誰と一緒に走るかで、ランニング人生が変わる!? あなたが一緒に走るべき人とは
Oct 03, 2017 / HOW TO
Apr 26, 2019 Updated
皆さんはランニングをする際には、1人で走りますか、それとも所属するランニングクラブのチームメイトや友人と走りますか。筆者は1人で走ることが多いのですが、皇居や駒沢公園を走る際には、1、2週目は友人と一緒に走り、3週目はそれぞれのペースで走るというスタイルを採用しています。
今回はランニング仲間や友人があなたに与える影響についてのお話です。
一緒に走っていて楽しいと思える友人は、自分よりもランニングスキルが高いという点も大事ですが、どんなコースであっても楽しんで走っている人にはかないません。設定していた距離よりもつい長く走ってしまうほどのランニング好き。そういった友人との並走は、「ランニングは楽しいもの」と自分の価値観を再認識する良い機会になります。
ランニングを楽しんでいるという気持ちは、周囲に伝染するってご存知ですか? ランニングだけでありません。人の行動や態度は、周囲に影響を与えるものなのです。
ハーバード大学の教授、ニコラス・クリスタキスとジェイムズ・ファウラーが大変興味深い発見をしました。「喫煙・飲酒・肥満・幸福、そして、孤独が人から人へと伝染する」というのです。
15000人以上の方の生涯を追跡調査しているフラミンガム心疾患研究の50年分のデータから、社会的な繋がりを彼らがマッピング。その結果「人間の行動や態度は友人とのあいだ、さらには友人と友人のあいだで社会的に広がることが示された」と書籍『ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方』でもその成果が紹介されています。
つまり、幸福は友人間で伝染するのです。常にポジティブな姿勢でランニングと向き合っている友人と一緒にトレーニングしたり、一緒に過ごしてりすることで、その友人の行動や態度が自身にも伝染するのです。また、逆もしかりと言えるでしょう。ですので、どのようなタイプの人と一緒にトレーニングするかは、あなたのランニング人生に大きな影響を与えると言えます。
さらにもう一つ、興味深い説があります。自己啓発の専門家であるジム・ローンさんは、「人間は多くの時間をともに過ごす5人の平均値を取ったような人物になるというものがある」と唱えているのです。筆者も、よく一緒に過ごす5人の収入の平均値が自分の年収だという話を聞いたことがあります。
同書では、「ローンの説の背景には、身近にいる相手からは気づかないうちに行動・思考・態度の面で強く影響を受けているという考えもある。ここから言えるのは、自分なりの成功を収めたければ、関心事やビジョンが同じ人と付き合うようにすると良いということだ」と紹介されています。
そういう意味では、ランニングクラブなどに所属し、意識が高く、気持ちの良い仲間を見つけることが、あなたのランニング人生を豊かにしてくれそうですね。
つい、1人の世界に入りがちなランニングという競技ですが、幸せな趣味として付き合うのならば、仲間と一緒に走ることを意識してみても良いですね。
そんな仲間と走るイベントをラントリップでも展開していますので、ご関心のある方はこちらへ。