「トレーニングはペガサスで走る」。田澤廉選手がナイキと麻布台ヒルズ主催のランセッションで明かしたシューズ履き分けや今後の目標

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2023年11月に開業した東京・港区の麻布台ヒルズが『Green&Wellness(グリーン&ウェルネス)』をコンセプトに、緑と生きる・ウェルネスな暮らしを目指し、ナイキとの新たなコラボレーションを発表。

そのオープニングイベントとして、1月19日(金)にナイキジャパンによるランセッションが行われ、スペシャルゲストとして、2022年(アメリカ・オレゴン)、23年(ハンガリー・ブタペスト)の世界選手権代表として活躍する田澤廉選手(トヨタ自動車)が登場。市民ランナーらとのグループランを楽しみました。

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田澤選手は麻布台ヒルズから、東京タワーや増上寺を経由する5km弱のグループランとヨガに参加。「今までこういうイベントに参加したことがなかったので、新鮮で楽しかったです」と笑顔で語り、「コミュニティのツールとして、みんなでこうやって走るのも良いですね」とイベントを振り返りました。

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欠場も考えたニューイヤー駅伝で優勝に貢献

田澤選手は元日に行なわれたニューイヤー駅伝にトヨタ自動車の3区(15.4km)に出場。しかし、昨年は金メダルを獲得した7月のアジア選手権や、8月の世界選手権、27分22秒31の自己新をマークした12月の日本選手権など、計7本の10000mをこなした代償もあり、大会前は腰痛に苦しみ、一時は「本当に痛くて、間に合わないかなと思った」と振り返りました。

それでも、首位でタスキを受けると区間6位の力走を見せ、チームの総合優勝に貢献しました。

「なんとか走れる状態になったので、それなら出ますという感じでしたね。走り自体は追い込むというよりは、本当に無理をしないで最後までしっかり走るという感じでしたので、あの状態では合格点だと思います。やっぱり会社の方とか日頃から応援してくれる方々もいるので、それに応えたいと気持ちもありました」

田澤選手が語るナイキのランニングシューズの魅力とは

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トラック、ロードで活躍する田澤選手の足元を支えるナイキランニングシューズ。学生時代から「ずっとナイキを履いてきた」と振り返る田澤選手は、その魅力を次のように語ってくれました。

「高校時代からエア ズーム ペガサスをNIKE IDで作ったり、以前からナイキを履いているんです。ヴェイパーフライ 4%をはじめて履いたときは衝撃でした。『こんなに厚いのに、なんで軽いんだろう』と思って、履いてみると推進力がすごくありました。今では他のブランドもいろいろと厚底シューズを出していますけど、最初に出したのがナイキで、そういったところも魅力だなって思います」

トレーニングの履き分けは「ペガサス」をメインに

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日頃のトレーニングにおける履き分けについて、「僕、繊細なんです」と語る田澤選手。そのメインは『ペガサス』を着用しているとのことですが、そこにも田澤選手ならではの独特な着用法がありました。

「朝練習は週4回あって、1km4分で14kmぐらいの集団走をやるんですけど、そのときはペガサスを履いています。ただ、それとは別に3分30~50秒くらいで走る快調走のトレーニングが週に1回あり、そのときは朝練とは別のペガサスを履いています」

同じモデルを2足履き分けているという田澤選手。その理由は、「使用頻度が違うので、シューズの減り具合に違いがある」と、独自の感覚を大事にしているとのこと。朝練で使うシューズ2足分に対して、快調走用は1足分という形でローテーションしていると明かしてくれました。

「そのときによって、同じペガサスでも朝練は40を履いているけど、快調走ではまだ1つ前の39を履いている場合もありますね」と田澤選手。

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ペガサスを主軸として愛用しているのは、「脚が鍛えられる感覚がある」と理由を話す田澤選手。路面の接地感が脚に伝わるシューズを普段は好み、「ペガサスは脚に刺激が入る感覚がありますし、単純に走りやすい。着地でズレが少なく、軽くて推進力もあるので、トレーニング効果をしっかり得られるシューズだと思います」と語ってくれました。

それ以外にも、快調走よりも速いペースの距離走でもペガサスを使用することが多く、ジョグでは「けが予防というか、クッション性が高い」という理由から『インフィニティラン 4』を着用。トラックシーズンのインターバル走では、スパイクの『ズームX ドラゴンフライ』など練習内容に合わせて、最適なモデルを履き分けているようです。

ターゲットは「パリ五輪」と「26分台」。マラソン挑戦にも意欲

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ニューイヤー駅伝を終えて、休養期間に入った田澤選手。「まずはしっかり体をリフレッシュしています」と近況を明かしてくれました。今後はトラックシーズンに向けて、日本国内での合宿を経てからアメリカ合宿に移り、その後に昨年も出場したアメリカ・ロサンゼルスでの「The TEN」10000mにチャレンジする予定です。

目標とするパリ五輪の参加標準記録は日本記録よりも速い27分00秒00。田澤選手も日本人初の26分台を視野に入れていますが、腰痛や駅伝もあったことから、「まだ出せるとは思っていません」と冷静に分析。The TENでは、「26分台のペースにどれだけついていけるか」だと考えているようです。

「(26分台は)正直、まだ難しいと思います。思うような練習が積めていない状況で、1か月ちょっとで出るようなタイムなら、これまでにも出ています。半年から1年くらいは自分の思ったような練習ができないと出せないかなと思っているので、まずは26分台のペースに食らいついて、どこまで耐えれるかというレースになると思います」

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将来的なマラソンへの転向に関しては、「パリ五輪が終わってからマラソンと言っていましたけど、26分台を出せないままは悔しいんですよね。だから、トラックで満足してから新たに挑戦したいという気持ちが強いし、それがパリ五輪までか、その次の東京の世界選手権までかは分かりませんが、自分自身が納得してからマラソンへ行ければと思っています」と明かしてくれた田澤選手。今後の活躍にも注目です。

詳細情報

麻布台ヒルズ × ナイキによる取り組み

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出典:azabudai-hills.com

麻布台ヒルズで実施されるナイキとのランセッションにはNRCアプリのメンバーであれば無料で参加可能。NRCアプリ内の『AUDIO GUIDED RUN』にはナイキのトレーナーの音声ガイドで麻布台ヒルズ周辺を楽しく走ることができるコンテンツも用意されています。

ナイキ|ペガサス 40

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出典:nike.com

価格:¥16,500(税込)

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(文:田中葵/ 写真:ナイキジャパン提供)

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