「通勤ランニング」を3倍楽しむために! 時間がないランナーに伝えたいこと
Sep 05, 2016 / HOW TO
Apr 26, 2019 Updated
こんにちは!
今日もランニングを楽しんでいますか?
マラソンを趣味とするビジネスマンにとって、大きな課題となるのが練習時間。
仕事で忙しい平日はなかなか時間が確保できず、休みの日にまとめて走る「週末ランナー」となっている方は多いでしょう。
その課題を解決手段としてオススメしているのが「通勤ランニング」です。
今回は、通勤ランニングの魅力と、通勤ランニングをもっと充実させるためのコツをご紹介します。
目次
通勤ランニングとは?
通勤ランニングとは、その名の通り「走って通勤する」ことです。
つまり会社への通勤・退勤を、電車やバスに乗るかわりにランニングで行うものです。
通勤ランニングを取り入れることで、いつも通勤にかけている時間をトレーニングに使えます。
さらに電車賃が浮いて家計にも優しい!
また、通勤ランニングは仕事の効率を上げる可能性まで秘めています。
それでは、具体的にどうやって通勤ランニングをするのか?
順番に見ていきましょう!
まずは自分に合ったバッグ選び
通勤ランを行うなら、まず用意したいのがバッグです。
ランニング用品を取り扱うお店に行くと、容量やデザイン、価格も実にさまざまな商品が販売されています。
バックパックを選ぶときは、必ず背負ってみてください。
できればランニングウェアを着用して出向き、実際に走るときと同じような状態でフィット感を確認することが大切です。
その際、店内を少し走ってみましょう。
難しければ、その場で足踏みしてみるだけでも構いません。
人それぞれカラダの形が違うため、同じ商品でも人によっては揺れやすかったり、擦れてしまったりすることがあります。
また、容量については事前に「何を入れるか」整理しておくと良いでしょう。
仕事環境によって、通勤時に持ち運ばなければいけないものは異なります。
また、ここで注意したいのが時期による違い。
例えば洋服を持ち運ぶ場合、夏と冬では量が大きく違ってくるでしょう。
ちなみに私は、複数のバッグを使い分けています。
仕事に必要なものは社内に置いておこう
走る際の荷物は、できるだけ軽量な方が理想的です。
そのため、できるだけ仕事に必要なものは社内に置いておくと良いでしょう。
よく鞄の中身を確認してみれば、「実は持ち帰らなくても良い物」があるかもしれません。
ビジネスバッグ
ランニング中はバックパックを背負うため、荷物を詰め替えればビジネスバッグは不要です。
事務職など外出することのに仕事ならば、ビジネスバッグそのものが不要になるかもしれません。
ビジネスシューズ
ビジネスシューズは社内に置いておき、社内で履き替えましょう。
通勤で履かないようになると、ビジネスシューズも長持ちするようになります。
スーツ
「絶対に毎日取り替えないと嫌だ」という方を除き、スーツもできれば社内に置いておきましょう。
更衣室やトイレ、可能なら会議室などを使って着替えれば問題ありません。
シャツなども何枚かストックしておくようにすると、さらに持ち運ぶ洋服が減ります。
事務用品
メモやペン、手帳など、通勤時に不要な事務用品は置いておきましょう。
もし稀に連絡が入るという場合には、1つ小さなメモ&ペンセットを持っておくと安心です。
また、財布に何枚か名刺を入れておくようにすれば、名刺入れも不要になります。
この他に例えばパソコンや書類など、「なんとなく持ち運んでいるけど、実際にはあまり使っていない」というものがあるでしょう。
書類はデータ化して管理すれば、スマートフォンなどからでも確認できます。
シャワー後に身なりを整えるため、化粧品や整髪剤なども置いておくと便利です。
濡れて困るものはビニールを活用
雨が降っていれば、いつも通り電車通勤で構いません。
通勤ランを長く続けるには、自らに義務化せず行うことが大切です。
しかし天気は変わりやすいもの。
走っている最中にいきなり雨が降りだした…なんていうことも考えられます。
荷物はバッグに入っていますから、小雨程度なら問題ないでしょう。
しかし長時間にわたって濡れたり、あるいはゲリラ豪雨などに見舞われれば、中身までビショビショになってしまいます。
そのため、あらかじめバッグ内の荷物を、さらにビニール袋へ入れておくと安心です。
ここで重宝するのが、マラソン大会で預け荷物用にもらうビニール袋。
大きさが程よく、バッグごと入れてしまうこともできます。
また、スマートフォンなど小さなものは、100円均一で購入できるジップロックが便利。
空気を抜けば袋の上からでも操作できます。
シャワーと着替えはどうする?
