トレイル女子が初国際レース『大阪国際女子マラソン』に挑む

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こんにちは、インストラクターの浦谷です。
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(日)に開催された『第39回大阪国際女子マラソン』関西テレビで全国放送され、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ(以下MGC)の選考レース第2戦としても注目された、女性だけの晴れ舞台。私もこの日、憧れのこの大会に国際ランナーとして参加することができ、初サブスリー(フルマラソン3時間切り)を達成することができました。今回はドキドキワクワク、国際レースに初Runtripした様子をお届けします。

キャッチコピーは「最後は、私。」

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第39回大阪国際女子マラソン大会ポスター

今年の大阪国際女子マラソンは、2020東京オリンピック女子マラソン代表の最後の1枠をかけた選考レース。『2時間22分22秒』というMGCファイナルチャレンジ設定記録は、2017年から2期にわたって行われたMGCシリーズ内での最高記録(2018年ベルリンマラソンでダイハツ松田瑞生選手がマークした2時間22分23秒)より1秒速いタイム。そして今回、松田選手本人が設定記録を突破、代表に王手をかけたのです。
「最後は、松田。」そんな、白熱した舞台で同じランナーとして参加出来たことに、その日は1日中興奮が冷めませんでした。

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さよならパーティでインタビューを受ける松田瑞生選手

初の国際レースにエントリー

2019年秋のつくばマラソンを3時間5分で走り、『3時間10分以内の走力』という大阪国際女子マラソンの参加基準を満たし、エントリー! つくばマラソンの記録証コピーと、現金10,000円を書き留めで事務局に郵送して返信を待ちます。

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現金書留で送る申込書

最近はどのレースも簡単にネット決済でエントリー出来る仕組みになっているので、郵送したものが届いているか不安になり、事務局に問い合わせをしてしまいました。笑 無事にエントリーリストに名前が載っているのを確認。練習を重ねつつ、コースや毎年の完走率のチェック、事前受付が必須なので前日から当日のスケジュールそのほか、必要な情報はネット検索や過去に参加したことのあるラン仲間から聞いたりしました。

国際レースならではの準備

5km毎全8ヶ所のエイドに預けられる “スペシャルドリンク” を前日に作成。事前にバラエティショップで容器や装飾品を購入。容器の直径・幅には制限がありますが装飾(持ち手や写真など)はサイズに含まれません。それぞれに何が入っているか、当日引き渡し場所で申告します。
私は応援してくれる東京のラン仲間や家族の写真を貼り付け、受け取ったら写真だけ回収して思い出を残す作戦に! 結局5km、40kmを除いた6ヶ所に置いたのですが手が滑ったり見つけられず、半分も受け取りに失敗。走りながら決まったモノを探し掴む、なかなか難しかったです。

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練習中に撮った思い出の写真などを貼りました。
中身はメダリストクエン酸ドリンク、ボトルにメダリストのエネルギージェルを貼付

レース当日

ついに迎えたレース当日! 週間天気予報ではずっと雨でしたが、なんと当日は1発逆転で晴れ予報に。最高気温は17.9℃。復路の向かい風がコースの名物ですが、この日は強い区間でも1.5m/sほど風はほとんど気にならず、天が味方してくれたような気分でした。完走率90%とその割合の高さからみても、今回のコンディションは良かったと思います。

お昼スタートということもあり、集合必須時間(なんとも老舗陸上競技大会らしく、集合のことを点呼とありました)は11時頃でしたが、スペシャルドリンクを預けるなら9時30分までということで、余裕を持って9時ごろには会場に着くよう向かいました。余裕を持って行ったのに勝手が分からず、スタート前からてんやわんや。

まずは、屋外でスペシャルドリンクを預けます。内容物のチェックがしっかり入りました。そして、一歩施設に入ったら、レースで着るウェアのチェック。3卓程の受付カウンターが並び、そこでウェアを上下とも提出します。チームロゴやブランドロゴが入っていたら、そのサイズや数、あらかじめ貼り付けたゼッケンの位置など細かく指導が入りました。ここは1人ずつで時間がかかるので、ランナーが列を作っていました。

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申告した内容を書いてスペシャルボトルに貼る
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キャプテンを務めるランニングチームのユニフォームで走りました

