サプリメントなどの摂りすぎが招く老化の原因「糖化」を測定
Sep 24, 2019 / HOW TO
Oct 23, 2019 Updated
もっと体を強くしたい、減量したい、キレイになりたいなどの願望を持つランナーは多いはず。
とは言いつつ、たくさん走った日にみんなで飲むアルコールや美味しいご飯がやめられない! むしろ、それがあるから頑張れる……。
今日はそんな欲張りランナーの皆さんに知ってほしいキーワードをご紹介します。私達は、何かしら効果のありそうなサプリメントや食品を摂ることばかりに注目しがちですが、摂り過ぎが招く身体の『糖化』はご存知でしょうか?
老化を進める第4の原因『糖化』
少し前まで、老化の原因はこの3つが一般的でした。
1.加齢
2.紫外線
3.酸化
ところが最近、『糖化』が老化の原因の一つとして注目されています。
糖化=AGEs
AGEs(エージーイー)とは、最終糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)の頭文字から取った言葉で、食事などで過剰に摂りすぎた『糖』と、人間の体を主に構成している『タンパク質』が結びつくこと(メーラード反応)で体内に作られる、異常なタンパク質のことです。
これが体内で増えると、肌のシワやたるみの原因となったり、骨や血管の働きを邪魔してしまったりすると言われています。
AGEsを測定してみよう
医療機関では糖尿病リスクの検査などで既に活用されています。かつての測定機材は採血するものでしたが、今は指先をセンサに挿入して特殊な光をあてると、わずか数十秒ほどで体内の蓄積レベルが測定できます。
今回使用したのはシャープライフサイエンス株式会社が開発した『AGEsセンサ』という測定器です。
いざ、測定
1.落ち着いた状態で測定を開始。年齢、性別を入力します。
2.案内が始まったら、クリップの中に左手の中指を入れて数十秒待ちます。
指先で測る理由は、指先の内側面にはメラニン蓄積がほとんどなく、また太い血管もなく、日焼けや血流量などで起こる測定誤差を低減できるからだそう。
また、手のひらを預けることで固定しやすいため、ほぼ同一箇所を測定することができます。
前回の測定値が記録紙に履歴として残るので、比較することができます。
記録紙には、わかりやすく今の糖化度やその数値での状況が記載されていて、「同年代ランキングを上げたい……」「前回より数値改善したい……」など、モチベーションも上がります。
終わりに
ポイントは、AGEsを多く含む食べものをなるべく控え、代わりにAGEsを排出&ケアしてくれる食材を活用すること。
1.こんがりキツネ色に焼かれた見た目のものは注意
2.味が香ばしいもの、焦げたものには注意
3.糖質量の少ないメニューを選ぶ
4.GI値の低い食べものを選ぶ
5.サラダなど食物繊維を多く含む副菜をプラスする
そして、実は食後の適度な運動が糖化防止に効果的です。
そのことについては、また次回!
AGEsとは何か、知ることができたでしょうか。
Runtripをして、美味しそうな食べものと出合ったときに、ぜひ今回の知識を活かしてみてください。
健康な体づくりに、一歩前進!