【レインウェア】トレイルランの必携品!レインウェアの機能と選び方
Jul 28, 2021 / WEAR
Jul 28, 2021 Updated
今回は、トレイルランニング専門店『Trippers(トリッパーズ)』店長で、ご自身もトレイルランレースを走る朝長さんにレインウェアの機能や使い方を解説して頂きました。
レインウェアが果たす2つの機能
レインウェアはその名の通り、雨から身を守るもの。「山では天候が変わりやすく、一度濡れてしまうと体が冷えて低体温になってしまう可能性もあります」と朝長さん。レインウェアの重要な機能として『防水性』と『透湿性』が挙げられます。
『防水性』はその名の通り、降ってきた雨をウェア内に通さない性質。ウェアの表面で水を弾く『撥水性』と共に、外からの水分で身体が濡れるのを防ぎます。
『透湿性』はレインウェア最大の特徴で、ウェア内部にある湿気を外に通す性質。身体から発生する汗でウェア内に水分が溜まり身体が濡れるのを防ぎます。
レインウェアを着るタイミングとは
レインウェアは雨で濡れた時に身体の冷えを防ぐために着用します。暑い中、雨が降ってきたからといってレインウェアを着ると、蒸れて余計に暑くなる場合もあります。逆に、高所に行って身体が冷える前に着るといった予防的な使い方もおすすめです。
レインウェアのお手入れ方法
洗濯機で洗濯することは問題ありませんが、柔軟剤の使用はNG。『撥水性』が低下した場合、専用の洗剤を使用するか、防水スプレーを使用すると機能が回復します。
また、低温のアイロン掛けやドライヤーで温めると表地の『撥水性』が回復。汚れによっても『撥水性』が低下するため、必ず洗濯して綺麗な状態を保ちましょう。
レインウェアの選び方
トレランには『軽量性』『携帯性』『透湿性』に優れているレインウェアがおすすめです。着脱のしやすさもレインウェアの機動性が高いトレランならではのポイント。登山用のものは機能が充実している分、持ち運びのしやすさに違いが見られます。
朝長さんおすすめのレインウェア
走る場所や時期によっておすすめの商品は異なり、目的に合わせて店員さんに相談することをおすすめしますが、ここではタイプの違うウェアを4点ご紹介します。
①OMM|Halo Jacket(ヘイロー ジャケット)
とにかく軽さが特徴のレインウェア。重さは100g程度と今回紹介する中では最軽量。必携品のため、初めてレインウェアを手に入れる方におすすめのレインウェアです。
・価格:¥20,900(税込)
②SALOMON|BONATTI 2.5L(ボナッティ 2.5L)
非常に軽く、チェストポケットに入るほどの軽量さが特徴。胸ポケットがついているため、多少の収納が欲しい方におすすめです。
・価格:¥19,800(税込)
③OMM|Kamleika Jacket(カムレイカ ジャケット)
OMMの代名詞とも言われているほどの名作。他の商品と異なりストレッチが効いた生地を使用しており、高い透湿性とも相まって長時間快適に使用可能。登山用途でもおすすめです。
・価格:¥33,000(税込)
④Teton Bros.|Breath Jacket(ブレス ジャケット)
裏地のついた3層構造。肌触りと保温性が良く、透湿性も高い高品質な一着。斜めジップのプルオーバータイプで、デザイン性も高く汎用性が高いジャケットです。
・価格:¥38,500(税込)
夏本番!トレランに行く機会も増えるこの時期。朝長さんの解説を参考に、自分にぴったりのレインウェアを見つけてランニングを楽しもう!
合わせて読みたい
朝長 拓也さん
トレイルランニング専門店 Trippers 代表/ JAFTスポーツシューフィッター
2012年にトレイルランニングに目覚め、2017年にTrippersを立ち上げる。
※前職はアパレル企業で服の型紙を作るパタンナー
2018年トレニックワールド彩の国100mile 完走
2020年 KOUMI100 完走