【ニューバランス】フューエルセル レベルは今まで履いたことがない新星シューズ

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みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー 藤原です。

今回は、ニューバランスからニューバランスらしからぬ? デイリートレーナー、ニューバランス『フューエルセル レベル』をご紹介します。

2018年の恒例 “NY5番街のマイルレース”、その男女の優勝者の足元、シューズが話題になりました。
「なんだ、これはハンゾーではないぞ! 」

これは最近になって『フューエルセル 5280』というカーボンファイバープレート入りのシューズだと、詳細が判明。日本でも、神野大地選手がトラックレースなどで着用しています(アメリカでは9月頃に発売予定)。こちらはトップランナー向けの、いわば “ ピンなしスパイク ” 。

さて、話を5番街マイルに戻しますと、女子の優勝者ジェニー・シンプソンは、このレースでなんと7度目の優勝。それも2013年から6連覇中と、まさにレジェンド中のレジェント。2013年の世界陸上北京大会1500mのゴールドメダリストで、長くニューバランス契約アスリートとして活躍してきました。そんな彼女と開発したのが前出の『5280』。これは履く人を選ぶシューズですから、もっともっと一般ランナー向けにアップデートされたモデルが『フューエルセル レベル』です。

アッパーとルックス

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近未来的デザインで “見た目重視” のシューズに見えますが、いかがでしょうか。

ジャガードアッパーの中足部には、デザインとしても象徴的なステッチングワーク『トレースファイバー』を採用。また、シューズ内側のシュータンのない『ブーティーコンストラクション(甲周りが一体化した素材)』は、ニューバランスらしい、素晴らしいフィット感を作り出しています。まさにソックスのようなフィット感です。

ニット系アッパーは、どうしてもクセが出がちです。しっかり感が出なかったり、逆にタイトになりすぎたり……。でも、さすがニューバランスですね。小面積ではありますが、ヒールカップも付いているので、少なからずフィット感を助けています。つまり、フィット感に定評があるニューバランスに、 “デザイン性が備わったモデル” と言えますね。

デザインと言えば、アッパーだけでなく、シューズを靴底から見るとアシンメトリー(左右非対称)なカタチになっていて斬新! 近未来的としか言えない印象です。特にソールの外側の中ほどに出っ張りがあり、斬新なデザインの象徴の部分となっています。

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フューエルセルが更に進化。クッションはよりバウンジーに

斬新なデザインのソールは、単に外側に安定感を出すということではありません。ジェニー・シンプソンのストライドを解析したところ、足が着地してつま先に抜けるまで、外側部分にも底面から続く接地面があってもいいということが判明しました。それで、このシェイプになったわけです。ちなみに、スピードを出すときに履くレーシングシューズで、前方方向に機能が集中しています。ミッドフットから前の着地を想定した作りとも言っていいでしょう。

実は、私も、ミッドフットストライカー(シューズ後方より前部分あたりで着地すること)なので、これはとてもいい感じです。見た目はこんなに張り出しているのに、履いて走ってみると、違和感や突き上げ感を全く感じません。走った後に確認してみたら、やはりその部分にもしっかり地面痕(路面の汚れ痕)がありましたね。デザインだけではなくて、機能性がしっかりあるわけです。

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クッション性としては、REVLITEとFUELCELLの組み合わせがポイントです。ソールの裏から見るとわかりやすいですね。クリスタルラバーの下に透けて見えます。真ん中の踏みつけ部あたりに見える赤い部分(FUELCELL)が抜群のクッション感。そしてそれは前作フューエルセル インパルスを超える、わかりやすいバウンドのクッションになった印象です。

少し柔らかく粘るようなソフトな接地感。直後に訪れる蹴り出しには、適度な硬さがあり、しっかり踏み込めるフィーリング。クッションに偏るとありがちな、ソフトだけでグラグラする感じが全くありません。推進力のベクトルがどんどん前に行く感じですね。正直、今まで履いたニューバランスのシューズで一番バウンド(反発感)を感じます。

基本的にはテンポアップラン用シューズにオススメ

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このシューズ、ランナーが自分の動きたい方向にうまくバウンドしてくれるようなレーシングシューズの構造。いわゆる”テンポアップラン”シューズというもので、文字通り “テンポ” を “アップ” する用途で使うもの。10kmのレースだったり、テンポアップランがよく似合うトレーナーですね。

あくまでもレーシングライン。コンディションがいい状態で履くシューズです。たくさん走るランナー、ステディーに走っているランナーは、デイリートレーナー(トレーニングシューズ)とセットで履き分けて使うと、ベストですね。オーバープロネーター(過回内)のランナー、外反母趾など内側のトラブルがあるランナーは、コンディションを整えてから履きましょう。

普段のトレーニングにアクセントをつけるように、少しスピードアップしたランを取り入れたいランナーにぴったりフィット。シューズのクッションバウンド・軽量性・フィット感で、ランナーを応援してくれます。

夏は暑くて、長時間のランニングは非効率的。いつもジョグばかりというランナーこそ、こういったテンポアップランシューズを履いて、短時間でペースアップしてのトレーニングもいいですよ。5kmのレースとか駅伝など、ショートディスタンスのレースでも、モチベーションがあがりますね。

また、ついつい街履きで履きたくなるデザインですので、トレーニング頻度がそれほど高くないランナーなら、兼用シューズとしてデイリーでのランニングに使用するのもありでしょうね。

使用用途が広いニューバランスフューエルセル レベル、是非、店頭で多くのランナーに履いてみてほしいですね。

ニューバランスフューエルセル レベル

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詳細

・価格: 12,500円(税抜)
・ドロップ: 6mm
・アッパー: ステッチワークでアッパー剛性を最適化した『トランスファイバーステッチング』、『ブーティーコンストラクション』がフィット感を高める
・ミッドソール: REVLITEとFUELCELLの組み合わせがバウンド感あるクッションを実現。左右非対称ソールユニット採用、足の接地感を高める
・アウトソール: クリスタルラバーアウトソールがトラクションをアップ

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