【2022年】冬のランニングにもおすすめ!快適に走れるトレラン防寒着6選
Dec 27, 2022 / WEAR
Dec 27, 2022 Updated
冬になり、寒さの厳しい季節が到来しました。快適にトレランを楽しむには、防寒着選びが何より大切です。
本記事では、冬のランニングにもおすすめのトレラン防寒着6選をご紹介。東京都立川市のトレイルランニング専門店『Trippers(トリッパーズ)』店長で、ご自身もトレランレースを走る朝長拓也さんに解説していただきました。
防寒着を選ぶ時のポイント
岡田:今回はトレランにおすすめの防寒着特集ということで、紹介していきます。ご自身が持っているアイテムを含めて、今足りないアイテムを意識して読んでみてください。
朝長:薄めの生地のアイテムから、厚手のウェアまで数多く紹介していきます。これが1着あれば全部OKというわけではないので、持っているアイテムと持っていないアイテムを把握した上で、その合間を埋めていくとどの天候にも対応できるようになるでしょう。
岡田:冬の山では天候が変わりやすいですし、普段のランニングでもエリアによっては雪への対策が必要になります。気温帯や行く場所に合わせて、しっかりと防寒着を選んで快適にトレイルランニングを楽しんでください。
おすすめ防寒着6選
1.THE NORTH FACE|ロングスリーブハイブリッドGTDメランジクルー
朝長:まずは、薄めのTHE NORTH FACE『ロングスリーブハイブリッドGTDメランジクルー』。ウィンドシェルを羽織ってスタートしたものの途中で暑くて脱いでしまうことはありますよね。ウィンドシェル着るほどではないけれども半袖やロングスリーブのみでは寒い時におすすめです。
岡田:ロングスリーブのように見えますが、どんな特徴がありますか。
朝長:前身頃がウィンドシェル生地を重ねているので、お腹周りを冷やしたくない方にとっては暖かく着れる一着です。後ろはロングスリーブなので、汗抜けもいいです。ウィンドシェルを着るほどでない時にはこれがおすすめです。
岡田:腕周りも薄い生地で、良さそうですね。サムホールも付いていて指も入れられますね。このようなタイプはなかなかないので、走り続ける方もゆっくり走る方も冬のランニング用に持っているといいですね。
2.Trippersオリジナル|Reach Windshell Hoody 2
朝長:Trippersオリジナル商品のウィンドシェル『Reach Windshell Hoody 2』です。トレランではザックの上から着る方も多く、ワンサイズ上げる必要が出てきます。ザックをおろして脱ぎ着するのも面倒なので、前後にファスナーを付けて開くようにしました。
岡田:ファスナーがついているのですね。
朝長:ファスナーを開けるとザックが収まるスペースができて、トレランザックの前のボトルポケットにも手が届きます。ファスナーを閉じるとジャストサイズで着ることができるので、普段のランニングの時もぴったりなサイズ。かつ普段のランニング時にもベンチレーションの役割を果たします。
岡田:しかもダブルジップですね。背中にジップが付いているシェルは初めて見たかもしれません。
朝長:また、袖にウォッチホールとサムホールも付いている機能性に優れたウェアです。パッカブルできちんと収納できるのもおすすめです。
岡田:防寒着としてウィンドシェルは定番アイテムだからこそ、絶対に必要ですね。
3.THE NORTH FACE|サーマルバーサグリッドフーディ
朝長:THE NORTH FACE『サーマルバーサグリッドフーディ』はフリースとして着られる定番アイテムです。裏面がグリット状に作られていることで、保温性が高い素材。汗抜けを良くしながら、暖かくなるように作られています。最近のアップデートでサムホールとウォッチホールが左袖に付いて便利になりました。
岡田:このフリースはどんな方におすすめですか。
朝長:シャツとウィンドシェルの間に着る防寒着を持っていない方は、まずこのウェアを手に入れてもらいたいですね。ウィンドシェルは保温性という点で心許ないため、保湿性のあるフリースはおすすめです。
岡田:グリッド状になっていて汗の乾きが早くて暖かい。一方で、薄い素材で作られているフリースは重宝しますね。
4.パタゴニア|キャプリーン・サーマルウェイト・ジップニック
朝長:パタゴニア『キャプリーン・サーマルウェイト・ジップニック』もフリースとしては定番アイテムです。
岡田:こちらも定番ですね。
朝長:『サーマルバーサグリッドフーディ』も『キャプリーン・サーマルウェイト・ジップネック』も薄さやグリッドの粗さに違いがありますが、軽くて暖かいという共通の特徴があり一枚持っていると便利です。
5. Teton Bros.|Run With Octa
朝長:ティートンブロス『Run With Octa』もおすすめのアイテムです。『Octa』とはポリエステル繊維で、軽くて、速乾性がある素材名。ウィンドシェルのような素材で風を通さないのですが、風の当たる前面と外側に『Octa』が配されています。
岡田:背中はウィンドシェル1枚になっているので、汗をかいても快適なんですね。
朝長:ザックを背負うので、背中にまで『Octa』を入れてしまうと暑くなるという配慮からウィンドシェルの素材が配されています。
岡田:1枚あれば相当暖かいですよね。朝長さんはどのようなシチュエーションで着ていますか?
朝長:普段のランニングではフリースを着ると暑い時、Tシャツ1枚と『Run With Octa』を着ています。冬のランニングにはとても重宝します。山の場合もあまり気温が低くなければ、その装いです。
6.スタティック|ADRIFT HALF ZIP HOODY
朝長:最後に紹介するのはスタティック『ADRIFT HALF ZIP HOODY』。日本のブランドですが、環境に配慮したもの作りをしている面白いブランド。実は、このウェアも裏側に『Octa』を使用しています。
岡田:『Octa』なんですね。
朝長:背中もしっかり『Octa』が入っていて、表面が非常に風を通す生地となっています。
岡田:全体のメッシュ感がすごいですね。
朝長:ウィンドシェルの下にフリースとして着るといいと思います。
岡田:尖ったコンセプトのアイテムですが、どのような方におすすめですか。
朝長:珍しいアイテムかもしれませんが、軽量なのに暖かい素材でより汗抜けがいいウェアです。積極的に動き続けたい人におすすめです。
Trippers店長・朝長さんのおすすめトレラン防寒着6選をご紹介しました。より寒さが厳しくなるこれからの時期。
トレランをはじめ、普段のランニングにも防寒着を取り入れてみてはいかがでしょうか。各アイテムの詳細は下記の商品詳細でご紹介しています。
商品詳細
1. THE NORTH FACE|ロングスリーブハイブリッドGTDメランジクルー
・価格:¥7,590(税込)
2. Trippersオリジナル|Reach Windshell Hoody 2
・価格 ¥18,700(税込)
3. Teton Bros.|Run With Octa
・価格:¥26,400(税込)
・商品ページ:メンズ/ ウィメンズ
4. Patagonia|メンズ・キャプリーン・サーマルウェイト・ジップネック
・価格:¥14,300(税込)
5. THE NORTH FACE|サーマルバーサグリッドフーディ
・価格:¥13,200(税込)
6. STATIC|ADRIFT HALF ZIP HOODY
・価格:¥18,700(税込)
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朝長 拓也さん
トレイルランニング専門店 Trippers 代表/ JAFTスポーツシューフィッター
2012年にトレイルランニングに目覚め、2017年にTrippersを立ち上げる。
※前職はアパレル企業で服の型紙を作るパタンナー
2018年トレニックワールド彩の国100mile 完走
2020年 KOUMI100 完走