2016年12月23日

プロ転向後、初フルマラソンを終えた八木勇樹の想い

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所属していた実業団を退き、2016年7月に独立、11月に初のフルマラソンを走り、プロランナーとしての一歩を歩み始めた八木選手。ハーフマラソンや5000m、10000mといった種目で前人未到の華麗な実績を持ちながら、東京五輪出場を目指して独立を決意した彼に、独立後の半年で感じていること、そして未来の展望を聞いてみた。

トラック種目からフルマラソンへの転向

プロ転向後、フルマラソンという種目で戦おうとしている八木選手。これまでの種目との違いはどんな風に感じているのだろうか。

「これまでやってきたこととは別次元の要素が必要になってくると感じています。今はようやくスタートラインに立てたという楽しみな気持ちですね。これまで戦ってきた種目で言えば、5,000mの延長に10,000mがあり、10,000mの延長にハーフマラソンがありました。でもフルマラソンはハーフの延長ではなかった。だからこそ特別な対策が必要で、これまで培ってきた自分のやり方をアレンジする必要があると感じています。」

今はどうやってマラソンの結果を出すために己を導いていくかを考察するのが楽しいとのこと。

しかし、実は短い距離の方が好きだという八木選手。なぜフルマラソンにチャレンジしてみようと思ったのか。

「自分がまだ未体験の領域を常に求めているんだと思います。きついことをやりたいんでしょうね。勝ち負けには一番こだわっていて、昔から“誰よりも速く走りたい”という願望が強くあります」

八木選手のこの言葉に嘘はなさそうだ。実際、中学生の頃から部活の練習終に、必ず一人でタイムトライアルをしていたそう。中学生ながらにして、毎日2.5kmのタイムトライアルを、しかも練習後に欠かさず行う。全ては「誰よりも速く」走るためだった。

中学時代の練習は決して楽なものではない。ただ、与えらえたことはやりつつも、自分のやりたいことは自分で決めるというスタンスでずっと練習を積み重ねてきた。たとえ集団での練習でペースが決められていたとしても、自分を追い込むに値しないと感じれば決められたペース以上のスピードで走り、倒れそうになるまで追い込んだ。

中学時代はスター選手ではなかったと自分を振り返る。それでも他校のライバルより速く走るには、自分が必要だと思うトレーニングを妥協なく行う、その姿勢は今も原点になっていると語る。

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フルマラソンを走ってみて

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北川 麻利奈が執筆した記事

Runtrip via Hakubavalley

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