マラソンと他のスポーツとの“違い”、キプチョゲ選手Vのベルリンマラソンで再確認

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9月16日、ドイツのベルリンで開催されたベルリンマラソンで、2時間1分39秒の世界新記録が樹立された。過去、何度も世界記録が生まれているこの街で、ケニアのエリウド・キプチョゲ選手が前人未到の2時間1分台でゴールテープを切った。ゴール後すぐにコーチと抱き合う彼の表情は、何度見ても感動的だ。

いったいどれだけの時間、どんな覚悟で、どれほどの準備をしてきたのだろうか。もしキプチョゲ選手の走りを見たことのない方がいたらぜひ動画を見てみてほしい。彼のフォームはいくらでも見ていられるくらいに美しい。まるで静かに燃える炎を眺める時のような、サラサラと流れる小川を眺める時のような、なんだか自然が作り出す動きを眺めている時の感覚に近いように思う。

世界一のプレイヤーと同じフィールドに立てるスポーツ

実は私は、この記念すべきレースに幸いにも出場することができた。「adidas SPEED SQUAD」の企画として同行させていただいたのだ。同企画は、抽選で選ばれた市民ランナーが半年間、adidasのエリートランナー養成プログラムに参加し、最終的に3名がこのベルリンマラソンに出場。

今回、世界記録が生まれたレースに出場して、改めてマラソンの魅力に気がつくことができた。

その魅力とは、マラソンは「世界一のプレイヤーと同じフィールドに立つことができるスポーツである」ということだ。当たり前のことだけど、他のスポーツでは体験することができない。

例えばサッカーが趣味でもメッシと同じピッチには立てない。バスケットボールが好きでもレブロン・ジェームズと同じコートに立つことはできない。でもマラソンは違う。エリウド・キプチョゲ選手やウィルソン・キプサング選手と同じコースの上で走ることができる。

確か27〜28km地点のあたりだったと思う。ダラダラと緩やかなのぼりが続くあたりで、なるべく視線を落として走っていたころ。ぼーっと最短距離を示すブルーラインを眺めているうちに「ああ、この線でキプチョゲ選手と繋がっているんだ」と感じたことを覚えている。この青い線の先で、世界記録を目指す戦いが繰り広げられているのかと考えたら、すごい舞台に立っているんだなという気持ちが湧いてきた(この頃、彼はすでにフィニッシュしていたのだが……)。

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地面に描かれたブルーラインは最短距離を示している

世界一の選手も、市民ランナーも繋がっている

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さらに歩を進めていくと、もう何kmも一緒に走っている顔見知りランナーが増えてくる。みんな真剣に自分と対話しながら、とにかくフィニッシュゲートを目指して一歩ずつ足を前に出している。きっと、自分に言い訳をしたり、鼓舞したりを何度も繰り返しながら走っていることだろう(ちょっと私は言い訳の比率が多くなってきたところ)。

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一生懸命、精一杯、淡々と走っているランナーの姿を見ていると、やっていることは世界一の選手も市民ランナーも一緒なんだなと思えるようになってくる。もちろん、キプチョゲ選手をはじめ、トップアスリート達がこのレースにのぞむ努力量や重圧や想いには遠く及ばないけれど、みんな今日の自分ができる最良の走りを目指して走っている。掲げた目標に緊張したり、準備不足を後悔したり、リラックスしたり、ワクワクしたりと、それぞれのランナーがそれぞれの想いと向き合いながら、同じゴールを目指す権利を平等に与えられている。

日本から一緒に参加したadidas SPEED SQUADの3人のメンバーも、レース当日は緊張であきらかに顔が引きつっていた。それだけ一生懸命準備をしてきたということだと思う。そして、全てを終えたゴールのあとは、みんな笑顔で握手をした。それが、この旅の中でとても印象的だった。

なんだかそうした一連の体験が形容しがたいとても尊いもののように感じられる。レース後のアドレナリンのせいかもしれないけれど、今振り返ってみてもやっぱりなんだかいい。

ランナーの頂点として現時点ではキプチョゲ選手が君臨したが、やっていることはとてもシンプルでみんな同じだ。同じルールで、同じゴールを一生懸命目指している。全てのランナーの走りは、延長線上で世界記録に繋がっていた。観戦を楽しむことも、参加することもできるマラソンは、なんだか特別なスポーツ。そう感じることができたベルリンでのRuntripだった。

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adidas SPEED SQUADメンバー(左から木村さん、藤田さん、日高さん)
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