走った後は、たとえ冬でも汗をかくでしょう。
そのまま仕事では臭いや汚れが気になりますし、周囲にも迷惑がかかってしまいます。
そのため、出勤前にシャワーや着替えは必須です。
大企業であれば、シャワー完備の更衣室が社内にあるかもしれません。
しかしそれ以外の場合には、次のような場所を活用すると良いでしょう。
ランステ
東京なら皇居や代々木公園、大阪なら大阪城公園など、各地にはランナーから人気のランニングスポットがあります。
先日も新しいランニングステーションがオープンしました。
人気ランニングスポットの周辺ではランニングステーションが運営されていることが多く、中にはビジネスマン向けに早朝から営業している場所も少なくありません。
1日単位でのビジター利用はもちろん、頻繁に利用するのであれば月額会員でリーズナブルに利用することも可能です。
まんが喫茶
まんが喫茶の多くは30分・1時間単位から利用可能。
その多くはシャワーを完備しており、24時間営業なので出勤時間を問わず利用できます。
銭湯
数は少ないですが、早朝営業している銭湯を活用するのも1つの方法です。
価格は地域により異なりますが、500円弱という場合が多いでしょう。
ただしシャンプー等が置かれていない銭湯もあるため、その際には持参する必要があります。
もちろん勤務地によっては、こうした施設が周辺にない方もいるでしょう。
そんなときは、できるだけ勤務地にアクセスの良い場所で探してみてください。
コースを変えれば移動距離はいくらでも調整できます。
例えば1〜2駅離れた場所をゴールに設定し、シャワーを浴びた後は少しだけ電車で移動というのも良いでしょう。
どうしても難しい場合には、通勤ではなく帰宅をランニングに置き換えるのも1つの方法。
そうすれば、シャワーは自宅で浴びることができます。
通勤ランで覚えておきたい小技
私は会社員ではないので、通勤することがありません。
それでも打合せ等で外出する機会があり、そんなときは『帰宅ラン』を実践しています。
これは通勤ランと同じく、帰宅を電車ではなくランニングで行うもの。
打ち合わせ後に着替え、荷物をバックパックに入れ替えて帰宅します。
最後にその実戦経験から、通勤ランで役立つちょっとした「小技」をご紹介しましょう。
パソコンは背中に当たる部分へ入れる
パソコンは精密機器ですから、できるだけ揺らさないようにしたいもの。
本来ならば社内に置いておきたいところですが、状況により持ち歩く必要があるかもしれません。
そんなときは、バックパックの中でもできるだけ背中に近い(=当たる)部分に入れるようにしてください。
バックパックの中身は、背中から離れるほど揺れやすくなります。
背中に密着させておけば、揺れを最小限に留めることができるでしょう。
このとき、背中とパソコンの間に折りたたんだタオルを入れておくと、程よいクッションとなって走りにくさを感じません。
ICカードを持ち歩く
距離や時期にもよりますが、ランニング中に水分補給などを行うことがあるでしょう。
そんなときは、ICカードを1枚持ち歩いておくと便利です。
コンビニエンスストアの多くは、iDやSuica、EdyなどのICカードで支払いが可能。
わざわざバックパックを開けて財布を取り出す手間がなくなります。
ときどきコースを変えてみる
毎日同じコースを走っていると、どうしても飽きてしまいます。
そんなときは、少しコースを変えてみましょう。
いつもは通らない道路を経由してみると、知らなかったお店を見つけたり、景色に出会ったりという発見があるかもしれません。
コースと共に距離も変わりますので、コンディションに合わせて何パターンか用意しておくのもオススメです。
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いかがでしたでしょうか?
通勤ランを実践することで、さらにランニングの楽しみが広がるかもしれません。
ただし夜に帰宅ランを行う場合には、くれぐれも周囲に気をつけましょう。
明るめのウェアを着用したり、ライトで前後を照らすといったことは、自分の安全だけでなく周囲への配慮に繋がります。
マナーを守り、ランニングライフを楽しみましょう!