雨の日のランニングにもおすすめ!リーズナブルなレインウェア4選
Jun 28, 2022 / WEAR
Jun 28, 2022 Updated
雨の日でも快適にランニングを楽しむためにレインウェアを1着持っておくと安心して走れます。また、天候が変わりやすいトレイルランニングでは必需品とも言えるレインウェア。
本記事では、リーズナブルで使いやすいレインウェアをご紹介します。東京都立川市のトレイルランニング専門店『Trippers(トリッパーズ)』店長で、ご自身もトレランレースを走る朝長拓也さんに解説していただきました。
レインウェアの使用目的とは
岡田:まず、レインウェアにはどんな使用目的や役割があるんでしょうか?
朝長:雨に濡れて体が冷えることを防ぐ目的があり、雨風から身体を守る役割があります。
岡田:身を守る役割があるんですね。トレランレースでは必携品に指定されている大会も多いですから、1着用意していると安心ですね。
朝長:そうですね。
岡田:ジャケットではウィンドシェルもありますが、どのような違いがありますか?
朝長:ウィンドシェルは撥水加工がされているので一時的に水を弾きますが、長時間雨に当たると浸水してきて体が濡れて冷えてしまいます。
岡田:なるほど。
朝長:ウィンドシェルは表地1枚の構造で縫い目も防水処理されていないので、浸水しやすいです。その点、レインウェアは撥水加工された表地に加えて裏地も付いています。さらに、縫い目には防水処理のテープが貼られているので水の侵入を防ぎます。
岡田:見た目は似ていますが、大きな違いがあるんですね。特にトレランでは天候が変わりやすく、気温も低くなるためにレインウェアが必須になるんですね。
朝長:雨が急に降る場合もあるので、トレランではレインウェアの携行をおすすめします。
岡田:雨の日に身体が冷えそうな時であれば、ロードでのランニングにもおすすめですよね。
朝長:そうですね。暑い時には必ずしも着る必要はないですが、雨や風が強い時には体が冷えてしまうので着た方がいいです。そういった意味では、レインウェアを着る条件は気温や風の状況次第です。
岡田:たしかに、暑い時にレインウェアを着たらサウナスーツ状態になってしまいますね。
朝長:雨には濡れないですが自分の汗でウェアの中が蒸れてしまい、不快感が大きくなることも考えられます。
レインウェアの選び方
岡田:生地の厚みや携行性、ポケットの有無などどれくらいの機能を持たせるか、選ぶ基準は目的によって変わりますよね。
朝長:そうですね。シンプルなウェアで良ければ、ポケットがないレインウェアを選んでもいいと思います。なかには、胸ポケットのみのウェアもあるので好みによって変わると思います。
岡田:レインウェアとしての機能はどう選ぶのがいいですか?
朝長:レインウェアの機能性として指標となるのは『耐水圧』と『透湿性』です。数値が高いほど、水圧に強く耐水性に優れ、透湿性が高くなるので、その数値を参考に比べるといいです。基本的に、走る時は透湿性が高いと蒸れにくくて快適なので、透湿性に優れたレインウェアがおすすめです。
岡田:なるほど。デザインも選ぶ基準に入りますか?
朝長:普段も着られるデザインのウェアを選ぶことは大切だと思います。多くの方にとっては、山で着る機会は多くないので普段も着られるシンプルなデザインのウェアが使いやすいです。
岡田:シンプルに着こなせるものがいいですね。リーズナブルなレインウェアでもしっかりと機能が備えられているので、ぜひ参考にしてみてください。
リーズナブルなレインウェア4選
サロモン|BONATTI RACE WATERPROOF
朝長:サロモンの中でもリーズナブルなアイテム『BONATTI RACE WATERPROOF』。価格は税込17,600円です!
岡田:ウィンドシェルと同じくらいの価格でお手頃ですね。
朝長:生地が透けるくらい薄くて軽量ですが、『防水性』『耐水性』『透湿性』を兼ね備えています。
岡田:しっかりと伸縮性もありますね。レインウェアとしての基本的な機能が搭載されていて、価格もお手頃。初心者の最初の一着としてはおすすめではないでしょうか。
朝長:そうですね! ポケットが付いていないですが、走る上ではあまり気になりません。
岡田:なるほど。このくらいの価格であれば気軽に購入できるのではないでしょうか。
finetrack|エバーブレスレグンジャケット
朝長:続いて、ファイントラック『エバーブレスレグンジャケット』です。トレランから登山まで、幅広く使える軽量なレインウェア。胸ポケットや脇のベンチレーションが付いているのが特徴です。
岡田:見た目も結構しっかりしていますね。
朝長:しっかりとしたデザインですが、税込20,900円で購入できます。
岡田:胸ポケットとベンチレーションが付けられていて、この価格はとても魅力的ですね!
朝長:また、持ち運びに便利なスタッフバックも付いているので収納するとコンパクトになります。
岡田:小さいですね! 登山のアイテムはトレラン用に比べて生地が厚いですから、これだけコンパクトに収まるのは嬉しいですよね。
朝長:そうですね! また、軽量性を求めすぎてしまうと雨に濡れて寒いこともあるので、このくらいしっかりしたウェアの方が安心です。
岡田:たしかにそうですね。安心感のある素材で作られていて、税込20,900円という価格はとても魅力的ですね。
ザ・ノース・フェイス|ストライクトレイルフーディ
朝長:続いては、ザ・ノース・フェイスの定番モデル『ストライクトレイルフーディ』です!
岡田:トレイルランナーで、このモデルを使っている方は多いですよね。
朝長:そして、価格は税込20,900円。とても軽量で収納用のバッグが付いています。
岡田:シンプルなデザインで使いやすいですね。
朝長:一般的なレインウェアは防水透湿素材を重ねた表地と裏地による、2.5層構造です。一方、『ストライクトレイルフーディ』は表地に防水透湿素材、そしてメッシュ素材などの裏地が重なった3層構造に作られています。
岡田:3層構造に作られているんですね。
朝長:裏地が付いていると重くなってしまうのがデメリットですが、こちらのレインウェアは3層構造でも軽量なので軽快に走れます。
岡田:3層構造のレインウェアはどうしても価格が高くなってしまいますが、この価格で購入できるのはとてもリーズナブルですね。そんなところも人気の理由ですね!
モンベル|バーサライト ジャケット
朝長:こちらも使われている方が多いモンベル『バーサライト ジャケット』です。モンベルのレインウェアは軽量なものも多く、トレランに使いやすいアイテムです。価格は税込16,060円で、とてもリーズナブルです。
岡田:今回紹介した4商品で、1番価格がお手頃ですね。さすが、モンベルのレインウェアですね。
朝長:重さも134gと軽量です。先ほど紹介したノースフェイス『ストライクトレイルフーディ』より、少し重いくらいです。
岡田:リーズナブルで機能性にも優れている。人気な理由が詰まっていますね!
朝長:モンベルのアイテムは販売しているショップが多いので気軽に購入できることも魅力です!
ロードからトレランレースまで様々なシーンで活用できるレインウェア。朝長さんがおすすめのリーズナブルなレインウェア4商品をご紹介しました。レインウェアを購入したいと検討している方はぜひ参考にしてください!
商品詳細
サロモン|BONATTI RACE WATERPROOF
・価格:¥17,600(税込)
ファイントラック|エバーブレスレグンジャケット
・価格:¥20,900(税込)
ザ・ノース・フェイス|ストライクトレイルフーディ
・価格:¥20,900(税込)
モンベル|バーサライト ジャケット
・価格:¥16,060(税込)
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