「産んだら絶対に走るんだ!」ママランナー出産後の苦悩と楽しみ方のヒント

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長谷川 私は産後、3人目の次女を産んでからランニングを始めました。ランニングを始めた当初は、私がいないと子供がすぐに泣いてしまい、主人に「すぐに帰ってこい」と呼び戻されたり(苦笑)。1-2kmから始めて、5km、10kmと少しずつ距離を伸ばして、フルを2回走ったあとにウルトラにもチャレンジして走りきりました。「この歳から始めてどこまでいけるんだろう」という面白さがあるから走っています。私は何もスポーツをしてこなかったので、怖いもの知らずのところがあり、できなくて当たり前というところも。

走り始めたキッカケは、ダイエット。友人の結婚式を2か月後に控え、「友達と久し振りに会うのに、これでは……」と。歩くより走ったほうが消費カロリーが高いと思って、走ってみたのがはじまり。走り始めてまだ3年経っていません。もともと走るのは大嫌いで、おまけにぜん息持ちだったので、走ることを避けてきました。そんな私の様子を知った幼少期からの友人達は驚いてます(笑)。ランニングはいつから始めてもいいと思うんです。それは子供にも伝えています。

ママランナーが大会に出やすい仕組みを作ってほしい

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――『ママ』になったからこそ感じる、走るメリットはありますか?

岩原 体のむくみがとれてスッキリするのと、気分転換になるということかな。

鳥飼 子育ては驚くほど体力を使うので、走って体力つけたほうが育児が楽になりますね。精神的にもリフレッシュされるので、心に余裕ができ、おおらかな気持ちで子供と接することができます。

長谷川 子供に目標を持って突き進む姿を見せることができるし、親子ランなどでいっしょに走ることで、親子の絆も深まり、共感を得ることもできる。また、季節を楽しむことができるし、車や自転車を使わずに、走ったり歩いたりする良さを感じられるなど、良いことばかり。

端山 とにかく心も体もリフレッシュできますね。自分のために使える時間が、ママにはとても貴重。仕事や育児からも離れて“汗をかく”というのが、私にとって最高のリフレッシュになっています。自由な時間があったら、飲みに行くよりも、走りにいくか、ヨガをしたい。走る時間は、集中して考える時間、無になる時間、ときには旦那さんとゆっくり会話する時間にもなります。

―― ママランナー向けに「こういうのがあったら嬉しい」というイベントやサービスはありますか?

岩原 託児所付きの大会があるといいですね。それと、バギーランOKの大会が増えてくれると嬉しい。

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鳥飼 私も、ママが参加できるように託児所付きの大会が増えたら嬉しいのと、ママさん向けの大会を運営したいという思いがあります。子連れOKで、旦那さんも来てくれて、ママが走っている間は子供と遊んでくれたり、バギーランイベントがあったり。フィニッシュ時に子供を抱っこして写真撮影してくれるサービスもあったらいいな。クリック合戦が必至な人気大会では、“ママ枠”を作ってほしいですね。

長谷川 私も、ママ向けの託児付きの大会やイベントがあると嬉しい。小さな子ども連れでもウェルカムな雰囲気のファミリーイベントがあれば、子どもが走る楽しさ知るきっかけになると思います。運動量も増えれば、カラダもココロも強くなりますしね。

端山 家族全員で参加できるランニングイベントや、未就学児が参加できる大会がもっとあるといいですね。あと、マラソン大会の“ママ枠”。小さな子供がいる母親は、子供が体調を壊して、突然イベントや大会に参加できなくなることも多いので、キャンセル枠を譲り合えるサービスもあったらいいと思います。

―― では、どんなママランナーのコミュニティがあるといいですか?

端山 働くママランナー、あるいは、バギーランのコミュニティ。

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