〝福島をランニングで元気に〟。東日本大震災を機に回りだした時間、動き出した仲間――〝マウンテンプレイヤー〟眞舩孝道さんインタビュー・後編
Mar 30, 2018 / MOTIVATION
Apr 26, 2019 Updated
サロモン・スントを始めとして、多くの企業にスポンサードされながら、福島県を中心に活動する〝マウンテンプレイヤー〟眞舩孝道さん。前・中・後編で描く眞舩さんの半生記。後編では、東日本大震災をきっかけに志向した、地元への貢献活動について伺いました。
福島県人、ハワイで日の丸を背負う
東日本大震災が発生した2011年。地元・福島への貢献を模索していた眞舩さんは、8月に開催された『XTERRA JAPANチャンピオンシップ』のトレイルランニング部門で優勝を果たし、ハワイで行われるレースに派遣されることになりました。

「福島県人が日の丸を掲げて海外レースに行く。当時、福島が腫れ物に触る様な状況の時だったので、アピールする機会になりました」と振り返ります。
ハワイから帰国し、次のアクションを考えていた眞舩さんは、思いを同じくする人物と引き合うのに、それほど時間はかかりませんでした。

眞舩さんの気持ちに火を付けた県庁マン
1月下旬、JR福島駅。待ち合わせの時刻になると、細身の男性が現れました。高根修さん。福島県庁で勤務しています。ランニングを愛する県庁マンとの遭遇が、眞舩さんの3つ目の出会いです。