ママランナー・西谷綾子さんに聞く、出産・育児・仕事とランニングの両立方法!環境変化の中でも追い続けるフルマラソン3時間切りの夢

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(左から)西谷綾子さん、日本一走るアナウンサー・長谷川朋加さん

ランニングを楽しみながらも、ライフステージの変化によって走ることへの向き合い方が大きく変わる女性は多いもの。出産や育児、仕事に追われる中で、思うように走る時間が確保できないと感じているママランナーも多いのではないでしょうか。

今回はフルマラソン3時間切りを目標に走り続けているママランナー・西谷綾子さんに、出産・育児・仕事と向き合いながら限られた時間の中でどのようにランニングに取り組んでいるのか、日本一走るアナウンサー・長谷川朋加さんとともにお話を聞きました。

ランニングクラブ『BaSRC』の活動と、応援の重要性

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2026年3月に8周年を迎えるランニングクラブ『BaSRC』でメインコーチを務める西谷さん。参加者の目標達成を支えたいという思いのもと、明治神宮外苑で月2回開催している練習会を2026年4月からは月3回へと増やす予定だといいます。

西谷さんは「誰かに応援してもらえることがモチベーションの向上につながる」と話します。かつて2000年シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんから「あやきちならサブ3いけるよ」という励ましの言葉をもらったことをきっかけに、2016年の東京マラソンでは3時間1分32秒の自己ベストを記録。直近では名古屋ウィメンズマラソンに出場し、3時間7分55秒でゴールしています。

忙しいママランナーの隙間時間の見つけ方&練習メニュー

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フルマラソンで3時間切りを目指す西谷さんは、1か月単位でトレーニングメニューを組み立てているといいます。「夜寝る前には翌日の行動を箇条書きで整理し、隙間時間を見つけて走る時間を確保している」と話す西谷さん。仕事量が多い時期には子どもを寝かしつけたあとに仕事をする日もあると言いますが、睡眠改善インストラクターの資格を持つ立場としては「十分な睡眠とのバランスが重要」と話します。

また気分や体調の波、家族の体調不良で走れない場合には、自宅で筋力トレーニングやストレッチに取り組んだり翌日の仕事を前倒しして進めるなどして気持ちを切り替え、体調や環境が整ったタイミングで再び走りに行くようにしているそうです。

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かつては月間走行距離が300〜350kmだった西谷さんですが、現在は200〜250kmほどに調整。練習時間は日によって異なり、週2回のポイント練習を軸にそのほかの日はジョギングで構成していると話します。ジョギングの途中には坂道ダッシュを5本入れるなど変化を加え、単調にならない工夫を取り入れているそう。

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また西谷さんは「走る前に10分、走った後に3分のストレッチをルーティンにしている」と話します。右ひざの半月板がほとんどない西谷さんは「ストレッチをしなければ、膝の痛みがさらに強くなったり他の筋肉が張ってしまったりすると思う。面倒くさいこともちゃんとやらないと」と振り返り、おろそかにされがちな準備運動の重要性を語ります。

ママランナー・西谷さんが愛用するおすすめアイテム3選

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SPACER MOBILITY 足指スペーサー The Toe Spacer (4ループ)

トレーニングはもちろん、コンディショニングにも精力的に取り組む西谷さん。足元のコンディションを整えるアイテムとして取り入れているのがSPACER MOBILITYの『足指スペーサー The Toe Spacer』です。起床後から外出するまで、さらに入浴後から就寝まで装着しているといいます。

足指を自然な位置に戻すことで体幹の安定につながる感覚があり、以前感じていた足底の痛みも改善したといいます。また本アイテムを装着することで走行時のフォームの変化を実感。遠征先にも持参するほど愛用しているそうです。

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またphitenの『メタックスローション b』は疲労回復、むくみの軽減や深い睡眠につながる感覚があるといい、朝の着替え前や走る前、入浴後など1日に複数回塗っているといいます。さらにテーピングには『チタンテープX30 伸縮タイプ スポーツ』を使用している西谷さん。けが予防やパフォーマンス向上につながると感じており、不安定な右ひざには筋肉のブレを抑える貼り方をしていると語ります。

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西谷さんの愛用シューズはNew Balanceの『1080v15』。耐久性の高さが特徴で、普段履きからランニングまで幅広いシーンで履いているといいます。「しっかり足を守ってくれる頼もしさと安定感が増しつつも、前作『Fresh Foam X 1080v14』に備わっていた足をふわっと包み込む優しさはそのまま維持している」と履き心地を語る西谷さん。

加えて「軽量ながら程よい反発感が心地良く自然に足が前へ進む感覚があるため、ジョギングだけでなくスピード練習にも対応できる一足」と語ります。実際にフルマラソンを約4時間で完走した5日後、『1080v15』を履いて4:00/kmを切るインターバル走を5本実施。「疲れが残った状態でも、設定した練習メニュー通りに気持ちよく走ることができた」と西谷さん。その走り心地の良さから「『1080v15』に出会ってジョギングが好きになった」と話します。

環境や身体の変化に合わせた目標設定

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目標設定の仕方については「過去の自分と単純に比較せず、子どもの成長や環境の変化に合わせて走り方や時間の使い方を調整することが大切」と西谷さんはいいます。

出産1年後に臨んだフルマラソンでは3時間13分で完走。自己ベスト更新も見えると感じたものの、環境や身体の変化がある中で無理に3時間切りを追い求めた結果、その後の2年間は貧血に悩まされたと振り返ります。3時間1分で走破できた以前の自分とは比べず、まずは3時間10分切りを目指すなど段階的な目標設定も一つの方法だったのではないかと感じているそう。

「高い目標はモチベーション維持につながる一方、自分を取り巻く環境は日々変化していくので置かれている状況をしっかりと受け止め、自分に合ったやり方を試行錯誤しながら選択していくことが大切」と話します。

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仕事や育児をこなしながら走る時間を確保するには大きなエネルギーが必要だと感じている西谷さん。それでもフルマラソンでの3時間切りという目標が自分を奮い立たせる存在になっているといいます。思うように結果が出ない経験も、同じ悩みを抱える人へ伝えられる学びにつながっていると感じているそうです。

また西谷さんが感じているのは「目標達成やレースを楽しむためには、ある程度練習が必要」ということ。過度な練習によるけがを防ぐための見極めも重要としながら、状況に合った頑張り方や楽しみ方を見つけることが大切と話します。

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他のランナーや過去の自分と比較せず、まずは現在の状況を受け止める視点が必要だと西谷さん。「その時々の楽しみ方、頑張り方を自分らしく見つけること」「子育てなど生活環境は人それぞれであるため、自分の確保できる走行時間を把握したうえで無理なく練習を積み重ねていくことが大切」と話します。

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