地方大会出場時の新常識!? 「キャンピングカー×マラソン」が楽しくって財布に優しかった件
May 15, 2016 / SPOT
Apr 26, 2019 Updated
みなさんこんにちは!ラントリップ代表の大森です。
先日、“日本のメドックマラソン”として名高い「東北風土マラソン&フェスティバル」に遊びに行ってきました。
この大会は、エイドや会場のいたる所に東北の絶品”Food”があり、完走後にはおいしい地酒を無料で満喫できる“きき酒チケット”までついてくるという、走る前から楽しさしか想像できないような大会です。
以前から参加したかったのですが、都内からだとアクセスがあまりよくないという点や、会場周辺に宿が全くないということもあって二の足を踏んでしまっていました。
しかし!今回、会場までの“アクセス”と“宿”の2つの問題を1発で解決できるアイディアを思いついたのです。
それは、「キャンピングカーで会場に乗り付ける」というもの。
これが予想以上に大正解。今後の「地方マラソン大会出場時の新常識」となりそうです。
都心でキャンピングカーをレンタルしよう!
今回は、都心で気軽にキャンピングカーをレンタルできるサイト「東京キャンピングカーレンタルセンター」を使って車を手配しました。
キャンピングカーのレンタルというと、郊外の営業所での受け取りを想像してしまいますが、なんと恵比寿駅前で受け取れるため、そもそも車を持っていないという人でも簡単に利用できます。
キャンピングカーといっても、ご覧の通りハイエースの改造車。
大型のものを想像しがちですが、日本は道幅が狭いこともあってこのタイプの方が利便性も高く人気だそう。トイレやお風呂はそこら中にあるし、処理も大変そうなので、初心者にはむしろありがたいです。
気になる内装ですが、冷蔵庫やコンロ・蛇口もついているので簡単な調理なら全く問題なく行えます。開閉式のルーフテントをあげれば2階層にすることもでき、1階部分と2階部分がそれぞれ寝室に。さらに、二階部分の床を持ち上げることで、高い天井を備えたリビングのような作りにもなるのが特徴です。
キャンピングカーは動くマイルーム
いざ、東北風土マラソンの会場、長沼フートピア公園に出発!
せっかくなので、友達も誘っていきましょう。足元もかなり広いためかなりくつろげます。もう完全に動くマイルーム。電車移動と違って道中もずーっとリラックスできるのが大きな利点。旅がより楽しくなります。
実は今回の会場にはオートキャンプ場が併設されていて、翌朝歩いて5分でスタートできるという超好立地にベース拠点を作ることに成功しました!
オーニングテントを広げればさらに空間を広げることができます。最高です。折りたたみチェアも車の付属品としてついていて、初心者キャンパーでも無駄に道具を揃える必要はありません。
到着後は挽きたてのコーヒーで一息
到着したら移動疲れを癒すべくコーヒーを淹れましょう。ガスコンロが付いているので火おこしの必要もなく、すぐに挽きたてのコーヒーが楽しめます。豊かな自然の中で楽しむコーヒーは一層美味しく感じます。もし雨が降っていたり風が強かったりしても、室内なので問題ありません。
夜ご飯は前夜祭や地域の食事を楽しもう
キャンピングカーに滞在するので、アウトドアごはんを楽しみたい気もします。ですが、地方マラソンの楽しみとして、現地の食事や前夜祭は外せません。キャンプの食事は別の機会で楽しむとして、ここは地元の食事を楽しむことにしましょう。翌日は朝一でレースのため準備で意外とバタつくもの。片付けなど面倒なことはなるべく発生させないのも得策です。
今回は「東北フードナイト」という前夜祭が行われていたので、そちらに参加することに。この前夜祭が予想以上に大盛り上がり。地域の方達のあたたかいおもてなしを感じることができ、最後は参加者も含めて会場全体が一体となって“踊らにゃ損損”状態になっていました。
星空の下の語り合いが最高の贅沢
夜ご飯も楽しんだら、近くの銭湯や温泉に立ち寄ってから寝支度を。寝具を持ち込むことで、快適なベッドルームに早変わり。FFヒーター搭載の車種を選べば、エンジンを止めてもエアコンを使えるため、東北の夜でもまったく寒くありません。バッテリーも1晩くらいは余裕で持ちます。2階に寝ることも出来ますよ。
寝る準備が全て整ったら、あとは仲間や近くのキャンパー達と一緒に星空の下語り合いましょう!
