島民は約50名、猫が約120匹!宮城県の猫の島、「田代島」へラントリップしてきました。

宮城県石巻市に、知る人ぞ知る“猫島”が存在します。
たくさんの猫たちが住むという、その島の名は『田代島(たしろじま)』

島の面積は3.14km²と小さく、ランニングするにも程よい距離。
今回は、そんな田代島を走り回ってきました。

いったいどんな場所なのか?
そして、どれだけの猫に出会えるのか?

実際に検証してみます!

「島民は約50名、猫が約120匹!宮城県の猫の島、「田代島」へラントリップしてきました。」の画像

石巻駅からフェリーで田代島へ

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田代島へ行くには、まず「JR石巻駅」へ。
さらに約2kmの場所にある網地島ライン埠頭からフェリーに乗れば、約40分で到着します。

「石巻駅」からはバスも運行されているので、島でのランニングに備えて利用するのも良いでしょう。

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田代島へ向かうフェリーは1日3本
今回は余裕を持って行動できるよう、朝9:00出港のフェリーを利用しました。

天気予報では雨が不安でしたが、なんとか曇り空でもっている様子。
多少の雨ならばフェリーは運行しますが、猫が表に出てきません。
できるだけ天気の良い日を狙ってみてください。

尚、田代島には『大泊』『仁斗田』という2つの港があります。
どちらの港に降りても構いませんが、今回は『大泊』を選びました。

大泊にある集落は小規模なので、ここから仁斗田へ向かって帰ることにします。
ちなみに観光客は、民宿なども点在している仁斗田港で降りる方が多いようです。

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大泊港に到着、ここが今回のスタート地点です。
奥には何軒か家が見えますが、人の姿はほとんどありません。

しかし、集落の裏手には緑が溢れ、素敵なランニングコースが待っている予感がします。

ちなみに大泊には猫が少なめでした。
数匹いましたが、やはり規模の大きい仁斗田港側の集落に集中しているのでしょうか。

果たしてランニング中、どれだけの猫たちに出会えるのか。
さっそく期待に胸を膨らませ、田代島ランニングに出発!です。

自然と猫たちも集まる『猫神社』へ

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今回走ったのは、島内の主要観光スポットである『猫神社』『マンガアイランド』を経由して仁斗田港を目指す約3kmのコース。

「3kmならすぐに走り終わっちゃうな」

なんて思っていたのですが、走り応えは十分でした。

離島はアップダウンの宝庫。
それは、この田代島も同じようです。

港を出発していきなり急坂に差し掛かると、しばらく登り続けていきます。

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コースの回りはたくさんの木々に囲まれており、聞こえるのは小鳥のさえずりと葉の音だけ。
道路は、とても走りやすくキレイに舗装されていました。

登り坂ということもあり次第に汗ばんできますが、木陰が心地よく走りやすいコースです。

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程なくして到着したのは、登り坂の途中にあった『猫神社』です。

鳥居の前には、期待を裏切らない猫の姿が。
近くには水飲み場もありました。

神社の周りには真紅の囲いが設けられ、鳥居や岩には苔が。
こじんまりした神社ではあるものの、どこか趣があります。

と、再び走ろうとして振り返ってみると・・・

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いつの間にか2匹の黒猫が!
数匹ではあるものの、やはりこの神社には猫も惹きつけられるのでしょうか。

近づいても怖がることなく、じっとこちらを見つめています。
田代島の猫たちは、この道を通って港間を行き来しているのかもしれません。

猫をモチーフにした宿泊施設『マンガアイランド』

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自然豊かな田代島。
走りながら周囲を見渡すと、その植物の多様さに圧倒されます。

巨木があるかと思えば竹林が広がる。
そして半分を過ぎて下り坂に入ると、いきなり視界が開けてきました。

離島ですから、もちろん周囲は海に囲まれています。
走っていれば、やはりこうした風景も見られるようです。

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島を取り囲む青々とした海。
いつしか空も雲が薄くなり、少しだけ青空が見えています。

ここに島の緑が合わさり、目を奪われるような景観が生まれていました。
風に乗って、なんとなく海の香りが感じられるような気がします。

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しばらく走ると、たくさんの猫たちと戯れる観光客の姿がありました。
集落が近いのでしょうか?

立ち止まると、私のもとにも猫が歩み寄ってきます。
とても人懐っこいですね。
つい立ち止まり、しばし猫たちと遊ぶのに没頭してしまいました。

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そして2.5kmほど走り、たどり着いたのがこちらのマンガアイランドです。

広い海を一望できるローケーション。
よく見ると猫の顔をした建物がありますが、こちらは宿泊要のコテージとなっています。

そう、この『マンガアイランド』は宿泊施設で、コテージの他にテントサイトなども設けられている場所。
しかも敷地内では、たくさんの猫たちが思い思いに過ごしていました。

隅々まで走り回ってみると、「これでもか」というくらいに猫たちを発見。
静かに寝ている姿が多かったですが、こちらに気づくと擦り寄ってくることもありました。

そして今回のランニングコース上、もっとも子猫が多かったのもこの『マンガアイランド』。
実は仁斗田港へ行くのにちょっと遠回りになるのですが、せっかく猫島へ来たのなら是非とも足を運んでみてください。

もう一つの港・仁斗田港へ

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マンガアイランド奥から下っていくと、すぐに集落が見えてきました。
大泊と比べて、やはり民家の数が多いようです。

ここからフェリーの出る仁斗田港まで、集落内を走って向かいます。

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田代島は東日本大震災の被害を受けており、港付近はまだまだ復興工事が行われています。
少し足元が悪いですが、震災の爪痕をしっかり目に焼き付けながらランニング。

道中には、津波の到達点を示す看板もいくつか見受けられました。
少しでも早い復興を願います。

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やはり民家は人が多く住んでいるため、エサなどの関係から猫もたくさん。
ちなみに田代島、島民約50名に対して猫が約120匹いるそうです。

まさに「猫島」ですね。

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ふと横を見ると、塀を歩いている猫がいてビックリ!なんていうことも。
田代島の猫たちは、とてものびのび暮らしているように見えました。

きっと、島民の方々が猫たちを大切にしているからでしょう。
キョロキョロし過ぎると転倒などの恐れもあり危ないですが、特に集落では周囲によく目を向けてみてください。
思わぬところに猫がいるかもしれません。

余った時間は港で過ごす

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フェリーの時間まで余裕があれば、ぜひ港を走って散策してみてください。
震災後に新しく作られた港は走りやすく、付近にはひと休みできる公園や自動販売機などもあります。

近くの公園にはトイレもあります。
フェリーの時間が近づくと、少しずつ観光客などが集まってくるでしょう。

心地よい潮風が、ランニングで火照った身体を冷やしてくれます。
残念ながら遊泳は禁止ですが、海を眺めながら散策していれば、心も身体も落ち着いてくるはず。

田代島の海はとてもキレイなので、覗き込めば魚だって姿が見えます。

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尚、島内には猫以外にも、猫の姿をしたものがたくさん。
集落に多く見られるので、探しに行ってみるのもオススメです。

宮城県石巻市の『田代島』は噂通りの猫島であるとともに、自然に溢れたランニングコースが魅力の場所でした!

ご興味のある方は、ぜひラントリップ!してみてください。

今回走ったランニングコースの詳細はこちら

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