米誌『ランナーズワールド』のレコメンドにも登場、On『クラウドフライヤー』の実力

みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー 藤原です。

さて、今回はOnのクラウドフライヤーのご紹介です。

「米誌『ランナーズワールド』のレコメンドにも登場、On『クラウドフライヤー』の実力」の画像
出典:On公式サイト

最近、老若男女を問わず、履いているランナーを見かけるスイス発のブランド、On(オン)。アメリカでのランニング専門店のシェアも増えてきて、新しい顔になりつつあります。

昔からのファンなら「やっぱりサーファーだよね」かもしれないし、最近のファンは『クラウド』とか『クラウドX』なのかもしれません。

水道のゴムホースから着想した、水平、垂直方向に力を作りだす構造の『クラウドテック(ソールの形状)』が独特で、このブランドに突飛な印象を持っている方もいるかもしれません。ですが、ラインナップの中には、トレーニング(デイリー)トレーナーもありますし、テンポアップラン(レーシング)もあり、地面とのコミュケーションが取れるベアフットもあるという、オーソドックスなブランドです。

その中で、アメリカのランナーズワールド誌の『レコメンド』にピックアップされたのが、ご紹介するクラウドフライヤーです。同誌にピックアップされることは、なかなか簡単ではありません。

「米誌『ランナーズワールド』のレコメンドにも登場、On『クラウドフライヤー』の実力」の画像
出典:RUNNER’S WORLDサイト

お世辞抜きに、これは今まで履いたOnのシューズでベストですね。インソールの下にあるスピードボードがしっかりとした“しなり”があり、重心を誘導する能力が高いトレーニングシューズ です。(ドロップ7mm)

ランニング初心者はもちろん、走歴のあるランナーもシューズからのインプットが多いスタイルなので(シューズの誘導が強い)、コンディショニングシューズとしてメインで使って欲しいです。

もしくは、ライトウエイトなので、好きなトレーニングシューズのあるランナーの2足目として。ときにはジョグ、ロング走、ロングディスタンスであれば、レースシーンでも使えそうです。

ちなみに、ソールはクラウドハーツの配置を工夫して、内側の足の倒れこみを抑えるデザインになっています。つまり、オーバープロネイト(過回内)対策のシューズです。土踏まずがないランナーや、母趾のあたりにマメができる、外反母趾など、内側トラブルの解決策として利用して欲しいコンディショニングシューズの側面もあります。

シューズラスト(靴型)は、前足部に少し丸みのある“ ジャパンラスト ”。日本のランナーに目立つ扇子型の足型でもストレスなくフィット。また、クラウドフライヤーのみに採用されている『スター・シューレースシステム』は独特の見た目とは裏腹に、しっかりと足回りにフィットします。

「米誌『ランナーズワールド』のレコメンドにも登場、On『クラウドフライヤー』の実力」の画像履いた印象は、とにかく足の接地後の重心移動がスムーズです。まさに飛んでいるような、自然にペースが上がる感覚です。かかと周りのフィット感にうるさい私ですが、とても満足です。

そして、薄っぺらい感想で恐縮ですが、デザインがいい! これはニューバランスのクラシックラインを凌ぐカッコ良さがありますよね。カートンからシューズが出てくるときのワクワク感。

私が持っているブラック&ホワイトは真っ黒ではないので、日差しの下ではネイビーのような少し濃いデニム感があり、夜だとスタイリッシュなダークカラーの印象に。とにかく合わせやすいんです。
フィット感はもちろん、このCOOLさがランナーを惹きつける大きな魅力なんでしょうね。

まさにランニングだけじゃなく、ライフスタイルで使用頻度が高そうなシューズ。
“だけじゃない”ランニングシューズ、『クラウドフライヤー』を是非試してみてください!

■OnのCOOマーク・マウラー氏のインタビュー

<商品スペック>
Drop:7mmドロップ 20mm(Forefoot)27mm (Heel)
重量:255g(26.5cm)

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