目線をあげる!! “マラソン大会で最高の写真を撮られる方法”を担当者が明かす

大切なポイント

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・写真を撮られることに慣れている人や表情が豊かな人は、写真写りが良い
・撮られることへの“意識”を持つだけで、写真の雰囲気はポジティブになる
・写真はカメラマンの技術だけで完成するものではなく、ランナーに“意識”を持ってもらうことで一緒に作りあげるもの

ランナーは、撮影ポイントでカメラマンを見つけたら、カメラマンに写真を撮ってもらうという意識を持つことが大切です。カメラマンとともに良い写真を作り上げるという意識があればパーフェクト。その意識が、表情や視線の変化を起こして、総じて写真のクオリティが上がります。

具体的な方法

【目線を上げる】

大切な要素は“目線の高さ”です。カメラ目線でなかったとしても、目線の高さが上がることで視線や顔つきが大きく変わることが多いです(左よりも右の方が目線が高い)。


【長くポーズをとる】

キツくても、カメラマンの前を完全に通り過ぎるまで長めにポーズをとることを意識しましょう。カメラマンがシャッターを切る前にポーズを解いてしまうランナーが意外に多いそうです(ゴールでは時計や足元に目を落としてしまう人が多いので、フィニッシュ時はポーズを取ったまま、ゆっくり走り抜けるのがベスト)

【金さんのアドバイス】

「それぞれの撮影場所によってランナーとカメラマンとの距離感が違うので、カメラマンを見つけたら(ランナーが思っている以上に)できるだけ長めにポーズとって欲しいですね。とにかく、それが良い写真を撮影できる確率を上げるコツの1つです。カメラマンの横を通り過ぎるぐらいまでがベストですが、その意識を持っているランナーは意外に少ないんです」

【杉本さんのアドバイス】

「カメラマンは背景に東京タワーなどの名所を入れて撮影することもあるので、人が多い集団で走っている時は横にずれるよりも前のランナーとの距離を少し開ける方が良いです。そして、長めに意識的にポーズをとっていただけると嬉しいです。その時に、視線を上げるだけで写真はすごく良くなりますし、表情を意識してもらえれば、さらに良い写真になります」

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©︎2018 All Sports Community ランナー間の位置関係を説明する杉本さん

東京マラソンのような都市型マラソンでは、集団がバラけやすい後半に多くのカメラマンを多く配置しているそうですが、それでも30km以降は集団で走るランナーが多く、上記のポイントが大切です。今後は、マラソン大会での写真が“あって当たり前”から、“さらに良いものを共に作っていく”という時代になるでしょう。杉本さんは以下のように話します。

「マラソン大会の現場は、ランナーとカメラマンがお互いにリスペクトできる瞬間があるので、良い現場だと思います。10年以上、市民ランナーを撮影してきましたが、今でも感動を再発見することがあります」

写真写りが良くなれば、その写真を購入したくなります。大会に出る楽しみが1つ増えることで、走ることへの充実感が高まり、結果的にランナーの生活の質も向上していくことでしょう。皆さんもぜひ、次のレースからカメラマンを見つけたら目線を上げて、満面の笑みをできるだけ長くキープしてみましょう!

今シーズンも、杉本カメラマンは都市型マラソンを担当予定。今まで良い写真を撮ってもらったことがないという方も、レースを楽しみながら最高の一枚をカメラマンと作りあげましょう!

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