「週末にまとめ走り」でも健康で長生きに!? 週末は「朝ランニング」がオススメな理由
Jan 14, 2017 / COLUMN
Feb 12, 2021 Updated
皆さんは平日ランニング派ですか?それとも、週末ランニング派ですか?
毎日、コンスタントに走ることを目標に掲げている人もいるかと思います。ただ、実際にはなかなか時間が取れなかったりして、忙しい平日は走れていないことも。ついつい「週末にまとめ走り」してしまいますよね。
ただ、今回、その「週末まとめ走り」も、実は毎日運動している人と同じくらいに健康で長生きができるという研究結果が発表され話題となっています。
世界保健機関では、成人の健康のためにある程度の運動を推奨しています。それが150分以上の適度な運動(中強度)と、75分以上の激しい運動(高強度)。エマニュエル・スタマタスキ准教授らのチーム(シドニー大学)の研究によると、「週に3日以上、規則的に行なう人」と「週末に1~2日、まとめて行なう人」では、死亡率が同等に低かったとのこと。
もちろん全ての方が、この研究結果に当てはまるわけではないですが、どうしても週末にしか走れない方にとっては、嬉しい研究結果ではないでしょうか。
J-CASTヘルスケアでは、スタマタスキ准教授のコメントを紹介しています。
「週末に運動する人が、規則的に運動している人と同じくらい健康なのは、激しい運動をまとめて行っているからだと思われます。たとえ、運動量が推奨される水準に満たない『不十分な人』でも、『まったく運動しない人』よりはいい成績でした」
なるほど、平日に走れなかったことでそう落ち込む必要は無さそうですね。ぜひ、「週末まとめ走り」を遂行して、皆さんの毎日に刺激を加えましょう。
そんな週末ランニングは朝が良いと語るのが、株式会社朝6時の代表取締役社長・池田千恵さん。この変わった社名は、企業や自治体の早朝始業の仕組みを構築する業務内容から。池田さんは、朝を戦略的に活用して、売上を向上させる方法を指南されている方です。
そんな池田さんは自著『朝の余白で人生を変える』で、早朝の思考整理や運動が効果的と紹介しています。普段は朝4時起きで、休日も7時前には起きるという池田さん。そんな時は、旦那さんと一緒にお子さんをランニング用ベビーカーに乗せてジョギングにでかけます。
休日の朝から気分良くランニングをすることで、ブランチや夕食のカロリーを気にせずに食べることができます。せっかくの休日ですから、美味しいものを思いっきり食べたいものですよね。そのために休日の朝にランニングを入れておくと、心も体もフレッシュな状態で休日を過ごすことができます。
そもそも早起きして、朝の時間(同書では「余白」と表現されています)を大切にすることは、自己肯定ができるチャンスでもあるのです。余白のある時間をもつことで、朝の準備をゆっくり丁寧にすることができますし、朝食をしっかり味わって食べることができます。また、少し寄り道しながら目的地に向かったり、1日の段取りをゆっくり考えることができます。朝に余白を設けると1日を気分良く過ごすことができるようです。
「夜ほっとするより、朝先取りしてほっとする」とは池田さん。
夜、眠る前に自分時間を設けようとする人は少なくありません。ただ、思うように時間を確保できなかったりするケースも。忙しい現代人にとって自分時間の優先度が低くなってしまうからです。夜はどうしても他人に時間を取られてしまいますもんね。
「夜『ほっとする』という考えを切り替えて、朝『先取り』してほっとすることで、朝イチの自分を癒してあげましょう。ふだんは家族のため、会社のために、とがんばっているあなた。ちゃんと、自分をメンテナンスする時間、つくれていますか?」
池田さんは、私たちに朝の時間の大切さを教えてくれます。せっかくの休日は、少し早めに起きて、1日のなかに余白をつくってみてはいかがでしょう。
箱根駅伝の選手も朝練を大切にしていました
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