“50歳ランナー”と原田知世、江口洋介、天海祐希、松岡修造の共通点とは

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以前、「2時間18分55秒」のフルマラソン自己ベストをもつ45歳の利根川裕雄さんをご紹介した記事は、多くの反響がありました。45歳ながらも素晴らしいタイムで走る利根川さんに、素直に驚いた方や、勇気をもらった方がいることでしょう。

日本をはじめ世界各国には、何歳になっても、このスポーツを愛し、ランニングを続けている人がいます。80歳をこえてもまだ、フルマラソンを走り続ける中野陽子さんもまた、素晴らしいランナーの一人。なにせ、70歳で始めたランニングにのめり込み、「全日本マスターズ陸上競技選手権大会」で世界記録と日本記録をもつまでに。このスポーツは、何歳からでも始められることを実証してくれましたよね。

さて、少し話が変わりますが、原田知世、江口洋介、天海祐希、松岡修造、沢村一樹、ダンディ坂野、織田裕二……こちらに挙げた著名人には、実は、ある共通するものがあります。

一体、なんだと思いますか?

実は、皆さん、2017年に50歳を迎える人ばかりなのです。これを知って驚いたのは筆者だけではないかと思います。皆さん、若々しく見えるだけでなく、まだ、多方面で活躍されています。「そんな年齢に見えない」というのは、率直なリアクションではないでしょうか。

2017に厚労省が発表した平均寿命だと、女性は86.99歳が男性80.75歳とのこと(2015年度)。50歳という年齢は、平均年齢と比較してもまだ30年あると考えられますが、とはいえ、もう半分はとうに過ぎています。

皆さんは、50歳という年齢をどのように受け止めていますか?

日本のランナーの平均年齢は45歳前後とも言われていますので、ちょうどこの50歳という年齢を意識している人も多いのはないでしょうか。

漫画『課長島耕作』の著者である弘兼憲史さんは、自著『50歳からの「死に方」』で、この50歳という年齢について、持論を語っています。

というのも、この50歳という年齢を1年間で換算して考えているのです。確かにこれはわかりやすそう。人生において50歳は、1年間のどの時期にさしかかるのでしょう。

男性の平均年齢の80歳を1年間で計算すると、50歳という年齢は、人生の62.5%を終えたタイミングとなります。思っていたよりもまだまだ先は長い?

「1年365日の62.5%時点は、8月のちょうど半ばです。お盆休みのとき、『ああ、今年もそろそろ終わりだな』とは考えませんよね、むしろ、休暇で英気を養って『正月に向けて頑張るぞ!』と気合を入れ直す人のほうが多いのではないでしょうか。50歳とは、人生の中のそんなタイミングなのです」(書籍『50歳からの「死に方」』より)

なるほど、このような考え方をすると、50歳というタイミングはまだまだ若いという気がしてきました。新たに何かをスタートすることもできますし、新たな目標を掲げてそれに向かって突き進むことも可能です。

「ちょっと最近、ランニングのタイムがイマイチ伸びないなぁ…」
「体のあちこちが痛くなって、怪我の治りが遅くなったなぁ…」

なんて、年齢とともにネガティブな気持ちになってしまいがちですが、皆さん、まだまだお若いです。ぜひ、ポジティブな気持ちでランニングライフを楽しんでみませんか。

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