“あぁ、山があってよかった……”ある女子学生が見つけたトレイルランの魅力【その2】

こんにちは。高尾山の近くに住んでいる学生、kirinohanaです。3年前から朝に山を走り始め、今では毎朝の習慣になっています。

山を走り始めたころのわたしは『トレイルランニング』という言葉があることすら知りませんでした。”近所にちょうどいい山道があったから”なんとなく山を走り始めたわけですが、ほぼ毎日山を走るうちにだんだんとその魅力に気づいていきました。そして、どんどんハマっていったのです。

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しかし、周囲の方々からは「そんなに早起きしてまでなんで山を走ってるの?」「なんでそんなに好きなの?」と疑問の声が上がることが多いです。

そこで!「なぜそんなに山を走るのか」という周囲の方々の疑問にお答えすべく、『山を走るトレイルランニング』の魅力を6回に分けてご紹介していきます。前回のテーマはトレイルランニングの“楽しさ”について。

第2回目となる今回のテーマは、トレイルランニングが『心にもたらす影響』についてです。

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トレイルランニング中に出会った夕焼け ©kirinohana

ただ“楽しい”だけじゃないトレイルランニング。さて、トレイルランニングをすると心にどのような素敵な影響があるのでしょうか。

五感で感じるトレイルランニング

視覚 癒しの緑・パワーの赤

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色にはそれぞれ気持ちを高めたり、落ち着けたりするなどの効果があることをご存知の方も多いと思います。色によって脳に及ぼす作用がそれぞれ異なりますが、山で多く見られる『緑色』の効果をご存知でしょうか。緑色には心のバランスを整えたり、リラックスさせる作用があります。樹々の葉のバリエーション、豊かな緑色で輝くトレイルを走っていると、自然と心が和やかな気持ちになります。

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元旦トレランをしたときの初日の出 ©kirinohana

みなさんは山で朝日をご覧になったことがありますでしょうか。静寂と闇に包まれた暗い山に朝が来る瞬間。東の空から次第に赤く色づいていく空。燃えるような赤い太陽。山の上で見る朝日はほんとうに美しく、何度見ても見るたびに強く心を打ちます。山麓の街が赤い朝の光に照らされていく様子を眺めると、「新しい朝が来た」ということを実感します。昨日とは違う新しい今日の空気。自然と背筋が伸び、フレッシュでエネルギッシュな気持ちになります。

聴覚 自然のBGM

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山の中では、季節ごとに様々な鳥たちが歌っています。春にはウグイス、夏にはキビタキなどの夏鳥のさえずりを楽しむことができます。風が葉を揺らす音や川の水が流れる音を聞きながら走ることができるのもトレイルランならでは。シティランでは味わうことのできない山の心地よさです。

触覚 肌で感じる空気 足裏で感じる山道

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山の空気は夏も涼やか。心地いい。

たくさんの植物たちが空気を新鮮な状態にしてくれているからでしょうか。山の空気はやはりとても気持ちがいいです。特に雨上がり、晴れた朝の山の空気は最高です。走って火照るカラダを撫でる風、触れる空気が心地いい。トレイルランニングならではの体感です。

また、足裏から伝わる地球の感触を楽しむことができるのもトレイルランニングの魅力です。土の山道は、足に心地いい感覚を与えてくれます。ザクザクした砂利やゴツゴツした岩、ふわふわした落ち葉の上や雪の上を走るのもそれぞれ違った楽しさがあります。川の水の感触もぜひ体感してもらいたいポイント。ひんやりした川の水の中に、走って熱を帯びた足をジャボンと突っ込むと……最高に気持ちいいのでおすすめですよ。

嗅覚 樹々が放つ香りのチカラ

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実は、樹々は空気中に様々な発揮性物質『フィトンチッド』を放っていることをご存知でしょうか。例えばヒノキやマツが空気中に放出するαピネンという物質は、アロマテラピーの様にわたしたちの自律神経を安定させたり、精神的な落ち着きを与えてくれるそうです。この恩恵を受けることができるのも、樹々の中を走るトレイルランニングならでは。

味覚 おなかぺこぺこ さて、何食べよう

今日は何食べようかな。山には食事の楽しみもあります。少し手間をかけてサンドイッチを作ってみたり、素敵なビューポイントを探して淹れたてコーヒーを飲んでみたり。食べ物にこだわってみてもよし。おにぎりやトレイルバーにかじりついてもよし。心と体を思い切り動かしたあとに山で味わうものは何もかもが格別なおいしさです。

わたしが山を走るときに感じること

トレイルランニングが及ぼす心への影響について、最初から知っていたわけではありません。何かいい効果を期待して始めたわけではないのです。ただ、自然の中で身体を動かしたかった。そして、近所にちょうどいい山道があったから。わたしが山を走り始めた理由は本当にシンプルなものでした。

山を走ることが習慣になると、いつしか気づきはじめるのです。「わたしの心にいい影響を与えてくれている」と。トレイルランニングに出会えてよかった。心からそう思います。

山を走るときに感じることは十人十色。では、わたしがどんなことを感じているのかをご紹介します。

ありのまま いまこの瞬間

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樹々に囲まれた山道を走っていると、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、あらゆる感覚が研ぎ澄まされていくのがわかります。意識は自然の中を走ることに集中し、まるで自分が野生の動物になったかのような解放的で自由な感覚。ただそれだけをぼんやり感じて自然体で走るとき、目の前の自然を美しいと思う気持ちや走る喜びで心が満ちていくのがわかります。それは非日常な素敵な感覚です。

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心地いいポジティブな気持ち

なんだかしょんぼりしているときや何かストレスを感じているときでも、山の中を走ってみると心にあった暗い影はどこかへ消えてしまいます。なぜかポジティブなエネルギーで心が満ちるのです。

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わたしたちと同じように、山もまた生きています。植物は動物の様に移動することはありませんが、そこに根を張り、成長しながら生き続けています。夏には緑の葉を茂らせ、秋には赤や黄色に葉を色付けます。冬は厳しい寒さに耐えて、また暖かくなる春の日まで、ひっそりと、しっかりと花を咲かせる準備をしています。そんな植物たちの間を走るとき、生命の力強さやひたむきさ、美しさに感動してしまいます。そして、大げさかもしれませんが、憧れのような思いも抱きます。

また、走ってたどり着いた山の上に、普段見ることのできない世界が待っているのもトレイルランの魅力です。馴染みの街やまだ行ったことのない街、連なる山々、広がる空と遠くまで続く水平線。その光景を目にすると、自分が悩んでいたことはほんの些細なことだったのでは、と思います。自然のエネルギーに背中を押してもらったり、その広大さに受け止めてもらったり。そうして山を出る頃には、すっかりあたたかいポジティブな気持ちになっているのです。「あぁ、山があってよかった」と思ったことが今までに何度あったことでしょう。

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ただ楽しいだけではない「ココロがヨロコブ」トレイルラン。さぁ、あなたも山を走ってみませんか。

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