「ランニング時間」の捻出に、“5時間快眠法×朝5時起き”がおすすめな理由
Feb 07, 2017 / HOW TO
Apr 26, 2019 Updated
新しい季節の始まりには、ランニングの目標やトレーニングの計画を立てる方も多いかと思います。
ただ、
計画通りに走れていないな……
思っていた以上に忙しいな……
と、これらに心当たりある方も少なくないのでは。
忙しい現代人がランニング時間を確保し、計画通りに実行するのには、それなりの工夫が必要となりますよね。今回は、そんな時間捻出のポイントとして、「睡眠時間」について考えてみましょう。
適切な睡眠時間は人によって異なりますが、世の中には5時間快眠法というものがあります。
「短時間睡眠でも脳と体が満足し、スッキリ目覚めて、日中のパフォーマンスも最大化できる眠り方」と語るのは、日本睡眠学会所属医師の坪田聡さん。自著『朝5時起きが習慣になる5時間快眠法』の中で、5時間睡眠というショートスリープを紹介しています。
毎日、疲れて帰ってきて1分でも長く眠りたい……。そんな心の声が聞こえてきますが、逆にショートスリープを実施することで、余裕ある毎日を過ごすことができるかもしれません。
坪田さんが提案するのは、「5時間快眠法×朝5時起き」。
「早朝の10分は夜の1時間に匹敵するほど生産性が高い」と言われています。この朝の時間帯がポイント。ただし、単純に「5時起き」だけを目指しては、いつも7時間睡眠をしている方は22時に寝ることに。夜の時間は夜の時間で大切ですので、ここを削ってしまってはもったいない。ですので、24時就寝で5時起床をし、夜と朝の時間に2つの余裕をもち、効果的に使うのです。
これでは眠くなるのではと不安になる方もいるでしょう。しかし、坪田さんは、「いたずらに長いだけの睡眠に費やす時間の多くは『無駄』といえる」と語ります。というのも、「睡眠のよしあしは、『時間』だけで測れないからです。
睡眠は「時間」×「質」のかけ算で決まる!!
坪田さんのアドバイスはこう。睡眠は「時間」×「質」のかけ算で決まるのです。
これまで7時間睡眠をしていて、質が50点の睡眠をしていれば、満足度は350として算出できます。これが、5時間睡眠でも70点の質だった場合、同じ350の満足度を得ることができるのです。たしかに!!
よく考えてみると、布団に入って寝付くまでの時間は非常にもったいないですし、朝起きて布団の中でダラダラしている時間も非常にもったいない。ここを削るだけでも自分の時間を捻出することができますよね。すぐ寝て、すぐ起きるが一番。
ラベンダーなどの香りは科学的に睡眠効果が立証されているので、取り入れてみると良いでしょう。仕事のメールチェックはエスプレッソ2杯分の興奮状態になると英国の博士が分析するほど覚醒する行為と、同書で紹介されています。
また、昨今の寝具の進歩はめざましいと坪田さんが語る通り、枕やマットレスなど、快眠を助けるグッズが登場しています。オリンピック選手が手放さない枕・マットレスがあるのも事実です。なかなか買い替えることのできない寝具ですから、お店でしっかり確かめて購入すると良いでしょう。
こうやって質の高い睡眠時間を意識することで、少しずつ睡眠時間を短くすることができます。そして、それが5時間睡眠でも大丈夫になると、次は朝5時起きに。睡眠の質を上げる方法は個人によって様々かと思いますが、ここを追究してみると良いでしょう。
朝5時に起きて、仕事をさっと片付けて走りに出かける。シャワーを浴びて、ゆっくり朝食を取りながら出社……。そんな生活、目指してみませんか。
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