「走り終わったら倒れるのではなくコースに一礼」箱根駅伝初シードに挑む上武大
Dec 28, 2018 / MOTIVATION
Apr 26, 2019 Updated
マラソン芸人のM高史さんと萩原拓也さん(ポップライン)が関東地区の大学陸上部(長距離)を訪問し、チームの様子をレポートする当企画。第5弾は、正月の箱根駅伝に11年連続で出場することが決まった上武大学にお邪魔しました。専門誌では見られない学生たちの〝素顔〟を、芸人2人が引き出していきます。
●インタビュアープロフィール
M高史(ものまねアスリート芸人、右)
駒大陸上競技部では駅伝主務として選手をサポート。2011年12月より「ものまねアスリート芸人」へ転身し、〝公務員ランナー・川内優輝選手のそっくりさん〟として注目を集める。
萩原拓也(お笑いコンビ・ポップライン、左)
かつて神奈川大陸上競技部に選手として4年間所属。卒業後は2年間の役者生活を経てお笑い芸人へ転身し、現在は設楽悠太選手(Honda)のそっくりさんとして駅伝ファンを中心に密かなブレークを果たしている。
不屈の雑草軍団
上武大学は、元オリンピックランナーの花田勝彦さん(現・GMOアスリーツ監督)を駅伝監督に迎え、2004年に駅伝部が創設されました。地道に強化を進め、創部5年目の2009年に箱根駅伝へ初出場。以来、11年連続で本戦へ出場を続けています。
いまだ箱根駅伝のシード権獲得には届いていませんが、2011年には全日本大学駅伝で6位に入り、悲願のシード入りを達成。主なOBには、現在マラソンで活躍中の園田隼選手(黒崎播磨)、山岸宏貴選手(GMOアスリーツ)らがいます。
2016年3月には花田監督が退任し、それまでコーチだった近藤重勝さんが駅伝監督へ昇格。近藤監督は神奈川大時代に5区山上りを4年連続で任され、2度の区間賞を獲得した〝山の職人〟として知られています。当時の神奈川大は箱根駅伝と全日本大学駅伝で2連覇を達成するなど全盛期を築き、その中心人物として活躍していました。
今季は6月の全日本大学駅伝選考会で17位(8位までが本戦出場)と振るいませんでしたが、10月の箱根駅伝予選会では本戦出場ラインギリギリの11位で通過を決め、11年連続の箱根出場を決めました。
近藤監督は兄貴みたいな存在
そこで今回は、上武大を裏方として支える廣瀬貴明主務(4年)と、廣瀬主務が「次期エース」として期待する佐々木守選手(3年)に登場してもらい、チームのことについてお話いただきました。