【シドニーマラソン】街中の声援に“最高に楽しい42km”と感動!4万人が駆け抜けた南半球最大のフルマラソンを振り返る

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秋を迎え、本格的なマラソンシーズンが到来しました。目標のタイムを目指してシリアスに走ることも達成感を味わえますが、レースが開催される都市の風景や街の人々との触れ合いを楽しめるのもマラソンの醍醐味。特に海外で開催されるマラソンでは、日本では体感できない非日常を味わえるものです。

そのなかでも、日本のマラソンシーズンに先駆けて9月17日(日)にオーストラリア・シドニーでシドニーマラソン2023が開催されました。そのシドニーマラソン2023へスポーツMC・岡田拓海さん、ラントリップ代表・大森、編集部メンバー・Yokoが出走。全種目あわせて4万人ものランナーが出走し、シドニーの人々から声援が送られて街中が盛り上がる様子やシドニーの観光名所を巡るコースの魅力をご紹介します。

さらに、2000年のシドニーオリンピック・女子マラソンで金メダルを獲得し、シドニーマラソン・アンバサダーを務める高橋尚子さんへシドニーマラソンの魅力を伺いました。

高橋尚子さんとのモーニングランを満喫!

シドニーマラソン直前、Runtripチームはレース本番への準備を進めるなかシドニーオリンピック・女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんとのモーニングランへ参加。シドニーマラソンへ参加するほかのランナーとともに高橋さんから走り方のコツをレクチャーしていただきました。レース本番を前に走り方を学んだメンバーたちは、シドニーマラソンへの気持ちが高まってきた様子。

高橋さんへシドニーマラソンの魅力やコース攻略のポイントについて伺いました。

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シドニーマラソンの魅力を語る高橋尚子さん(中央)

岡田:シドニーマラソン大会アンバサダー高橋尚子さんに来ていただきました!高橋さんから見たシドニーマラソンの魅力はどんなところにありますか。

高橋:最大の魅力というのは観光名所でもあるハーバーブリッジ。私もシドニーオリンピックを走ったときには、ちょうど3〜4km地点でハーバーブリッジを超えたんですけど、マラソン本番は道路が全面封鎖ですよ。レースが始まると皆さんもこのハーバーブリッジを思い切り堪能できます。ハーバーブリッジからオペラハウスが綺麗に見えます。自然と街を一緒に楽しめるところがこの大会の魅力ですね。そして、センテニアルパークという公園があり、ここがまたとても綺麗。シドニーの街を堪能して42km走ると戻ってくるのが、このオペラハウス。走り終えたあとに写真撮影やレースの疲れを癒せる最高のロケーションだと思います。

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シドニーマラソン2023コースマップ

岡田:ハーバーブリッジを含めアップダウンが非常に多いコースだと伺っています。シドニーマラソンのコースを攻略するポイントはありますか?

高橋:上りを力強く小ザルのように走るんです。逆に下りは小石のようにコロコロと転がるようなイメージ。途切れさせずに上手く次につなげていくことで滑らか走り方になっていきます。シドニーオリンピックを当時ご覧になった方は同じ風、同じ声援そして景色を楽しんでもらいたいですね。なんといっても美味しい食べ物を堪能できて、人が暖かくて綺麗な景色が見られます。どこを見ても楽しめるマラソン大会です。

4万人が出走!多くの観光名所を駆け抜けるシドニーマラソン

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(左から)Yoko、大森、岡田さん

迎えたシドニーマラソン当日。Runtripチームのメンバーもスタート前から盛り上がる会場の熱気に胸が高鳴る様子。大森も「ゴールしたくないくらい楽しい!」と口にして、高揚が伝わってきます。岡田さんは「この景色を心に焼きつけながら走りたい」と多くのランナーが並ぶ景色にコメント。

スタートすると、コースは序盤から観光名所のハーバーブリッジを渡ります。多くの観光名所を走るシドニーマラソンのなかでも、目玉となるポイント。ハーバーブリッジのゲートとなる塔、そこから見下ろす街の景色に「すごい景色」と岡田さんも感激していました。

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ハーバーブリッジ

ハーバーブリッチを渡り終えると、シドニーの現代的な都市の街並みを駆け抜けてレースは進みます。途中には、フィニッシュ地点のオペラハウスが見えてきました。

コースを進んでいくと、ロックスという歴史的な建造物が現存する街を通り抜けていきます。街の人の多くがビールを飲みながら、ランナーへ声援を送る光景も見られます。沿道では楽器で生演奏をするバンドもいて、ランナーを応援する空気が街に溶け込んでいることが垣間見えます。

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レースが開催されたこの日は、日差しが強くランナーにとっては少し厳しい条件。高橋尚子さんも紹介していたセンテニアルパークに入ると、公園内の自然がここまで走ってきたランナーたちの背中を押します。

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終盤、アップダウンが多いとされるシドニーマラソンのコースでも特に大きな上り坂を越えます。大森も「高橋さんが言っていた上りは小ザルをイメージするという言葉を思い出していきたい」と意気込む様子。

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オペラハウスへ戻ってくると、いよいよフィニッシュゾーンへ。多くの声援が響くなか、岡田さんは「体験したことない!すごすぎて感動しちゃいました」とフィニッシュ目前にして感動を露わにしました。

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声援の大きさに感動!最高に楽しい42km

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スタートからフィニッシュ地点まで、余すところなくシドニーの街並みを堪能したRuntripチームのメンバーたち。走り終えた直後に、レースを通して感じたシドニーマラソンの魅力を振り返ります。

岡田:シドニーマラソン全員ゴールしました!素晴らしい大会でしたね。最初から最後まで、ずっと楽しかったですね。

大森:コースで体験したすべてが想像以上でした。オペラハウスが最高だよねとスタート前は言ってたけどそこだけではなかった。それはもちろんすごいけれど、沿道の声援がずっと大きくて感動しました。

岡田:そうなんですよね。シドニーの人たちのランニング愛がすごいですよね。それを強く感じました。

Yoko:“最高に楽しい42.195km”でした!

大森:高橋さんのコメントだ!(笑)。でも、冗談ではなく本当にそうなんですよね。最高に楽しかった。

岡田:人生の中で1番楽しいマラソンだったのは間違いない!少し暑くてベストなコンディションではなかったですけれど、フルマラソンを走りながら街を十分楽しめる。シドニー中の人々が全力で応援してくれて、抱きしめてくれた。それが最高でした!

Yoko:フィニッシュゾーンはラスト400mから、沿道の応援もすごくて感情込み上げてきました。

岡田:応援がすごかったですよね。「おかえり!」「お前はオーサムだぜ」と1つ1つのパワーを強く感じるんですよ。

大森:旅行を兼ねて初めてのフルマラソン、シーズンインの大会として走るのも思い出になりますよね。ぜひ、興味のある方は来年参加してみてください!

***

大会前後の滞在を含めて、シドニーの魅力を堪能したRuntripチームの3人。歴史的な街並みからシドニーの人々の暖かさまで、街の特色を存分に体感できるシドニーマラソンは海外Runtripにはおすすめの大会です。

海外のマラソン大会へ出てみたいと考えている方は、ぜひ来年のシドニーマラソンへ参加してみてはいかがでしょうか。

詳細情報

シドニーマラソン

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2000年にシドニーで開催された第27回夏季シドニーオリンピックを記念して、翌年の2001年から始まった南半球最大のマラソン大会。現在使われているシドニーマラソンのコースは、 2000年のシドニーオリンピックで使用されたコースを一部走ることができるほか、多くの観光名所を堪能できる。

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