アディダスから新登場!ソーラーイエローを纏った『adizeroシリーズ』の履き分け方、識者が語る
Dec 03, 2020 / SHOES
Dec 03, 2020 Updated
ソーラーイエローを纏った『adizeroシリーズ』の『adizero Sunrise Pack (アディゼロ サンライズ パック)』が登場。シューズアドバイザーの藤原岳久さん、MATSURANちゃんねるのHAGIさんを迎え、アディダスの『adizeroシリーズ』の履き分け方をご紹介します。※今回は『adizero adios Pro』『adizero Pro』『adizero Japan 5』を中心に展開
『adizeroシリーズ』は “マイクロフィットラスト” が特徴で「踵が細くて、前足部にゆとりがある形。ラストは、0.01mmまでこだわっている」と藤原さんがシリーズの魅力に触れています。
目次
アディダスの『adizeroシリーズ』とは
『もっと速く、もっと遠くへ』1秒でも早いベストタイムを目指して走る日本人ランナー向けのモデルで、現在のラインナップは7モデル。
“爆速。5本指カーボン。”のキャッチコピーで登場した『adizero adios Pro(アディゼロ アディオス プロ)』、カーボンプレート搭載のエリートレーシングモデル『adizero Pro(アディゼロ プロ)』、レースでもトレーニングでも万能に使える『adizero Japan 5(アディゼロ ジャパン 5)』に加え、ハイエンドレーシングモデル『adizero Takumi Sen 7(アディゼロ タクミ セン 7』、優れたクッション性と耐久性のある『adizero Boston 9(アディゼロ ボストン 9 )』、軽量のトレーニングモデル『adizero RC 3』、軽量でお手頃なスピードトレーニングモデル『adizero Bekoji 2(アディゼロ べコジ 2.0)』。
それぞれの目的やシーンに合わせて履き分けるのがオススメです。adizeroシリーズのシューズチャートも参考に。
『adizeroシリーズ』の履き分け方
カーボン搭載シューズとカーボンなしシューズの履き分け
「目的やシーンによってシューズを履き分けるべき」と、こだわりを持つHAGIさんは、「カーボンプレートが搭載された『アディゼロ アディオス プロ』と『アディゼロ プロ』は、今までよりもパフォーマンスと走りの質を上げるためのシューズ」と評価。「カーボンの入っていない『アディゼロ ジャパン 5』を履いた時が100%だとしたら、『アディゼロ アディオス プロ』と『アディゼロ プロ』は120%を引き出せる。常にカーボンシューズを履いていると、それが100%になってしまい、レースでさらに引き上げられない」。HAGIさんは普段のトレーニングでは、カーボンが入っていないシューズを履くべきだと主張します。
これには、藤原さんも頷きます。「昨今の厚底ブームで、120%が100%になっているランナーが多いです。練習で100%、レースで120%を出す意識が大事。インターバルではレーシングフラット(『アディゼロ タクミ セン 7』など)、接地感がある薄いシューズが良い。スピードを維持し、推進力をカバーするのはテンポアップシューズ。そのシューズで練習して100%に持っていく。『アディゼロ ジャパン 5』で十分」。
カーボン搭載シューズ『アディゼロ アディオス プロ』と『アディゼロ プロ』との履き分け
『アディゼロ アディオス プロ』と『アディゼロ プロ』の履き分けについて、HAGIさんは「ジャパンシリーズとの相性が良ければ、『アディゼロ プロ』は間違いない(アディゼロ ジャパンのアップデート版に近い)。同じような動き、接地感でもタイムが出せる。『アディゼロ アディオス プロ』は疲れにくいシューズ。自分の限界値を測る時には、『アディゼロ アディオス プロ』を履くけれど、距離走やペースランニングでは使っていない」と話します。
「『アディゼロ アディオス プロ』は、少ない出力でもスピードが出る感覚。でも、体の乗り方や接地の練習、体づくりの必要があります。また、ヒールカップがないので長時間使うのはリスクも。『アディゼロ プロ』はパワーが出るシューズ。『アディゼロ ジャパン』は、サブ4におすすめ。ヒールカップがしっかりしています」と、藤原さん。
ランニングシューズは、新品の状態が最もパフォーマンスが高い消耗品。トレーニング用やレース会場までの移動用とレース用を分けることで、レーシングシューズを良い状態に保ち、自分自身のスイッチを入れることにもつながりますね。
adizero Sunrise Pack
アディダスのアイコニックなカラーの “ソーラーイエロー” を纏ったシリーズ。緊張感と共に、新たな記録更新への期待が込められて『adizero Sunrise Pack』というネーミングで登場(全7モデル)。
