走りの質を高める筋力トレーニングのすすめ。『ドラヴィエのコアトレーニングアナトミィ』

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いよいよ春。メインレースを終えて、トレーニング期に移行するという方は多いでしょう。あるいは「何か新しいことを始めよう」と、これからランニングに取り組む方がいるかもしれません。今回はランニングそのものではなく、その土台となる筋力トレーニングにフォーカスした1冊をご紹介します。

先日、仲間とトレーニングしていたとき、『腹筋』がちょっとした話題になりました。私はランニング後に脚より腹筋が疲れるのですが、仲間の1人はまったく腹筋に疲労感がないと言います。走り方をよく見てみると、完全に“下半身だけで走っている”状態。しかも身体はそこそこ引き締まっているのに、お腹がプヨプヨです。使わない筋肉は鍛えられない…体幹部を鍛え、使うようにトレーニングすれば、それだけで速く走れるようになるかもしれません。

そのほか、中学校で陸上部を指導していると、腕振りにつられて肩から上半身が大きく振られてしまっている生徒がたくさん。腕振りによる“捻り”に対抗できず、そのまま身体が流れている状態ですが、これでは無駄な動きが生まれてしまいます。そこでコアトレーニングを導入。ラダーやドリルなどで姿勢・動きから改善していくと、見違えるように力強くスマートなフォームに変化していきました。

体幹部、特に腹筋周りが弱いと、すぐにフォームが崩れてしまいます。そして脚だけに頼る走りとなり、レースなどでは後半に大きな筋肉疲労を伴う結果に。よく「元気なのに脚が動かない」なんていうランナーの声を聞きますが、まさにこの状態ではないでしょうか。

楽しく、速く、長く走るために、コアトレーニングを始めてみませんか? そのための良きバイブルとなるのが、『ドラヴィエのコアトレーニングアナトミィ』。コアの中でも腹筋を中心として、さまざまなトレーニングの実践法が解説されています。

写真付きで見ながら実践!

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本著では具体的なトレーニングについて、写真付きで解説されています。自分の動き・大勢などと比較することで、正しくトレーニングできているかが確認しやすい構成。さらに以下のような項目も加えられ、しっかり効果を得られるよう細部にまで配慮されています。

  • 『ヒント』より大きな効果を得るための補足情報
  • 『メリット』そのトレーニングから得られる結果
  • 『デメリット』なかなか続かない理由、誤った動きを行った際の結果などの注意点
  • 『リスク』誤った動きを行った際に起こり得る怪我などの注意点

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また、自重トレーニングだけでなく、マシンなどを用いたトレーニング方法も取り上げられています。スポーツジムへ通っている方、あるいは自宅に腹筋台などをお持ちの方なら、さらに幅広いコアトレーニングが実践できそう。自身のトレーニング環境に合わせて選べるのは、嬉しいポイントではないでしょうか。

初心者から上級者までカバー

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本著は一見すると、小難しく上級者向けに感じるかもしれません。確かに中身を読んでみると、テキストはちょっと固めです。しかし目標設定やトレーニング頻度といった準備に始まり、レベル別に順序立てて取り組めるようになっているので安心してください。

美しくラインの整った身体づくりから、競技力に繋がる実践的なものまで。あるいは、ファンランナーからシリアスランナーまで。特に「走りの質を高めたい」という方にとって、新たなトレーニングバイブルになるのではないでしょうか。

2014/1/25 フレデリック・ドラヴィエ (著), マイケル・グンディル (著), 安藤 誉 (監修)

 


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