「さよなら2015年 年忘れマラソン大会」大会レポート
Dec 31, 2015 / EVENT
Apr 26, 2019 Updated
2015年もまもなく終わり、新しい年を迎えます。いつも走り慣れたコースで、走り納めしたという方は多いでしょう。先日12月27日(日)、まさに年末にふさわしいと言えるマラソン大会が、東京都港区の台場で開催されました。それが「さよなら2015年 年忘れマラソン大会」です。
本大会の種目は10km個人の部、そしてハーフマラソン及びフルマラソンのリレー部門。今回、フルマラソンのリレー部門に参加してきましたので、その様子をご紹介しましょう。
応援しやすいロケーション
会場の都立潮風公園は、ゆりかもめ「台場」駅から徒歩5分ほどの立地。駐車場も完備されているので、交通アクセスは抜群です。周辺はショッピング施設も多いので、走り終えてからショッピングを楽しむ…なんていうのもよさそう。打ち上げできる飲食店もたくさんあります。
受付、そしてスタート時間が近づくにつれて、続々とランナーや応援の方々が訪れてきました。更衣室や荷物預かりがないので、テントやレジャーシートを持参するランナーが多かったようです。
公園内には売店があり、「おでん」「たこ焼き」などの飲食物が販売されています。自動販売機、そしてトイレもあるので、応援する際にも不便はないでしょう。コースは1周1.25kmの周回。何度もランナーが目の前を通るので、たとえ走らなくても飽きません。
「頑張れ〜!」
と、チーム外のランナーに声援を送る方も多く見られました。リレーマラソンではランナー自身も応援に回るタイミングが何度かあるので、この“応援しやすさ”はとても大切なポイントと言えそうです。
目の前に広がる海を眺めながらタスキを繋ぐ42.195km
台場の海を眺めながら、掛け声と共にスタートするランナーたち。天気は曇り空。ときどき顔を覗かせる太陽の光が、静かに揺れる海面を輝かせていました。
最初のランナーのみ、距離調整のため1周回+約900mを走ります。以後は、誰が、いつ、どれだけ走っても自由。唯一のルールは『エントリーランナーが必ず全員1周以上走ること』。ちなみに私は10名で出場し、ずっと1周毎にランナーを変えて走りました。あまり1人当たりの待ち時間が長くなると、飽きてしまいますからね。
海には船が停泊し、少し先にはレインボーブリッジ。まさに、台場ならではと言える眺めでしょう。海沿いは視界が開けており、なんともいえない開放感があります。前方のランナーも見えるため、「あのランナーを抜くぞ」と目標を設定しやすいのも、コースの良さと言えそうです。
たすきの受け渡しは、コースの内側になっていました。さらに、ランナが近づくと番号のアナウンスが。混雑を避けるための配慮か、そのお陰でスムーズに運営されていたようです。
なお、給水所はコース内に1カ所設けられていました。水とスポーツドリンクが用意されており、設置場所は周回ゴールの直前。1周回の距離が短いので、1人で走る距離が長くても、わざわざドリンクを持って走る必要はありません。
スタートが昼過ぎのため、ゴール前には少しずつ日が落ち始めます。夕暮れ時の台場も、また違った美しさがありました。海を眺めながら走る大会だからこそ味わえる、1つの楽しみではないでしょうか。
小さな子供も参加OK!その走りには大人も顔負け!?
本大会で注目したいのが、リレー一般の部が“年齢制限なし”という点。小さな子供でも参加することができます。ファミリー部門で家族参加というのはよくありますが、そうした枠もありません。今回私も、小学1年生を含む子ども4人と一緒にチームを組みました。
この笑顔!大人に混ざって走れる機会、とても嬉しそうです。距離も1周1.25kmと短いので、小学生にもなれば走りきれます。私たちだけでなく、子ども参加のチームは思った以上に多く見られました。
子どもとはいえ、侮れません!この力強い走り…小さな子どもに追いぬかれ、悔しい表情を浮かべる大人ランナーもたくさん。がむしゃらで一生懸命に走るその姿には、見知らぬ子でも「頑張れ!」とつい声を掛けてしまいます。
子ども同士でのたすきリレー。いつも一緒に遊んでいるような友だち同士が、ここでは団結してリレーマラソンに挑戦しています。やる気の漲った表情、大人以上の本気度かもしれません。
部門別の表彰で、3位入賞を果たしました。大人だけのチームもある中で、子どもたちも大喜び!ちなみにフルマラソンリレーは、一般の部以外に次のような部門がありました。
- 混成の部 (18歳以上・男女・女子1名以上を含む)
- 女子の部 (18歳以上・女子のみで構成) ・職場の部 (18歳以上・男女制限なし・同一職場で構成)
- ファミリーの部 (男女制限なし・年齢制限なし親子、親戚等血縁のチーム)
チーム構成によって部門を選べるのも、入賞狙いでモチベーションが上がるのではないでしょうか。参加者の誰もが、大いに楽しめた大会だったと思います。きっと本大会が、今年のラストレースとなった方も多かったでしょう。
まもなく訪れる2016年。ランナーの皆さまにとって、さらに楽しいランニングライフが訪れますように。来年もRuntripMagazine、そしてRuntripを、よろしくお願い申し上げます。