ロードホークFFなどアシックスの“TENKA”シリーズが気になる

アシックスジャパンは、カラーをレッドで統一した「TENKA SERIES(テンカシリーズ)」のシューズとギアを計5品、12月8日(金)より発売した。そのなかでも3種発売されたシューズのうち汎用性の高い、すなわちビギナーのランナーの練習/レースから、中級/上級者のトレーニングシューズとしても十分に活躍する「ロードホークFF TENKA」について、以下に紹介する。

FlyteFoam搭載の汎用性の高いシューズ

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出典・引用:アシックスホームページより

“レースで頂点を目指す駅伝ランナーの闘争心を煽る”
駅伝戦国時代を勝ち抜き、“天下”を取るために日々鍛錬を続ける駅伝ランナーのレースにかける熱い思いに“点火”する、というコンセプトとした“EKIDEN TENKA SERIES”

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出典:アシックスホームページより

何を隠そう、筆者の私すしマンはこう見えて学生時代は根っからのアシックスユーザーであった。その頃からターサージャパンやスカイセンサー、ソーティシリーズなど多くのアシックスのシューズを履いてきたが、このFylteFoam(フライトフォーム)をミッドソールに搭載したシューズを履くのは初めてのことであった。このFylteFoamは従来のミッドソール素材のEVAと比べて約55%の軽量化に成功し、素材に繊維を添加する独自の技術で優れたクッション性を実現させている。

(※FlyteFoamの詳しい研究開発の秘話や、プロモーション動画などはコチラより:とびきり軽いFlyteFoamは、社会になにをもたらすのか

ロードホークFF TENKAを履いてみた印象は、アシックスのシューズらしく、接地した時に安定したソールの反発を感じられる。また、従来のEVA素材がミッドソールに使われたアシックスのシューズよりも軽量感があり、また硬すぎない。ビギナーであれば普段のジョギングからレースにも応用できる。

また、スピードを出したい中級/上級者にとっても普段のジョギングからそこそこのペースでのペース走や距離走にもってこいの汎用性を備えている。また、フィット性もよく、スムーズに体重移動を行うことができる。

このカラーは駅伝モデルらしく勝負のTENKA REDの色合いであるが、ロードホークFF自体は、他のカラーも今年の春にリリースされているので、マラソンやジョギングなど、駅伝を走るランナー以外にも幅広くオススメできるシューズである。

ギアもあわせてコーディネートにオススメ

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この「TENKA RED」の特徴的な色合いなのはシューズだけでなく、同時発売されたTENKAシリーズのウーブンジャケットや、レーシンググローブも同じ色合いになっている。これらのコンセプトカラーであるTENKA REDは、甲冑などを赤や朱に染めた「赤備え」にちなんでおり、駅伝やマラソンなどの集団走の中でも、一際目立つ色彩感の強いカラーである。これらのアイテムにはすべて戦国武将をイメージしたロゴが入っている。シューズだけでなく、ジャケットやグローブも併せて揃えることで、TENKA REDの良さを生かした主張性のあるコーディネートができる。

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撥水性の高い裏メッシュのジャケットは、現代のギア選びにおいて、実はありそうでなかなかない。外身ではわからない機能性を兼ね備えているTENKAシリーズのウーブンジャケットは、軽量素材を用いた保温性の高いモデルとなっている。

駅伝で天下を獲るのはどのメーカーか?

正月のニューイヤー駅伝、箱根駅伝を前に各スポーツメーカーも年末商戦の追い込みや、正月の駅伝でのプロモーション効果に期待を寄せている。両駅伝ではナイキの厚底シューズの登場により、例年になく選手の足元への争奪戦が加熱している。箱根駅伝に出場する有名どころでいえば、ナイキのシューズを多くの選手が履いている東洋大学の選手、アディダスのシューズを多く履いている青山学院大学の選手を筆頭として、その他ではアシックスのシューズを履いている鈴木健吾(神奈川大)と、塩尻和也(順天堂大)の足元にも注目だ。

この二人はエース区間である「花の2区」で区間賞争いをするであろう。2区のスタート時点で、二人がそれぞれ上位からスタートすれば、熾烈な先頭争いの競り合いに、後続の順位からスタートすれば「ごぼう抜き」が見られるだろう。鈴木はハーフマラソン日本学生歴代5位の1時間01分36秒の記録を持ち、前回の箱根駅伝では2区の日本人選手歴代6位の好記録である、1時間07分17秒で区間賞を獲得した。

塩尻はこの11月末に10000mで27分47秒87の日本学生歴代4位の快記録を出した。その塩尻を上回る記録を大学時代に出したのは、大迫傑(早稲田大)、鎧坂哲哉(明治大)、竹澤健介(早稲田大)の三人だけである。塩尻は前回の箱根駅伝では2区で1時間08分06秒で区間5位と、区間賞に届かなかった。塩尻は1年生の頃から三年間、箱根の2区を走っており、今回「3度目の正直」を目指している。

日本人選手では過去に、箱根駅伝の2区での「1時間06分台」を三代直樹(順天堂大)、渡辺康幸(早稲田大)、村澤明伸(東海大)の三人しか達成していない。しかしその「1時間06分台」で走れる可能性があるのがこの鈴木と塩尻である。あとはレース展開の中で二人がどのような位置でスタートし、どのようなペース配分を経て権太坂などの後半部分を迎えるかにかかっている。

箱根駅伝のダイジェストとしてスタートの1区、山上りや山下り、大手町でのゴールシーンも印象的であるが、選手目線で見ればやはりエース区間の2区での区間賞こそが「学生最強選手」を決める真の王者の称号の相応しい。

そのランナーの足元は、はたしてアシックスのTENKA REDカラーだろうか。またはスウッシュのロゴを従えた厚底シューズや、三本のストライプだろうか。はたまた、陸王のアトランティス社のシューズのモデルとなった国内メーカーのものか。

現代の日本においては、学生駅伝で優勝するチームの選手や、区間賞などをとって活躍する選手の足元を制したメーカーが、それからしばらく天下をとり、マーケティングやプロモーション戦略を優位に進めるであろう。


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