adizero adios Pro
『爆速。5本指カーボン。』というキャッチコピーで登場した『adizero adios Pro』。カクンと転がる感じと異常なまでに跳ねる感じの特徴があり、レーシングカーのようなソールで爆発的な推進力が生み出されるモデル。
・サイズ:22.0 cm ~ 31.0 cm
・販売価格:27,500 円(税込)
・重量:225 g
・ミッドソールドロップ:8.5 mm
・商品URL:https://shop.adidas.jp/products/H67504/
adizero Pro
カーボンプレートが搭載された、軽量ながら高いクッション性をもたらす、エリートレーシングモデル。CARBITEXカーボンプレートが、着地時にはダイナミックな柔軟性を、蹴り出し時にはエネルギーを与え、少ない力を大きな推進力へと変換する。
・サイズ:22.0 cm ~ 31.0 cm
・販売価格:24,200 円(税込)
・重量:240g
・ミッドソールドロップ:9.5 mm
・商品URL:https://shop.adidas.jp/products/FY0101/
adizero Japan 5
足をしっかり固定するフィット感は、レースの間も、速度を上げるトレーニングでも足をサポート。次の一歩にエネルギーをリチャージする、高い反発力を誇るクッショニングも搭載。軽量でクッション性と安定感を備えた、ロードでのグリップ力を生み出す、レースでもトレーニングでも万能に活躍するモデル。
・サイズ:22.0 cm ~ 31.0 cm
・販売価格:15,400 円(税込)
・重量:224 g
・ミッドソールドロップ:9.5 mm
・商品URL:https://shop.adidas.jp/products/FY2019/
adizero Takumi Sen 7
アッパーは、内側のサポート力を高めた羽のように軽いメッシュ製。 軽量で反発力のあるクッションが、速いピッチを導く。アディゼロシリーズ最軽量でフィット感・グリップ力などの機能性が高い、ハイスピードレーシングモデル。
・サイズ:22.0 cm ~ 31.0 cm
・販売価格:17,600円(税込)
・重量:170 g
・ミッドソールドロップ:9 mm
・商品URL:https://shop.adidas.jp/products/FW9152/
adizero Boston 9
第二の肌のようにフィットするメッシュアッパーが、ハイスピードでのサポート力を発揮。ヒールには反発力のあるクッション、前足部には非常に軽量なクッションを配し、素早い蹴り出しに貢献する。優れたクッション性と耐久性がある、レースでもトレーニングでも履きたいオールマイティなシューズ。
・サイズ:22.0 cm ~ 31.0 cm
・販売価格:13,200円(税込)
・重量:235 g
・ミッドソールドロップ:10 mm
・商品URL:https://shop.adidas.jp/products/H68740/
adizero RC 3
アディダスが誇る極めて軽いメッシュアッパーを装備。 2種類のクッショニングにより、柔軟な走りをもたらす。軽量でクッション性を備えた、トレーニングモデル。
・サイズ:22.0 cm ~ 31.0 cm
・販売価格:13,200円(税込)
・重量:210 g
・ミッドソールドロップ:9.5 mm
・商品URL:https://shop.adidas.jp/products/FW9299/
adizero Bekoji 2
通気性に優れた一層メッシュアッパーとクッション性のあるサポート力が特徴の軽量なスピードトレーニングモデル。
・サイズ:22.0 cm ~ 31.0 cm
・販売価格:9,889円(税込)
・重量:168 g
・ミッドソールドロップ:5 mm
・商品URL:https://shop.adidas.jp/products/H68738/
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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト
HAGI さん
MATSURUNランニング/スポーツフードスペシャリスト
ランチューバー(ランニング系YouTuber)
法政大学出身。スポーツフードスペシャリストの資格を生かした、トレーニング面だけでなく、「体の質を上げる」食事面でのサポートに定評がある。YouTubeの『MATSURUNちゃんねる』では、ランニング関連の動画を配信。
チャンネル登録者数は2.6万人を超える(2020年12月現在)。
MATSURUNちゃんねる