続き、2年ぶりの参加が叶いました。
2017年のレースコラムはこちら
今回も、2回に分けてRuntripの様子をお届けします。前編となる今回は、前日~当日スタートまでの記録です。
全国津々浦々のトレイルランレースのなかで、私が心打たれたのがITJのレースコンセプト“新しい伊豆の旅の創造”。普通に旅行するだけでも楽しい伊豆。車じゃ通れない道を、知らない景色を、自分の足で走って旅できたら、きっともっと面白い。この2年で体力がついたので、今回はどんな伊豆の旅が出来るか、エントリーの日からすでにわくわく! していたのですが、昨年の秋はいくつもの大型台風が日本列島を直撃。ここ西伊豆も、台風19号の影響を受けることとなりました
多くのトレイルレースや河川敷でのロードレースが開催中止になった中、ITJはコース変更という条件で開催。
2年前と同じコースを走ることができなくなってしまったことは残念でしたが、地域が大変な中で開催に向けて整備された特別なコース。何の不便なく元気に走れたことは、感謝しかありません。
大会概要
大会名 | IZU TRAIL Journey 2019(伊豆トレイルジャーニー 2019) |
距離 | 71.7⇒68.3km(累積標高差 +4,408⇒3,320m)制限時間は変更なし14時間(6:00~20:00) |
開催場所 | 松崎町松崎新港~伊⾖市修善寺温泉 |
参加資格 | 過去30km以上の距離のトレイルランレースで完走した経験があり、今回も完走する余裕があること。 |
参加人数 | 1500名(抽選) |
ITRA(国際トレイルランニング協会)ポイント | 3ポイント |
コース変更で、中盤までほぼロードがメインとなり、例年よりも高い95%の完走率となりました。とはいえ、距離は約70kmあり、ビギナーランナーから少しステップアップした方向けのロングレース。多くのトレイルランナーが惚れ込む伊豆トレイルジャーニー。これを読めば、きっとあなたも参加したくなるはず。次回の開催までに完走できる体力をつけて、参加されてみてはいかがでしょうか。
大会前日
前回は朝から車移動でしたが、今回は昼過ぎに都内を出て、在来線に揺られ約3時間。
のんびり電車移動中、窓から見える景色の移り変わりとともに、旅の気分が少しずつ盛り上がっていくのを感じます。修善寺駅で下車後、ITJ会場に直行する専用バス(片道1,500円)に乗りこみ、約90分。西伊豆にある会場(松崎町環境改善センター)へ。
会場で受付を済ませると、参加賞の伊豆の味引換券が2枚もらえます。併設した広場で準備されている地元の名産品や炊き出しと交換ができる嬉しいチケット。今回もたくさん品目があり、どれもおいしそうでした。
私は “クラムチャウダー” と “いそめし” をいただきました。外が少し冷えたので、温かいクラムチャウダーが胃にしみます。
広場には、協賛会社のサプリメントやウェアの販売がありました。受付前に忘れ物に気づいても、ここでひと通り揃うので安心ですね。でも、もちろん事前にしっかり準備しましょう。必携品は、自分の命を自分で守るために必要。チェックも厳しいです。
指定時間に開催される参加自由のコースブリーフィングは、レース初参加のランナー必聴。特に今回は大幅なコース変更があったため、過去に参加されている方も聴講されているようでした。
また大会方針の一つ『ボーダレス』という取り組みの一環で、今回は一部の回が英語訳で開催されました。日本人だけでなく、世界中のランナーが訪れやすい大会になるよう、満喫してもらいたいという配慮だそう。聴覚障がいをお持ちの方も参加可能な手話通訳の回もありました。素晴らしい取り組みだとおもいます。
友人と待ち合わせをして、会場から程近い飲食店で夕食をとり、明日への鋭気を養いました。
伊豆といったら、金目鯛でしょう!
食事が終わったら地元のスーパーと薬局へ買い出し。お店の看板が印象的で、松崎に来たらここ!
少し離れた銭湯へ車で連れて行ってもらい、今日までの疲れを全部洗い流しました。
店構えと、店番のおばあちゃん2人が何とも味のある感じ! 今度はぜひ明るいうちに立ち寄りたいです。
宿に戻り、準備をして、22時には就寝。
前回は1人で宿に泊まって準備にあたふたしていましたが、仲間がいると、会話で緊張がほぐれてとても良いですね。ラン仲間との旅って、辛いことは半分に、楽しいことは倍になるんですね。
大会当日
朝4時半、起床。朝食と準備を済ませ、徒歩でスタート会場へ。
今回は例年にない暖かさ。会場に着くまでに、体が温まりました。
日中気温は15℃まで上がるとか。ウェアはそれを見越してTシャツ、短パン、ロングソックス。すぐに脱げるウィンドブレーカー。12月の早朝とは思えない格好です。
会場は、大きなライトと大会オリジナル音源でムードいっぱい。旅をテーマにした演出にも、こだわりを感じます。スタートエリアも広々で、各所に優しい気遣いとおもてなしが感じられ、女性も参加しやすい雰囲気です。
スタート前には、松崎町長の挨拶がありました。大きな声でエールを送っていただき、ここでランナーの気分も一気に高まります! 音楽が徐々に大きくなり、パッと一瞬消える。スタートの合図です。
朝6時。さあ、長い旅の始まりです!