【通勤ラン】「良いイメージなかった……」男女6名がハマった通勤ランのリアル
Oct 30, 2018 / MOTIVATION
Apr 26, 2019 Updated
「もともと通勤ランに対して良いイメージを持っていなかったんです」
というラン歴16年の下嶋千明さんは、自宅から会社までは20km以上の道のり。通勤時のランニングに加えて、その前後を電車で調整することが多いそう。出社時も帰宅時も、乗車率のピーク時にランニング。時間をずらして朝は早めに電車へ、夜は遅めに電車に乗ることによって、満員電車を回避しているといいます。
「6年かけて今の形になっていきました。走ることが好きで、いつもドーパミンが出ていますね。帰宅ランで走っている時はポジティブなことばかり頭に浮かんできます」
もともと通勤ランに対してマイナスイメージを持っていた下嶋さんですが、今では通勤ランは彼にとって生活の一部であるといえます。
③の“誰にも縛られない”はランニング時にもそうですが、特に帰宅ランではランニングの後にも誰にも縛られないということも意味しています。例えば、出社時の通勤ランでは出社時間がある程度決まっていることで制約はありますが、一方の帰宅ランは、何かしらの理由で帰宅時間が決まっていない限りはおおよそ時間に縛られません。
「帰宅ランでは気軽にロング走することができます」
と話すのは、走歴3年で通勤ラン歴1年3ヶ月の帰宅ラン派の船越賢さん。船越さんが帰宅ランを始めた当時、ラン歴2年目という時期は多くのランナーにとって、ロング走の位置付けやそのやり方を模索するもの。船越さんにとっての帰宅ランでのロング走とは、時短でもあり、満員電車を回避する手段でもあり、誰にも縛られないという自由を手に入れる方法でもあります。
「帰宅時の満員電車や、遅めの時間帯での車内の酔っ払いを回避する手段として走り始めたんです」
と話すのは、通勤ラン歴4年の渡邊大介さん。もともと喫煙者だった渡邊さんは帰宅ランを始めてからみるみると健康的になっていったいいます。
「最初は着替え場所に困っていましたね。当時、会社にロッカーがなかったのでトイレで着替えていたら、便所から短パンで出てきたぞ……!みたいな、ことがよくあって(笑)今では、自由に出入りできる24時間営業の会員制ジムで着替えてから帰宅ランのスタートを切ります」