死ぬまでにやりたいことの1つ? アリゾナ州セドナのトレイル

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英語には、Bucket Listという表現がある。直訳すると“バケツのリスト”になってしまい、それでは何のことだかさっぱりわからないけど、これはつまり、あなたが死ぬまでにやりたいことや達成したいことを書き出したものだ。リストの中身は何でもいい。普段は生活に追われて実現できないけど、これをしたら私は幸せになれる、そんな風に思えるものの1つか2つは(あるいは1000個でも)誰でも持っているだろう。

例えば、自転車で日本一周をしたいとか、ホノルル・マラソンを走りたいとか、初恋のあの人を探し出して会いに行くとか、サーフィンを習うとか、なんでもいいし、いくつあってもかまわない。「死ぬまでに一度でもいいから、あの店のショーケースに並んでいるケーキを端から端まで食べてやる」なんて人もいるかもしれない。

人生について悩んでいる人、あるいは死を迎えようとしている人は、自分がやりたいことを1つ1つ具体的に書き出すことで確かな指針と精神の平安を得ることが出来る、こともあるらしい。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの渋い配役で、そのままズバリのタイトルがついた『The Bucket List』と言う映画があって、その日本リメイク版がつい最近公開された『最高の人生の見つけ方』だ。

ぼく自身は、そのようなリストを実際に書き出したことはないが、心の中にはひそかにリストがある。その中でも、セドナを走るということがリストのかなり上位に来るものの1つだった。何がきっかけだったのかは、はっきりとは覚えていない。どこかでセドナ・マラソンの案内を見たときに初めてセドナという地名を知った気もするし、友達がセドナで結婚式を挙げた写真を見たことがそれより先だったような気もする。どちらにしても10年ぐらい前から、あのセドナの景色を眺めながら走りたいとずっと思っていたのだ。

昨年のこの時期、その長年の念願がまさに叶うはずだったのに、些細なミスでセドナを素通りしてしまったことはここでも書いた。

記事に書いた通り、それはそれで悪くはない経験だったのだが、やはり心残りでもあった。昨年と同じ用件でアリゾナに行く機会があったので、今回こそはと思い、昨年と同じようにフェニックスからセドナへ向けてインターステート17を北上した。

   
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