【ランニングシューズ】箱根駅伝 201/210人がナイキ!残りの9人が選んだのは? 

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ラントリップ お馴染みのシューズフィッティングアドバザーの藤原岳久さんと、箱根駅伝をシューズで振り返ります。藤原さんはブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わって20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出した、走るシューズアドバイザーです。

箱根駅伝シューズは 201/210人がナイキ!

藤原さんは、毎年、箱根駅伝をテレビで見ながら、誰が何のシューズを履いているのかをカウントし、記録しているそう。210人中、201人がナイキを履いており、今年はナイキ率が95.7%で、昨年よりも10%アップ!『ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%』は104人、『ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%』を97人が履いていました。

「ヴェイパーフライの方がやや多かった。全日本駅伝ではアルファフライを履いていたのに箱根駅伝ではヴェイパーフライに変えた選手もいた。アルファフライは推進力があるものの、制御が難しいシューズであるため、明暗が分かれたのは特殊区間。これで上りは難しいのでは。アルファフライを履いていた選手は皆順位が下位だった」(藤原さん)

その他の9人は、『ニューバランス フューセル 5280』、『ミズノ ウエーブデュエルネオ』、『アディダス アディゼロ アディオスプロ』を履いていました。これらは夏以降に登場したシューズなので、練習であまり使えなかったことも、着用者が少なかった一因かもしれません。「9人中4人が区間1〜3位入賞している。自信がある選手が履いていたのかなと思う」(藤原さん)

アシックスを着用した選手がいなかったことも、特徴的でした。「2016〜17年は60足くらい履いていてシェアも高かった。高校駅伝ではミズノかアシックスだった」。藤原さんは衝撃を受けたそう。

選手にとって、練習で触れ合う期間が長く安心感があったであろうナイキのシューズ。また、周りと同じシューズを選んだ選手も多かったのかもしれません。箱根駅伝のシューズを見ると、その年のランニングシューズ市場がわかりますね。藤原さんは、来年以降はナイキ以外のブランドも確実にシェアを伸ばすと予想しています。来年も楽しみです。

箱根駅伝ランナーが選んだシューズ

【ナイキ】エア ズーム アルファフライ ネクスト%

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非常に強い推進力を誇る『エア ズーム アルファフライ ネクスト%』は、箱根駅伝の選手でも使いこなすハードルが高いシューズ。下りでは有利に働くものの、5区の登り区間でバウンドの制御に苦労した選手いたほどです。

市民ランナーが使いこなすには一定のフィジカルトレーニングが必要ではありますが、自信があるランナーはこの『スーパー厚底シューズ』にチャレンジしてみては。

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さらなる進化を遂げたソールの厚さが39.5mmのスーパー厚底シューズ。

・アルファフライ ネクスト% レビュー

【ナイキ】ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%

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出典: nike.com

第97回箱根駅伝で最もシェアが大きかったのが『ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%』。全日本駅伝では『アルファフライ』を履いていた選手でも、箱根駅伝では『ヴェイパーフライ』を履いていたという選手や、レースで初めて履いた選手もいたそう。

ナイキ厚底シューズのなかでも軽量性が高く、上級者ランナー向けではあるものの、短い距離であれば速く走る練習として一般のランナーにもおすすめのシューズです。

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ヴェイパーフライ ネクスト%は、史上最軽量のデザインでスピードを実感できるシューズ

【アディダス】アディゼロ アディオス PRO

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前年の6月に限定販売、9月から一般販売が開始された新しいシューズでありながら、箱根駅伝ランナーに採用された『アディダス アディゼロ アディオス PRO』。

5本骨状カーボンバー『EnergyRods(エナジーロッド)』や軽量・高反発フォーム『LightstrikePRO(ライトストライク プロ)』など様々な高機能素材が使われていますが、一体感もありフィットしやすいシューズです。反発性や推進力が非常に強く、特にサブ3.5以上の走力を持つランナーにおすすめです。

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5本骨状カーボンバー搭載。反発性や推進力が高く、上級者ランナー向けのシューズ

【ミズノ】ウエーブデュエル ネオ

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前回の箱根駅伝でも話題となったミズノの『ウエーブデュエル ネオ』。新開発の高反発ソール素材『MIZUNO ENERZY LITE(ミズノエナジーライト)』により、今まで通りのフォームでより大きな反発力を得られます。反発性に加え、アッパー部分がニット素材のハイカット仕様となっていることで足首までの一体感を高め、安定した走りをサポート。

バットやゴルフクラブといった用具開発による “反発” への知見が活かされており、シューズと地面の衝突運動のコントロールをしやすい中厚底のシューズとして人気の一足です。

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2020年の箱根駅伝でも話題に。反発の研究が生み出した、高反発かつ動きをコントロールしやすいシューズ

【ニューバランス】FuelCell 5280

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出典: shop.newbalance.jp

1マイル(1600メートル)をフィートに換算した“5280フィート“が由来の『ニューバランス FuelCell 5280』。超高反発のミッドソール素材『FuelCell』にカーボンファイバープレートを組み合わせ、強力な推進力に。短い距離を速いスピードで走ることに特化したシューズです。

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短い距離での高速レースを想定し、ハイレベルのランナーがハイスピードで走れることに特化したシューズ

 

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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト

   
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