2016年7月31日

「木を飛び越えろ!!」珍しい上向きのコース表示が登場!! 新しくなった『三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングNEXT』大会レポ

「「木を飛び越えろ!!」珍しい上向きのコース表示が登場!! 新しくなった『三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングNEXT』大会レポ」の画像
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広い海とたくさんの山々。三陸地方は、雨天でさえその存在感に圧倒されるほどの自然に溢れています。そんな三陸・雄勝で、7月17日(日)に『三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングNEXT』が開催されました。第5回目となる本大会は、トレイルを駆け抜けるファンランイベント。今回からコースが一新され、大会名も“NEXT”と添えられています。いったい、どんな大会なのか。実際に参加してきましたので、その全容をご紹介しましょう。

いきなりの急坂を越えて最高点の硯上山山頂へ

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大会当日、雄勝の空は朝からどんよりとした雲に覆われていました。気になるのは雨ですが、スタート時点ではまだ降っていません。トレイルは天候によってコースが大きく変わるので、参加者も「雨は大丈夫か?」と心配しているようでした。

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スタート地点の葉山神社では、受付を済ませお参りする方がたくさん。皆さん、レースの無事完走を願っているのでしょうか。本大会はリピートでの参加者が多く、ランナー同士、あるいはスタッフとスタート前から挨拶を交わす人々の姿が印象的でした。

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そして朝8:00、いよいよトレイルランニングがスタート!コース上にはエイドが1箇所のみということで、水分や補給食などは自分で持って走ります。どんなコースが待ち構えているのか、ワクワクしますね。スタート直後から、どんどん山道を進んでいきます。しかし…

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スタート直後から、いきなり走れないレベルの急坂。なんと約1.2kmで一気に標高350m近くまで登るのだとか。つい前のランナーさんに、「ファンランって聞いていたんですけど…?」と声を掛けてしまいました。登り切る頃には、早くも脹脛がパンパンです。

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コースには、至る所にピンクリボンが。事前に試走のうえ設置してくださったようで、道無き道を進むトレイルランニングではとても助かります。お陰さまで、道をロストせず最後まで走れました。

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いくつも倒木があり、ジャンプして飛び越えます。上を向いたコース表示には笑ってしまいました。一筋縄ではいかないコース。キレイに整備されたコースは走りやすいですが、自然そのものを満喫できる、そんな楽しさがあります。

(逃げられたため)写真には残せませんでしたが、少し遠目に鹿も見ることができました。この付近では珍しいことではなく、他にも見たというランナーがたくさん。この大会だからこその、とても貴重な経験です。

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途中でロードも走ります。とはいえ、こちらは現在もう車は通っていない様子。草木に包まれたガードレールは、まるで舗装路が自然に戻っていく過程かのように感じられます。

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そしてスタートから約12km。本大会で最高点となる硯上山山頂へ到着です。この時点で周囲は深い霧に包まれており、雨を予感させられます。

「最高点だから、ここからは下り坂!?」

…かと言えば、そう簡単にいくはずもありません。だってトレイルの大会ですから。まだまだ、いくつもアップダウンを経てゴールへ向かいます。

女川町を一望できる石投山を経て波板海岸ゴールへ

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硯上山山頂を越えると、程なく大会唯一のエイドに到着。たくさんの飲み物や食べ物が提供されています。後半戦に向けた休憩にピッタリです。

尚、こちらは関門になっており、何名かのランナーは残念ながら途中回収となったようでした。過去大会に出場された方でも「こんなにキツくなかった」と言うほどのコース。コース難度を読み違えた方は多かったのかもしれません。

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エイドから、次の山へと向かうロード。ずっと山道を走っていると、むしろロードの方が脚に大きく負担を感じます。私はロードレースの方が得意なのですが、このときは「早く山に入りたい」と思えたから不思議なものです。

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フカフカした土の道が、ずっと奥まで続いていきます。目指すは女川町の最高峰・石投山山頂。細かなアップダウンを繰り返しますが、前半ほどの急坂はありません。上り坂は走れるレベルです。

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そして石投山山頂に到着!…本当はこちらで広い海が眺められるのですが、残念ながら霧で何も見えませんでした。スタッフさんも、「ここ、本当は絶景スポットなんだよ」と教えてくれました。

ちなみにこちらの石投山、女川駅からのランニングコースが『ラントリップ』でも投稿されています。本大会への参加はもちろん、絶景を楽しみたい方は、石投山トレイルコースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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石投山を過ぎれば、ゴールまでは残り6kmほど。この頃から、次第に強い雨が降り始めてきました。「ザー、ザー」という雨音は、強くなったり弱くなったり。しかし山の中にいると木々が雨を遮るからか、そこまで雨に打たれることはありません。気温こそ高くないものの、走り続けて火照ったカラダには、少しくらい雨が当たるくらいでちょうどいい感じです。

ただし濡れた路面は滑りやすく、特に下り坂は注意が必要になります。特に後方を走る方ほど、何名ものランナーが通った路面は滑った後が増え、転倒などの危険性が高かったかもしれません。

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そして山を抜けると、テントが見えました。こちらがゴール地点。私の姿を見つけたMCさんが、大きな声で「お疲れさまでした〜!」と声を掛けてくれます。さらに大勢のスタッフさんが出迎えてくださり、感謝の気持ちが溢れ出てきました。

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ゴールはこちらの海!手作りのゲートをくぐり、“海に触れて“はじめてゴールです。山から海へ。コースは想像以上にキツいものでしたが、三陸の自然を楽しむという意味では、確かに素晴らしいファンランイベントだったと思います。お陰さまで、怪我なく無事に大会を満喫できました。

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ちなみに私はそっと海へ入りましたが、写真のようにダイブするのが醍醐味のよう。多くのランナーがゲート付近に荷物を置き、雄勝の海へと飛び込んでいました。ちょっと水温は低かったものの、ちょうどいいアイシング。大人が海に飛び込んでハシャグ姿、最高ですね!

走るだけでは終わらない!絶品・海の幸を堪能

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本大会は走るだけでなく、“食を楽しむ”のがむしろメイン。前日にも前夜祭が行われましたが、大会当日も、ゴール後にはたくさん海の幸が堪能できます。その一部をご覧ください。

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その場で焼いているホタテ!醤油など掛けなくても、その塩気だけで最高の味わいです。

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私のイチオシが『鮭の出汁茶漬』。冷たいお茶漬けで、ランナー向けに塩を多めにしているとのこと。疲れていてもサラサラ、あっという間に完食してしまいます。

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蒸しカキ&ホヤは、なんとセルフサービスの食べ放題!カキはもちろん、ホヤは「食べたことがない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。まさに三陸の味です。

走り、そして食べる。三陸の食と自然を「これでもか!」というほど満喫できる、そんなレースと言えるでしょう。リピーターが多いのも参加してみれば納得。気になる方は、ぜひ来年の参加を検討していてはいかがでしょうか。

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三河賢文が執筆した記事

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