【箱根駅伝】“史上初”2年連続3冠へ王手・駒澤。優勝候補に挑む青学・中央……注目選手は?

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2024年1月2日(火)、3日(水)に開催される第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)。“駒大1強”との声も上がるなか、青山学院大学、中央大学、國學院大学らが強力な布陣で対抗する。100回目の栄冠を手にするのはどの大学か。

こちらの記事では、第100回箱根駅伝の見どころをご紹介していく。

学生駅伝で2年連続3冠に王手をかける駒澤大学

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(右から)駒澤大学・佐藤圭汰選手、鈴木芽吹選手、篠原倖太朗選手

学生駅伝史上初となる2年連続3冠(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)に王手をかけた駒澤大学が、優勝候補筆頭だ。

10000m、5000m、1500mの3種目でU20(20歳以下)日本記録保持者である佐藤圭汰選手(2年)、主将の鈴木芽吹選手(4年)、篠原倖太朗選手(3年)の3本柱は、長距離界トップの走力を持つ。前回大会優勝メンバーも多く残り、山でもスピード勝負でも対応できる、すきのない布陣で偉業に挑む。

優勝候補・駒澤に挑む他大学の主力選手たち

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青山学院大学・太田蒼生選手(右)、黒田朝日選手(左奥)

箱根に強い青山学院大学が、今回もピークを合わせてきた。佐藤一世選手(4年)、太田蒼生選手(3年)、黒田朝日選手(2年)ら主力が、11月のMARCH対抗戦で10000メートルの自己ベストを更新。

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青山学院大学・佐藤一世選手(中央)

原晋監督も「駒大の6冠を阻止できるのは、青学しかいない」と2年ぶりの王座奪還へ、闘志を燃やす。

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中央大学・吉居大和選手

ここ数年で“最強”と称される中央大学は吉居大和選手、湯浅仁選手、中野翔太選手ら4年生が盤石。吉居は2年次に1区を前半から大逃げして区間新記録を樹立、前回大会は2区で他大のエースと競り勝って区間賞と、箱根路を盛り上げてきた。学生長距離界のエースとして、ラストイヤーを優勝で飾りたい。

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國學院大学・平林清澄選手(左)

國學院大は今秋の全日本大学駅伝で、エースが集う7区をトップで走った平林清澄選手(3年)に期待。2年生世代も成長し、台風の目となる可能性を秘めている。

城西大学、創価大学、早稲田大学、予選会組からは東海大学や大東文化大学も、上位に食い込める力がある。

注目選手では東京農業大学のスーパールーキー前田和摩選手(1年)。10月に開催された予選会で、ハーフマラソンのU20日本記録(非公認)に肉薄する1時間1分42秒で日本人トップとなった。その驚異の走りは見逃せない。

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順天堂大学・三浦龍司選手

3000m障害で東京五輪7位、今夏の世界選手権6位の順天堂大学・三浦龍司選手(4年)も今回が最後の箱根駅伝となる。世界と戦う走りを見届けたい。

(文・写真:東京中日スポーツ 平野梓)

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