箱根駅伝・マラソンは「通過点」、トレイルに没頭する荒木宏太さん

「箱根駅伝・マラソンは「通過点」、トレイルに没頭する荒木宏太さん」の画像
Pocket

「箱根駅伝・マラソンは「通過点」、トレイルに没頭する荒木宏太さん」の画像

2017年はロンドンで陸上の世界選手権(通称:世界陸上)が行われますが、皆さんはトレイルランニング界でも世界選手権が行われているのをご存知でしょうか? 世界陸上は2年おきですが、トレイルの世界選手権は毎年開催され、今年は6月にイタリアで行われます。

日本は前回大会から参戦し、最高成績は大杉哲也選手の24位。しかし今回その成績を超えるべく、野心を燃やしている男がいます。その男の名は「荒木宏太」。昨年末に世界選手権の代表内定を射止め、かつては山梨学院大学在籍時に箱根駅伝にも出場したエリートランナーです! 現在は地元の熊本県を拠点に活動しており、近年はトレイルランニングの世界ですばらしい成績を残し続けています。

箱根駅伝を走るほどの実力者がなぜトレイルランの世界へ? 彼がトレイルに没頭する理由とは一体? 今回はそんな荒木さんの人物像を探るべく、お話を伺いました。

目指すは日本人過去最高成績!

「箱根駅伝・マラソンは「通過点」、トレイルに没頭する荒木宏太さん」の画像

――2016年はSTY(40㎞地点で中止。地点トップ)、ハセツネCUP(70㎞)3位、熊野古道トレイルレース(50㎞)優勝など好成績が続きましたが、改めて荒木さんにとって2016年はどんな年だったでしょうか。

ちょうど前の年(2015年)に大きい故障があって、ほぼ1年間走れない苦しい思いをしたんです。走れない中でも「絶対がんばってやる!」という思いを持っていたので、それが2016年に結果として表れて、良かったなと思います。

――今年6月に行われる世界選手権の代表にも内定されましたが、元々荒木さんの中では目標とされていたのですか?

はい。元々2016年の世界選手権(ポルトガル)を目指していて、その選考レースにエントリーをしていたんです。でも、それが熊本地震の1週間後(4月24日)だったので、それどころではなかったんですよね。体調は万全だったし、私の住んでいる所(熊本県和水町)はあまり影響はなかったんですけど……。残念ながら「見送り」というかたちでポルトガルの大会は諦めました。

その後3ヶ月してから新しい情報が入ってきて、その次の年のイタリア大会の選考が熊野古道、ハセツネで行われると。「優勝すれば無条件で内定」というのを聞いて、2017年大会の日本代表を目指すことにしました。

――男子の日本人最高成績は24位ですが、その順位を超えることが、荒木さんの目標になるのでしょうか

もちろんです! もっと上位にいきたいという思いもあります。イタリアのレースは50㎞で行われ、累積標高が2700mくらいと聞いているので、自分としても1番得意なコースだと思っています。

箱根駅伝、マラソンは〝通過点〟

「箱根駅伝・マラソンは「通過点」、トレイルに没頭する荒木宏太さん」の画像
箱根駅伝の創設者であり、荒木さんが「同郷で憧れのランナー」と話す金栗四三さんの記念パネルと

――荒木さんといえば、箱根駅伝でも活躍されて、陸上競技のエリートを突き進んできました。そういう選手がトレイルで活躍されているのは珍しいのではないでしょうか?

登録後、すぐにこの記事が読めます

ここから先は「ラントリップ」の
会員の方(登録は無料)のみ、ご利用いただけます。

関連記事

松永貴允が執筆した記事

Runtrip via Hakubavalley