スペシャルドリンク預けとウェアチェックの2つの関門を通過して、更衣室へ。屋根付き、トイレも多く綺麗な施設で快適でした。更衣室とその中にあるロッカーは番号毎に用意されていて、私たちは3人で1つのロッカーを使うよう割り当てられました。ここでロッカーを共有するランナーと自然と会話が生まれます。新参者でアウェイ感を感じていた私は、少しホッとしました。

時計を見るとスタート2時間前。食事をとっていい時間だったので持参したおにぎりなど色々食べました。まもなく、ウォーミングアップが出来るようトラックが解放され、選手が時間差で入り乱れます。

私は競技場外を3km程、トラックでショートスプリントを何本か行いました。福士加代子選手が近くで準備されていたことが良い思い出になりました。福士選手は昨年の同大会でレース序盤に転倒、35kmで途中棄権されていたので、今年は元気よくゴールして欲しいと思っていました。

 

ワクワクが止まらない42.195km

さあ、いよいよ!スタート時間が刻一刻と近づいてきました。直前までウォーミングアップウェアを着ていられるので、寒さを感じることは微塵も無し。トイレもギリギリまでOK! 今まで参加したレースの中で、どこよりも贅沢です。さすが国際ランナーの舞台!

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直前まで着ていたジャージを赤いバックに入れるとロッカーに戻しておいてくれる

最終点呼をトラック内の芝の上で行い、ゼッケン順に整列。いよいよ号砲を待ちます。12時10分、ヤンマースタジアム長居をスタート。号砲とともに468人の女性ランナーが一斉に飛び出します。トラックを1周半ほどしてから大阪の街へ繰り出し、それぞれのレースが始まります。

長居陸上競技場のトラックから出発、大阪城を横目に御堂筋を走り抜け、180度折り返した後にほぼ同じコースで競技場に戻ります。前半は下り、後半は上り基調ですがその差は全体的にゆるく、調子が良ければ結果がついてくるコースです。

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コース図
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高低図
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ゴール前800mくらいのところで仲間が待っていてくれた

今回なんと! 家族、そして東京から応援団が来てくれていました。サプライズで名前入りの応援旗まで作ってくれていて、トップ集団が通過する脇でその旗がしっかりテレビに映っていました。笑 当の本人は応援の後押しを受け、心も体も快調そのもの。フルマラソンはもう数えられないくらい走ったけど、これほど自分がどこまで頑張れるか、みんなに背中を押されてワクワクが止まらない日はなかったです! ハーフを1時間28分で通過。後半も足は動き、今までで一番短く感じた42.195kmでした。ゴール後手元の時計を見ると2:58:21。自己ベストで走りきることができました。

控え室にシャワーが完備されていたのがありがたかったです。すぐに汗を流してさっぱり! 同じ頃にゴールしたランナーに労いの言葉をかけながら、ウェアから私服に着替えます。この頃は魔法を解かれたシンデレラの気持ち。会場外で待っていてくれた応援メンバーと合流したときは安堵のため息が漏れました。

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家族が金メダルのチョコレートをかけてくれた

さよならパーティ

夜は、前日受付で訪れたホテルニューオータニで毎年恒例の『さよならパーティー』が開催されました。表彰式を兼ねているため、激走を見せてくれたトップランナーが目の前に! パーティ用にオシャレしたランナーや関係者だけが集まる華やかな時間です。

ホテルクオリティの食事を楽しみながら、出場したランナーや関係者と2時間ほど歓談しました。いつでも女子トークで時間が過ぎるのはあっという間。来年も出場できたら、またこの楽しい時間をみんなと過ごしたい!そう思いました。『また来年』!

なにわのハイエネルギーな沿道応援を浴びながら、トップランナーを間近に同じコースを突っ走る。初めての国際レースは、練習からパーティまで大満喫しました。

今年は秋に台風、後半は新型ウイルスの影響で各地のレースがキャンセルとなり、不完全燃焼に感じた方が多いシーズンになったと思います。しかし、それまでの練習はただタイムを縮めるためだけではなく、心や体を強く美しくしてくれ、今の自分をつくってくれているはず。

来シーズン、どこかのレースで元気に走っている自分を思い描いて、今しか出来ない素晴らしいRuntripに出かけませんか。

   
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