【トレラン】自分に合った大会が見つかる!トレイルランニング大会の選び方を徹底解説

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「トレイルランニング(以下、トレラン)の大会に挑戦したい!」と思って大会情報を調べ始めたものの、種類が多くてどのレースを選べばいいのかわからないと感じた経験はありませんか。トレラン大会の難易度は距離だけでは測れないことが多く、初めての大会で無理をしすぎてしまうことも珍しくありません。

本記事ではトレラン専門店『Trippers』店長の朝長さんに聞いた、自分に合ったトレラン大会の選び方をスポーツMC・岡田拓海さんとともにお届け。いくつかのポイントを押さえることで、自分の走力や目的に合ったレース選びができるようになりす。ぜひ、これから参加する大会選びの参考にしてみてください。

トレラン大会選びのポイント

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ロードレースの大会を選ぶときは、距離・日程・場所を基準に、自分に適したレースを選ぶのが一般的でしょう。しかしトレラン大会をこの3要素だけで判断してエントリーすると「想像以上にハードだったり、準備が大変だったりすると朝長さん。トレランの大会選びでは、距離・日程・場所に加えて「獲得標高」と「必携品」まで含めて考えることが大切であると話します。

①獲得標高

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獲得標高とは、コース全体で上った標高差の合計のこと。多くのトレランの大会は山道を走るため、獲得標高が大きいほど登る量が多くなりハードなレースになります。一方、獲得標高の少ないコースは比較的なだらかで走りやすいレースとなり、獲得標高に応じて体力的な負荷、かかる時間が大きく異なります。

トレラン大会の情報ページには、距離とあわせて獲得標高が記載されているため、エントリー前には獲得標高をチェックすることが大切です。

ひとつの目安として、フルマラソンを完走できる走力があれば走行距離が20〜30kmの大会がおすすめであると朝長さん。その中でも30kmのレースで獲得標高が約1,500m(距離の約5%)が標準的な値となります。獲得標高1,000m以下であれば比較的走りやすく、獲得標高が2,000mに近づくとハードな山岳系レースであると話します。

以下は、走行距離が30km前後のレースを抜粋したものです。

(1)比較的走りやすいレース(獲得標高〜1,000m前後)

・ATG TRAIL(ショートの部)
開催地:群馬県
距離:約25km
獲得標高:約600m
制限時間:9時間

・スリーピークス八ヶ岳トレイル(Attack Line)
開催地:山梨県・長野県
距離:約24km
獲得標高:約1,000m
制限時間:7時間

・青梅高水国際パラチノース国際トレイルラン
開催地:東京都青梅市
距離:25km
獲得標高:約1,200m

(2)ハードなレース(獲得標高1,800m以上)

・ハセツネ(30K)
開催地:東京都あきる野市
距離:約29.9km
獲得標高:1,843m

・OSJ新城トレイル(32K)
開催地:愛知県
距離:32km
獲得標高:約2,500m
制限時間:10時間

・上田スカイレース
開催地:長野県
距離:27km
獲得標高:約3,100m

②必携品

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トレランの大会では、山の中で自分の身を守るため、基本的に参加資格として必携品が定められています。必携品はその名の通り、必ず携行しなければいけません。必ず使うものばかりではないため「使わないなら不要では」と思ってしまうかもしれませんが、天候の急変やトラブルが起こり得る環境を無事に走り切るために必要な備えです。

必携品の内容は大会によって異なり、最低限の装備で気軽に参加できるレースもあれば、しっかりとした装備が求められるレースもあります。特に初心者の方は、レース直前に必携品を慌てて準備するケースも少なくありません。エントリー時には必携品をしっかりと確認し、余裕を持って準備を進めましょう。

一般的な必携品としては、レインウェア、ヘッドライト、救急セット、携帯コップなどが挙げられると朝長さん。ただ必携品がよりカジュアルなレースもあり、以下はその一例です。

青梅高水国際トレイルラン:手袋着用義務のみ

富士忍野高原トレイルレース:寒さ対策、バックパック、飲み物を各自持参

危険な場所が比較的少ないレースでは、必携品が各々の判断に委ねられている場合があります。たくさんの装備を持っていない初心者の方でも参加しやすいレースと言えるでしょう。

一方で「これがトレランだ」というような厳しい環境に備え、多くの必携品が定められているレースもあります。例えば、ヘッドライトに加えて予備バッテリーの準備、救急セットの中身の指定、ホイッスル、コンパスの携行などです。具体例として、以下のレースでは必携品について多くの指定があります。

・FunTrails Round みなの 30K

携帯コップ(150cc以上)
ライト1個、予備電池
サバイバルブランケット(130cm以上×200cm以上)
ホイッスル
テーピング用テープ(合計80cm以上×3cm以上)
携帯トイレ ※使用した場合は、エイドポイントで入手可能です
コースマップ(大会ホームページからダウンロードするか、GPXを取り込んだスマホや時計でも可)
フード付きレインウエア(ジャケット)GORE-TEX等、防水透湿機能を持ち、縫い目をシームテープで防水加工してあるもの。
ファーストエイドキット(絆創膏、消毒薬など)
マイナンバーカード(マイナ保険証)または 資格確認書(コピー不可)

・S-Mountain The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉

ココヘリ発信機
(ライト+予備ライト+予備電池)
雨具
防寒具
熊鈴
コースマップ
コンパス
ドリンク(1,000ml以上)
救急用具(非収縮性テーピングテープは必須)
携帯カップ
エマージェンシーブランケット
ホイッスル
健康保険証(レース携帯時はコピー可、原本も大会会場に持参していること)
ザック後方に取り付け可能な点滅ライト

③トレラン大会の探し方

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トレランは大会ごとに獲得標高や必携品が大きく異なり、各大会の特色を楽しむことも魅力のひとつとも言えます。では、自分にあったトレラン大会はどのようにして探せばよいのでしょうか。

朝長さんのおすすめは、『Trail Runner.jp』という情報サイトです。全国で開催されるトレラン大会が一覧で整理されており、全国の大会の開催地や距離、獲得標高、必携品まで確認できます。まずはここからチェックしてみると、自分に合った大会を見つけられるでしょう。

『Trail Runner.jp』はこちらから

おわりに

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トレラン大会を選ぶ際は距離だけでなく、獲得標高や必携品もチェックすることが重要です。自分に合った大会を選べば、無理なく、安心してレースを楽しむことができます。

ちなみに今シーズン、朝長さんはトレニックワールド彩の国100mile(走行距離約163km・埼玉県)に出走予定。岡田さんは「完走すれば称賛される、まさにトレイルランナーとしての称号を得られるレース」と評価。岡田さんはニュージーランドタラウェラウルトラマラソン(走行距離約50km)に出走予定です。

すでに大会にエントリーしている方も、これから初めての大会を検討している方も、ぜひ今回の内容を参考に、万全の準備でレース当日を迎えてください。

【動画からご覧の方はこちら】

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朝長 拓也さん

トレイルランニング専門店 Trippers 代表/ JAFTスポーツシューフィッター
2012年にトレイルランニングに目覚め、2017年にTrippersを立ち上げる。
※前職はアパレル企業で服の型紙を作るパタンナー
2018年トレニックワールド彩の国100mile 完走
2020年 KOUMI100 完走
2022年 ONTAKE100mile完走
2023年 信越五岳トレイルランニングレース100mile完走
2025年 KAGA SPA TRAIL ENDURANCE 100完走

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