今回、ご縁があってほぼ初対面の方達とご一緒させてもらいましたが、全員ランナーなので話題は尽きません。一発で仲良しになれるのが楽しいですね。みなさんはテント泊で参戦されてました。翌日はレースなので、くれぐれも寝不足&飲み過ぎにならないよう節度を持って過ごしましょう。
キャンピングカー利用の最大のメリットは翌朝の余裕度
ここまででもう十分に楽しんだ感はあるのですが、本番はあくまで翌日のレースです。
今回、キャンピングカーでマラソン大会に参加してみて感じた最大のメリットは、「起きたら目の前がスタート会場」という点です。この優越感はハンパじゃありません。頑張って早起きしたり、移動のストレスなく余裕を持って会場入りが可能。この心の余裕度は、フォームの余裕度にも繋がってくるような気さえします。(多分繋がりません)
旅の最後、唯一にして最大の欠点が発覚
この後実際にレースを走るわけですが、レースレビューはまた後日。感想としてはめちゃくちゃ楽しい・美味しい大会でした!
さて、走り終わるとお待ちかね。好きな日本酒を試せる“きき酒”チケットが配られます。ここで、キャンピングカー利用の唯一にして最大の欠点に気がつきました。
それは「ゴール後に酒が飲めない」という点。(この後運転して帰るため)
これは予想以上にメンタルにきます。だってフルマラソン35km以降のモチベーションって“お酒”じゃないですか。今回、キャンピングカーの便利さに浮かれすぎて、完走してお酒をついでもらうその瞬間までこのことに気がついていませんでした。膝から崩れ落ちそうでした。
仕方なくクレープを食べて気持ちを紛らわせました。
とはいえ、このデメリットを鑑みてもキャンピングカー利用はアリだなと思いましたし、飲めない友達を連れて来れば解決できるので、この問題もなんとかなりそうです。
3人以上ならキャンピングカーがお得!?
最後に気になる費用面をご紹介。
もちろん行く場所や時期にもよって異なりますが、結論としては今回の旅では3人以上で利用すると経済的にもお得だということがわかりました。
恵比寿からキャンピングカーではなく新幹線を利用して仙台に行き、そこで会場までの送迎と宿泊がセットになったパッケージツアーに参加したとすると、1人あたりの費用は以下の通りです。
費用内訳(電車+送迎付きツアーの場合)
交通費 | 21,780円(恵比寿-仙台間) |
---|---|
ツアー参加費 | 15,000円 |
合計 | 36,780円 |
【1人あたりの単価】36,780円
そして次に今回の旅でかかる経費は以下の通り。
費用内訳(キャンピングカー利用)
車レンタル料 | 初日29,000円 2日目25,000円 |
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ガソリン代 | 12,000円 |
高速代 | 14,500円 |
保険料 | 6,000円 |
オートサイト 利用料 |
3,500円 |
合計 | 90,000円 |
【1人あたりの単価】4人の場合:22,500円、3人の場合:30,000円、2人の場合:45,000円
ご覧の通り、3人で参加すれば約7,000円もお得なことがわかりました。
また、2人で参加してもプラス8,000円でこれだけ快適で楽しい旅が過ごせるのなら、価値はあると思います。
ぜひみなさんも、ランニング×キャンピングカー遊びにチャレンジしてみては!
その時はぜひ誘ってください!
キャンピングカーレンタルはこちら!
東京キャンピングカーレンタルセンター
URL:http://tokyo-crc.com/
電話:03-6450-5816
今回走ったコースはこちら!