帰宅ランにおすすめ!使いやすい10Lのトレランザック4選
Aug 12, 2022 / OTHER
Aug 15, 2022 Updated
トレイルランニングから帰宅ランまで、幅広いシーンで欠かせないトレランザック。各ブランドから様々なモデルが展開されていますが、種類の多さに悩む方も多いはず。
本記事では使いやすい10L前後のトレランザックを紹介。東京都立川市のトレイルランニング専門店『Trippers(トリッパーズ)』店長で、ご自身もトレイルランレースを走る朝長拓也さん、スポーツMCの岡田拓海さんとおすすめアイテムをレビューしていきます。
10L前後がおすすめの理由
岡田:トレランでは定番になっている10L前後のザック。やはり、使い勝手がいいですか?
朝長:はい、その通りです。容量が10Lあるとトレランの必携品であるレインウェア上下、ライト、救急セット、防寒具がしっかり入ります。大きすぎず、使いやすいので10Lという容量が基準になります。
岡田:最低限の容量なので、ロードで帰宅ランをする時にも使えますよね。
朝長:パソコンや書類があると厳しいかもしれませんが、着替えなどは入ります。
岡田:シャツと長ズボンくらいであれば入るということですね!
10L前後のおすすめザック4選
使い勝手のいい10L前後のザックを1つ持っていれば様々なシーンで大活躍! スタイルや好みに合うザック選びをしましょう。
1. PAAGOWORKS|RUSH 12
朝長:シンプルで使いやすいのは、PAAGOWORKS『RUSH 12』です。
岡田:トレランでは定番モデルですね。
朝長:以前にも、紹介したことがあるモデルです。ベスト型とリュック型の中間で、脇をベルトで調節可能。フリーサイズで性別問わず使用できます。フロントのハーネスに入っているパットが特徴。荷物を入れて重くなっても、硬めのドリンクボトルを入れても、体への負担が軽いです。
岡田:どんな方に人気でしょうか?
朝長:一般的なリュックの見た目でシンプルなデザインですので、本格的なトレランザックが苦手だという方に人気があります。
岡田:なるほど。普通のリュックのようなデザインが好みの方には、おすすめですね。
朝長:付いている機能がシンプルなので、初心者も使いやすいです。
詳細情報
・価格:¥15,400(税込)
2. NATHAN|PINNACLE 12L
朝長:次に紹介するのはアップデートされたばかりのNATHAN『PINNACLE 12L』です。
岡田:ライトやボトルを扱っているブランドですね。『RUSH 12』と同じ12Lでも全然違う印象で、伸縮性も高そうですね。
朝長:脇が繋がっているベスト型で、とても軽量な素材が採用されたザックです。ファスナーがほとんどなく、メインの収納はマジックテープで開閉します。前作は外側の開口部に片手がやっと入る幅でした。今作は上から下まで対角線に大きなファスナーを搭載。このアップデートにより、大きい荷物の出し入れがしやすくなりました。
岡田:それは大きな進化ですね!
朝長:また、スマホが入る大きさのポケットがフロント両側に搭載されています。耐水性の素材が使われているので、汗で濡れるのを防いでくれます。
岡田:トレランの時はスマホを濡れないようにジッパーバッグに入れていますが、その手間を省けますね。全体的にもシンプルで使いやすそうです。
詳細情報
・価格:¥17,600(税込)
3. UltrAspire|ZYGOS 5.0
朝長:定番で人気の高いUltrAspire『ZYGOS 5.0』です。
岡田:かっこいいですね! トレランでは好きな方が多いですよね。
朝長:フロント部分の『エルゴフィットハーネス』という構造が動きを妨げないように曲線になっていて、フィット感が良いです。
岡田:直線ではなく体に合わせた形状で、背中のパッドもしっかりしていますよね。ハーネスの内側にパッドが付いてる点も細部までこだわりが感じられますね。
朝長:個人的に使いやすく感じたポイントが、ボリュームのある脇ポケットです。
岡田:腕の長さほどのサイズでとても大きなポケットですね。
朝長:最近見かけないですが、メッシュの外ポケットがあるので大きい荷物を出し入れできて便利です。
岡田:たしかに昔のモデルには、メッシュの外ポケットがありましたね。クラシカルな印象を残しながら、アップデートを繰り返してきたことがわかります。
朝長:軽量性や耐久性が高められて、年々良くなっています。
岡田:『ZYGOS』はウルトラトレイルでもよく使われているイメージがあります。トレラン界隈では馴染みがあるブランドですか?
朝長:そうですね。トップ選手たちも使用していて、定評があるブランドです。ぜひ使ってみてください。
詳細情報
・価格:¥19,800(税込)
4. THE NORTH FACE|TR10
朝長:最後は王道モデルとも言える、THE NORTH FACE『TR10』です。
岡田:以前、私もTR10を使っていました! 今作はアップデートされて随分と印象が変わりましたね!
朝長:外ポケットなどに伸縮性が高い素材を配して、メインの収納には伸びにくい素材を使っています。そのため、重い荷物を入れても荷物が揺れにくいです。
岡田:とても硬い素材ですね。
朝長:また、TR10のハーネスは伸びないベルトが3本付けられていて、とてもホールド感を感じます。
岡田:全体的には、今回紹介した4つのザックのなかでTR10が素材的にしっかりしていて、重い荷物を入れても揺れにくいですね。
朝長:紹介した4つの中では、1番揺れに強いモデルですね。さらに、内ポケットは内側の構造にもこだわりが反映されています。日本規格なので細部まで配慮が感じられます。
詳細情報
・価格:¥20,900(税込)
10L前後のトレランザックを4モデル紹介しました。トレランに行く方も多くなるこれからの季節。ぜひ、レビューを参考にしながらザックを選んでみてください!
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朝長 拓也さん
トレイルランニング専門店 Trippers 代表/ JAFTスポーツシューフィッター
2012年にトレイルランニングに目覚め、2017年にTrippersを立ち上げる。
※前職はアパレル企業で服の型紙を作るパタンナー
2018年トレニックワールド彩の国100mile 完走
2020年 KOUMI100 完走